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漁業用燃油価格の高騰対策を求める意見書(平成19年11月定例会)

 

漁業用燃油価格の高騰対策を求める意見書

上記の議案を別紙のとおり会議規則第14条第1項の規定により提出します。

平成19年12月14日

提出者

 園山藤間恵中島謙

 角智石倉俊岡本昭二

 五百川純寿成相安浅野俊雄

 細田重佐々木雄福田正明

 森山健田原正洲浜繁達

 原成多久和忠上代義郎

 三島島田三藤山勉

 絲原徳石橋富二福間賢造

 小沢秀大屋俊中村芳信

 田中八洲井田徳和田章一郎

 尾村利門脇誠白石恵子

 加藤池田須山隆

 珍部芳裕

 


(別紙)
漁業用燃油価格の高騰対策を求める意見書

 

 本県漁業においては、魚価の低迷が続き、漁業者の懸命なコスト縮減努力が行われているところであるが、平成16年以降の原油価格の高騰に伴う漁業用燃油価格の高騰により、漁業経営はますます厳しくなってきている。更に、特にここ2ヶ月間の急激な高騰は、逼迫した漁業経営に追い討ちをかけ、深刻な事態となっている。

 もとより、漁船漁業は、水揚げ高における燃料費の比率が高く、燃油高騰の影響を受けやすいという構造的な問題を抱えており、急激な燃油の高騰は、まき網、沖合底びき網漁業をはじめ、本県の漁船漁業者にとっては、既に自助努力の範疇を越えている状況にあり、このまま放置すると、出漁の見合わせや、廃業を余儀なくされ、漁業の存続すら危ぶまれるとの懸念を強く抱いている。

 よって、国においては、直面する燃油価格の高騰という危機的状況を、漁業者が乗り越えられるよう、次の緊急対策を講じるよう、強く要望する。

過去に例のない漁業用燃油価格の急激な高騰による漁業経営への影響を緩和するため、燃油価格の低減を図る緊急措置を講ずること。
燃油価格の高騰による漁業経営の破綻を回避するため、生産コストに見合った適正な産地価格の形成が図られるシステムの構築など抜本的な経営安定対策を講ずること。
燃油使用量を抑制し、低コスト操業体制への転換を図るため、国において省エネルギー機器の開発・実証化試験を強力に推し進めること。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成19年12

 島根県議会
 

(提出先)
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
農林水産大臣
経済産業大臣
水産庁長官
資源エネルギー庁長官

 

 

 



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