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フグ食中毒に注意ーフグの素人調理は危険ですー

フグは、猛毒(テトロドトキシン)があり、正しく調理しないと食中毒を起こし、死に至ることがあります。フグを調理するには、正しい知識と技術が必要で、素人調理は絶対に行わないでください。

 

営業者の方へ

(1)島根県でフグを取り扱う営業を行うには「フグの衛生確保に関する取扱要領」に基づき、営業施設ごとに保健所への届出が必要です。
(2)一般消費者に未処理のフグを販売してはいけません。
(3)肝臓や卵巣等の有毒部位を提供してはいけません
(4)営業施設にはフグ処理者を置くことが必要で、フグ処理はフグ処理者自ら又はフグ処理者指導監督のもとで行なわないといけません。

 

「フグの衛生確保に関する取扱要領」(PDF266.1kb)〔平成22年9月一部改正〕

 

フグ処理者とは?

本県のフグ処理者講習会受講者及び他の都道府県知事等によってフグ取扱を認められた者

 

フグ毒とは

フグ毒はテトロドトキシンと呼ばれ、麻痺による呼吸困難を引き起こします。

主に、肝臓や卵巣などの内臓にありますが、種類によっては皮や筋肉に含まれているものもあります。

テトロドトキシンは、無色、無味、無臭で水に溶けず、加熱しても冷凍しても毒性は失われません。その強さは、青酸カリの約1000倍以上と言われています。

フグ中毒には特効薬はなく、致死率が極めて高いことが特徴です。

 

本県でのフグによる食中毒発生状況

フグによる食中毒発生状況

事件数

患者数 死者数(再掲)
平成16年 2 2 1
平成17年 0 0 0
平成18年 1 1 0
平成19年 1 1 0
平成20年 0 0 0
平成21年 1 3 0
平成22年 0 0 0
平成23年 1 1 0
平成24年 0 0 0
平成25年 0 0 0
平成26年 0 0

0

平成27年 2 2 0

平成28年

0 0 0
平成29年 2 2 0
平成30年 1 1

0

平成31年

(令和元年)

令和2年

フグによる食中毒を防止するために

フグには、種類鑑別の難しさや季節による毒力の変動、個体差などがあり、食用にするためには専門的な知識と技術が必要です。

素人による調理は非常に危険ですので絶対にやめましょう。

 

フグ中毒のほとんどは、フグを素人が家庭で調理して起こっています。

釣ったフグは、家庭で調理しない、食べない、人にあげないようにしましょう。

 

万一、フグ中毒の症状(しびれ)が現れた時は、すぐに医療機関を受診しましょう。

 


お問い合わせ先

薬事衛生課

島根県健康福祉部薬事衛生課
〒690-8501 島根県松江市殿町1番地
(事務室は、島根県職員会館1階(松江市内中原町52)にあります)
TEL:  0852-22-5260(水道係)
      0852-22-5259(薬事係)
     0852-22-6529(営業指導係)
      0852-22-6292(食品衛生係)
FAX:0852-22-6041
yakuji@pref.shimane.lg.jp