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建設環境委員長報告

 

建設環境委員長報平成19年11月定例会

建設環境委員長報告をいたします。
建設環境委員会に付託された議案の審査結果等について報告いたします。

今定例会において建設環境委員会に付託された議案は、予算案1件、条例案3件であります。

これらの議案について、執行部に説明を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれの議案も全会一致をもって、原案どおり可決すべきとの審査結果でありました。


次に、議案の審査過程における執行部からの説明、委員からの質疑、意見、要望事項等のうち主なものについて報告いたします。

第152号議案「島根県営住宅条例の一部を改正する条例」についてであります。
本条例案は、県営住宅において暴力団員を排除することを明確にするために、所要の改正を行なおうとするものであります。

委員から本条例案に関して、県営住宅入居申込者の全てについて、警察に照会するということは、人権やプライバシーの点から問題はないのか。また、執行部内で十分に論議が尽くされたのか、との質問がありました。これに関して執行部から、各県の条例とも比較検討した上で、法令審査会等内部の手続きを経たうえで改正案が提出されている。との説明がありました。


次に、報告事項など所管事項調査に関連したものについて申し上げます。

まず、土木部所管事項についてであります。

執行部から、「建設産業対策に関する提言」と「島根県総合雇用対策及び建設産業対策の方針」について報告がありました。
委員から、土木部が先頭に立って、苦境に立つ建設業者の救済に対して、あらゆる手段を取って進めてほしい、との要望がありました。

また、委員から「建築物の耐震化」に関して、耐震改修工事に対する助成等の取り組みが必要ではないのかとの意見が出されました。
これに対して執行部から、耐震化が全国的に進められている中、財政的に厳しい事情はあるが、必要性は十分認識しており、実現できるよう努力したいとの説明・回答がありました。

次に、環境生活部所管事項の「ダイオキシン対策」についてであります。
執行部から、「馬潟工業団地周辺水路におけるダイオキシン類追加調査結果について」
報告がありました。追加調査の結果は、新たに調査した1区間を含む3区間で底質環境基準が超過したとの内容でありました。

委員から、報告では、「今後の対応については、馬潟工業団地周辺水路ダイオキシン対策委員会において、原因究明と再発防止対策を検討する」とのことだが、住民不安の解消のためにも、早急にダイオキシン対策委員会を開催し再発防止対策を求めるとの意見・要望がありました。また、自治体としての責務を十分に認識して、問題解決に全力で当たってほしいとの要望がありました。
これに対し、執行部から、費用負担については、科学的なデータが出た段階で検討したいという考えが示され、今後は、科学的知見を十分に踏まえてダイオキシン対策に取り組んでいきたいとの説明・回答がありました。

最後に、今回、建設環境委員会として、活力ある地域づくり、快適な生活環境や安全で安心できる県土の実現を図るうえで、遅れております本県の道路整備を強力に推進するため、道路整備の財源確保に関する意見書の提出を、賛成多数で提案することにいたしました。後ほど、和田副委員長が提案理由を説明いたしますので、主旨に賛同いただきますようお願いいたします。

以上、建設環境委員会における審査の概要等を申し述べまして、委員長報告といたします。




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