令和7年度第6回調査集計結果
島根県では、育児や介護と両立して誰もが働き続けやすい職場づくりの促進を目指し、企業や従業員の方々への支援をはじめとした様々な取組を推進しています。介護と仕事の両立について、今後の取組をより効果的に進めるため、皆さまのご意見をお聞きしました。
介護と仕事の両立支援についてはこちら
「介護と仕事の両立」について
調査実施期間:令和7年7月16日(水)〜7月25日(金)
調査対象者数:688名(7月8日現在のしまねwebモニター数)
回答者数:497名
回答率:72.2%
【問1】あなたは家族に介護が必要になった場合、どこに相談しますか。現在すでに介護をしている方は、どこに相談しましたか。(3つまで回答可)
順位 | 介護についての相談先について | 回答数 | 回答率 |
---|---|---|---|
1 | 家族、親戚、友人 | 361 | 72.6% |
2 | 病院、医療機関 | 260 | 52.3% |
3 | 地域包括支援センター | 223 | 44.9% |
4 | 行政(自治体の福祉窓口等) | 216 | 43.5% |
5 | 職場の上司・同僚・部下 | 80 | 16.1% |
6 | 職場の総務担当窓口 | 23 | 4.6% |
7 | 民生委員 | 13 | 2.6% |
- | その他(ケアマネジャーなど) | 17 | 3.4% |
- | 回答対象者数 | 497 | - |
【問2】あなたは「地域包括支援センター」の存在や役割について、知っていますか。
順位 | 地域包括支援センターについて | 回答数 | 回答率 |
---|---|---|---|
1 | 知っているが、これまでに利用したことはない | 156 | 31.4% |
2 | 名前は聞いたことがあるが、役割は知らない | 142 | 28.6% |
3 | 知っており、これまでに利用したことがある | 104 | 20.9% |
4 | 名前も役割も知らない | 94 | 18.9% |
- | 未選択 | 1 | 0.2% |
- | 計 | 497 | 100.0% |
【問3】あなたは介護と仕事の両立支援制度(介護休業、介護休暇、短時間勤務等)の内容について、知っていますか。
順位 | 介護と仕事の両立支援制度について | 回答数 | 回答率 |
---|---|---|---|
1 | 知っているが、これまでに利用したことはない | 186 | 37.4% |
2 | 制度の名前を聞いたことはあるが、詳しい内容は知らない | 172 | 34.6% |
3 | 制度の名前も内容も知らない | 116 | 23.3% |
4 | 知っており、制度を実際に利用したことがある | 22 | 4.4% |
- | 未選択 | 1 | 0.2% |
- | 計 | 497 | 100.0% |
【問4】あなたは現在、どのような雇用・勤務形態で働いていますか。
順位 | 現在の就業状況について | 回答数 | 回答率 |
---|---|---|---|
1 | 3.正規雇用・フルタイム勤務(問5へ) | 194 | 39.0% |
2 | 7.働いていない(問11へ) | 109 | 21.9% |
3 | 1.非正規雇用・パート勤務(派遣社員・契約社員を含む)(問5へ) | 88 | 17.7% |
4 | 4.自営業・家族従業員(問5へ) | 42 | 8.5% |
5 | 2.非正規雇用・フルタイム勤務(派遣社員・契約社員を含む)(問5へ) | 31 | 6.2% |
6 | 6.その他(問5へ) | 19 | 3.8% |
7 | 5.会社役員(問5へ) | 14 | 2.8% |
- | 未選択 | 0 | 0.0% |
- | 計 | 497 | 100.0% |
【問5】問4で選択肢1~6を選択された方に伺います。あなたが働く職場では、介護と仕事の両立支援制度について周知や案内がされていますか。
順位 | 職場での両立支援制度の周知状況について | 回答数 | 回答率 |
---|---|---|---|
1 | 周知はされていない | 165 | 42.5% |
2 | 周知がされている | 128 | 33.0% |
3 | 分からない | 90 | 23.2% |
- | 未選択 | 5 | 1.3% |
- | 計 | 388 | 100.0% |
【問6】あなたが家族の介護をしながら仕事を行うことになったと仮定したとき、また現在家族の介護をしながら働いている方は、どのような不安がありますか。(3つまで回答可)
順位 | 介護と仕事の両立に対する不安について | 回答数 | 回答率 |
---|---|---|---|
1 | 介護と仕事の両立による精神的なストレスへの不安 | 246 | 63.4% |
2 | 収入が減少してしまう不安 | 243 | 62.6% |
3 | 介護の終わりが見えないことへの不安 | 172 | 44.3% |
4 | 自分自身の健康管理に対する不安 | 125 | 32.2% |
5 | 仕事を続けながら介護することについて、家族・親族からの理解や協力が得られないことへの不安 | 101 | 26.0% |
