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総務委員長報告

 

総務委員長報平成21年9月定例会(10月8日)

 

 総務委員長報告をいたします。

 今定例会で総務委員会に付託された議案の審査結果等について報告いたします。

 

 本委員会に付託された議案は、予算案3件、条例案6件及び一般事件案1件であります。

 これらの議案について、執行部に説明を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれの議案も全会一致をもって、原案どおり可決すべきとの審査結果でありました。

 

 次に、議案の審査過程における執行部からの説明、委員からの質疑、意見等のうち主なものについて報告いたします。

 まず、「平成21年度島根県一般会計補正予算」のうち、本委員会所管分についてであります。

 委員から私立高等学校授業料減免について、具体的にどの程度の減免人数が増加するのか質問があり、執行部からは、21年度は20年度に対して81人分の増加を見込んでいるとの説明がありました。

 また、委員から携帯電話不感地域対策について、今回の予算措置で不感地域をどの程度解消できるのかとの質問があり、執行部からは、今回予定されている2市での事業と当初予算分を合わせて650世帯程度が解消される計画である旨、説明がありました。

 太陽光発電等導入促進事業では、太陽光発電と他の省エネ設備等がセットなのかどうか、太陽光発電で標準世帯の消費電力の何%を賄うことになるのかとの質問があり、執行部からは太陽光発電は必須であり、もう一種類の省エネ設備等の付加が要件となっていること、また、3キロワットの太陽光発電システムを導入した場合、標準世帯における消費電力の約54%を太陽光発電で賄うことができる旨、回答がありました。

 

 次に、「島根県産業廃棄物減量税条例」についてであります。

委員から同様の税制度を導入している道府県のうち軽減措置されている県の理由を問う質問があり、執行部からは自社処分場や公有水面埋立などの理由により軽減されているとの説明がありました。

 

 次に、請願の審査結果について報告いたします。

 このたび新規に提出された請願1件について、慎重に審査いたしました。

 その結果を申し上げます。

まず、新規の請願第43号「ゆきとどいた教育をすすめるための請願書」のうち、本委員会所管の項目6は、私学助成を増額するよう求めるものであります。

 本請願については、厳しい財政事情の中で、今後とも私学に関する支援策の検討を重ねる必要があることから、今回結論に至らず、「継続審査」とすべきものと決定いたしました。

 継続審査中の、私学助成の拡充を求める請願四件については、結論に至るだけの状況変化がないことから、引き続き「継続審査」とすべきものと決定いたしました。

 

 次に、報告事項など所管事項調査に関連したものについて申し上げます。

 

 まず、地域振興部所管事項についてであります。

 執行部から、映画「RAILWAYS」(レイルウェイズ)の撮影状況について報告がありました。

 委員から、当初、題名「BATADEN」(バタデン)が、「RAILWAYS」(レイルウェイズ)に変更されているが、島根県も支援していることから、もっと島根県をアピールできるようにしたらどうかとの意見があり、執行部からは、監督などに要請する旨、回答がありました。

 また、出雲空港の愛称を作成して、航空会社の時刻表などで全国に島根をアピールしたらどうかとの意見があり、執行部からは発券システムも改修する場合とチラシ等にとどまる場合のケースがあり、費用対効果を含めた検討も必要である旨、また、そうした機運の盛り上がりが必要であるとの回答がありました。

 委員から日本航空(JAL)の経営問題が県内空港に影響があるのかとの質問があり、執行部からは、10月末に日本航空改革骨子がまとめられる予定なので、その策定・検討状況など情報を集め、また他県とも連携しながら、必要に応じて対応したいとの回答がありました。

 

 最後に、警察本部所管事項についてであります。

 執行部から全国と本県の薬物事犯の現状報告がありました

 委員から、薬物事犯に関して地域的な特徴があるのかとの質問があり、執行部からは、特に地域的なものはなく、組織的な犯罪であり、県外から薬物を入手するなどが大半である旨、回答がありました。

 

 以上、総務委員会における審査の概要等を申し述べ、委員長報告といたします。

 

 



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