水難事故防止について
水難事故とは?
水難事故とは、海、河川、湖沼、プール等の水域で起こる事故のことをいい、水泳中や魚とり・釣り、水遊び中に発生することが多く、島根県ではこれらの事故を防ぐため、関係機関と連動し、様々な取組みを実施しています。
これまでの経緯
平成20年7月に兵庫県神戸市都賀川において、児童3名を含む5名の方が急な増水により川に流され亡くなるという悲しい事故が発生しました。都賀川流域での局地的豪雨により10数分間で1.34mもの水位上昇が確認されました(下写真参照)。
これまでも水難事故防止に向けては取り組んできたところですが、都賀川の事象のような、水位が上昇し始めてから河川利用者が避難を始めたのでは避難に必要な時間が十分に確保できない等、今までにない急な増水が今後も各地で発生する恐れがあることから、平成20年9月に国土交通省において『中小河川における水難事故防止策検討WG(外部サイト)』が設置され、具体的な水難事故防止に向けた取組みが検討されたところです。
(神戸市モニタリングカメラ画像より)
水難事故防止に向けた取組み
島根県では水難事故防止に向けて、以下のような取組を実施しております。
注意喚起看板の設置
H21年度事業として、急な増水に対する安全対策が必要な箇所(親水施設)として県内41河川62箇所において注意を促す看板を設置しました。QRコードを利用し、防災情報等の入手や矢印による避難経路の表示により速やかに避難できるように工夫を図っています。
(雲南県土整備事務所管内小田川)
増水警報システムの整備
玉造温泉の中心を流れる玉湯川で、急激な水位上昇に備え、気象注警報の発表や上流域の雨量・水位計などに連動して、河川施設利用者に対し自動で注意喚起を行うことができる「増水警報システム」を整備し、平成21年7月より運用を開始しています。
(電光掲示板)(親水公園)(クリックすると拡大します)
上流の水位計にて一定の水位上昇を確認すると、電光表示板に避難を注意喚起する情報が表示され、スピーカーで避難を呼びかけます。また、同時に関係各位にメールによる情報の送信が行われます。
お役立ち情報
お問い合わせ先
河川課
〒690-8501 島根県松江市殿町8番地(県庁南庁舎) 0852-22-5196 0852-22-5681 kasen@pref.shimane.lg.jp