6 | 介護サービス等の利用方法が分からないことへの不安 | 92 | 23.7% |
7 | 介護しながら働くことについて、職場の上司や同僚からの理解が得られるかという不安 | 65 | 16.8% |
8 | 職場での人事評価や昇任・昇給等キャリア形成への影響に対する不安 | 43 | 11.1% |
9 | 困った際の相談先がない、少ないことへの不安 | 42 | 10.8% |
10 | 特に不安に思うことはない | 7 | 1.8% |
- | その他(職場に迷惑をかけることなど) | 11 | 2.8% |
- | 回答対象者数 | 388 | - |
【問7】今後あなたの職場で新しく介護休暇をはじめとする、介護と仕事の両立支援制度の利用を希望する人が出てきた場合、課題になりそうだと感じることがありますか。(3つまで回答可)
順位 | 両立支援制度を利用する場合の職場内での課題について | 回答数 | 回答率 |
---|---|---|---|
1 | 業務分担の調整 | 189 | 48.7% |
2 | 長期休業時の代替要員の確保 | 179 | 46.1% |
3 | 介護中の従業員をフォローする周りの従業員への配慮 | 166 | 42.8% |
4 | 職場で両立支援制度が整備されていない | 93 | 24.0% |
5 | 長期休業から復帰後の従業員へのフォロー | 80 | 20.6% |
6 | 同僚・部下の理解不足 | 52 | 13.4% |
7 | 上司の理解不足 | 42 | 10.8% |
8 | 両立支援制度利用者の人事評価制度等の未整備 | 36 | 9.3% |
8 | 分からない | 36 | 9.3% |
10 | 経営者の理解不足 | 33 | 8.5% |
11 | 取引先・関係先の理解不足 | 18 | 4.6% |
12 | 特に課題に感じることはない | 16 | 4.1% |
- | その他(人手不足による環境の悪化、しわ寄せなど) | 9 | 2.3% |
- | 回答対象者数 | 388 | - |
【問8】あなたは家族の介護をしながら、仕事を続けたいと思いますか。
順位 | 家族の介護をしながら仕事を続けることについて | 回答数 | 回答率 |
---|---|---|---|
1 | 2.できるだけ仕事を続けたい(問9へ) | 165 | 42.5% |
2 | 1.仕事を続けたい(問9へ) | 163 | 42.0% |
3 | 3.あまり仕事を続けたくない(問10へ) | 40 | 10.3% |
4 | 4.仕事を続けたくない(問10へ) | 18 | 4.6% |
- | 未選択 | 2 | 0.5% |
- | 計 | 388 | 100.0% |
【問9】問8で「1.仕事を続けたい」「2.できるだけ仕事を続けたい」と回答した方に伺います。家族の介護をしながら、どのような働き方を希望しますか。
順位 | 介護を行いながら働く際の働き方について | 回答数 | 回答率 |
---|---|---|---|
1 | 両立支援制度(介護休業、介護休暇、短時間勤務等)を利用して仕事を続ける | 170 | 51.8% |
2 | 有給休暇等を利用しながら、現在の就業時間のまま仕事を続ける | 76 | 23.2% |
3 | 現在の就業時間から、パート勤務やより短い勤務シフトへ変更する | 56 | 17.1% |
- | その他(仕事を今までどおり続けたい、介護のために仕事を休んだりしたくないなど) | 24 | 7.3% |
- | 未選択 | 2 | 0.6% |
- | 計 | 328 | 100.0% |
【問10】問8で「3.あまり仕事を続けたくない」「4.仕事を続けたくない」と回答した方に伺います。仕事を続けたくないと考える理由はどのようなものが挙げられますか。(3つまで回答可)
順位 | 仕事と介護の両立を検討・希望しない理由 | 回答数 | 回答率 |
---|---|---|---|
1 | 介護と両立して働き続ける自信がないから | 45 | 77.6% |
2 | 家族の介護に専念したいから | 17 | 29.3% |
3 | 離職による収入減少への心配は少ないから | 7 | 12.1% |
3 | 介護との両立に職場の理解が少ないと感じるから | 7 | 12.1% |
5 | 有給休暇など介護を理由とした休みが取りにくいから | 5 | 8.6% |
6 | 介護サービス等をどうやって利用したらよいか分からないから | 4 | 6.9% |
8 | 仕事を続けることに家族の理解が得られないから | 2 | 3.4% |
9 | 職場に両立支援制度がないから | 1 | 1.7% |
- | その他(自分のストレスによる体調不良や精神的疲労を軽減できるかどうか予想ができないためなど) | 3 | 5.2% |
- | 回答対象者数 | 58 | - |
【問11】過去5年の間に、あなたの周りに介護のために離職をした人はいますか。
順位 | 身の周りの介護離職について | 回答数 | 回答率 |
---|---|---|---|
1 | いない | 243 | 48.9% |
2 | 分からない | 165 | 33.2% |
3 | いる | 83 | 16.7% |
- | 未選択 | 6 | 1.2% |
- | 計 | 497 | 100.0% |
【問12】介護と仕事を両立するために、行政にどのような支援を期待されますか。(3つまで回答可)
順位 | 介護と仕事の両立のため、行政に期待したい支援について | 回答数 | 回答率 |
---|---|---|---|
1 | デイサービス、介護施設等の介護サービスの充実 | 288 | 57.9% |
2 | 介護と仕事の両立に取り組む従業員本人への支援 | 278 | 55.9% |
3 | 両立支援制度の整備に取り組む企業に対する支援 | 152 | 30.6% |
4 | 県民への両立支援制度の更なる広報・周知 | 146 | 29.4% |
5 | 両立支援の重要性についての企業に対する啓発 | 142 | 28.6% |
6 | 両立支援に関する相談窓口の充実 | 124 | 24.9% |
7 | 企業の経営者や管理職を対象にした両立支援に関するセミナーの実施 | 115 | 23.1% |
8 | 自治体独自の両立支援制度の創設、拡充 | 110 | 22.1% |
10 | 特にない | 10 | 2.0% |
- | その他(サービスの使いやすさや申請・申込のしやすさ、利用料の軽減など) | 12 | 2.4% |
- | 回答対象者数 | 497 | - |
【問13】あなたが日頃よく接しているメディア・情報収集媒体を次の中からお選びください。(3つまで回答可)
順位 | 日頃接しているメディア・情報収集媒体について | 回答数 | 回答率 |
---|---|---|---|
1 | インターネット(動画サイトを含む) | 406 | 81.7% |
2 | テレビ | 336 | 67.6% |
3 | SNS | 242 | 48.7% |
4 | 新聞 | 204 | 41.0% |
5 | 自治体の広報誌 | 124 | 24.9% |
6 | ラジオ | 56 | 11.3% |
7 | 雑誌 | 13 | 2.6% |
7 | ポスティングチラシ | 13 | 2.6% |
- | その他 | 0 | 0.0% |
- | 回答対象者数 | 497 | - |
【問14】あなたが介護や医療に関する情報を収集する際に使用するメディア・情報収集媒体を、次の中からお選びください。(3つまで回答可)
順位 | 介護に関する情報収集について | 回答数 | 回答率 |
---|---|---|---|
1 | インターネット(動画サイトを含む) | 340 | 68.4% |
2 | テレビ | 174 | 35.0% |
3 | 病院、医療機関、かかりつけ医 | 142 | 28.6% |
4 | 自治体の広報誌 | 137 | 27.6% |
5 | SNS | 132 | 26.6% |
6 | 新聞 | 114 | 22.9% |
7 | 行政の福祉担当窓口 | 82 | 16.5% |
8 | 地域包括支援センター | 72 | 14.5% |
9 | ラジオ | 18 | 3.6% |
9 | 特にない | 18 | 3.6% |
11 | 企業の総務担当 | 8 | 1.6% |
12 | 雑誌 | 7 | 1.4% |
12 | ポスティングチラシ | 7 | 1.4% |
12 | 民生委員 | 7 | 1.4% |
- | その他(ケアマネージャーなど) | 7 | 1.4% |
- | 回答対象者数 | 497 | - |
【問15】介護と仕事の両立についてのお考えを自由にお書きください。
介護と仕事の両立について | |||
---|---|---|---|
・終わりの見えない状況で、今までの生活を続けながら、心身の負担をいかに最小限にとどめて継続していけるかが課題だと思う。そのためには家族や職場の理解が得られないと厳しいと思うが、制度はあっても利用しづらい雰囲気を感じる。 |
|||
・今後、自分と配偶者の両親が高齢になってくるので、介護問題が他人事でなくなりつつある。勤め先に介護休暇の制度はあるが、人手不足のため、自分が休むと業務が回らなくなるので取得にはためらいがある。まだ余裕がある内に業務分担の調整、共有化について職場内で話し合う必要があると、今回のアンケートを記入しながら感じた。 | |||
・体力的にも精神的にも、かなり疲労が溜まる。支援サポートやケアサポートも介護認定度で決まり、利用しても介護者の苦痛や疲労はあまり軽減されないように感じている。 それでも介護を続けているのは、家族の情があるからだと介護者から聞いたが、先が見えない介護に追い詰められている人もいる。 介護の大変さ、金銭だけでない疲労や精神的ストレスなどについて、世間への周知がまだまだ足りないと思う。 |
|||
・祖父母は介護が必要なく最期まで自分たちで生活(買い物、通院時の送迎は専業主婦の母が援助)していました。 男性の育児休暇すら実績もない中小零細企業が多い島根では介護休暇を取るのも難しいのではないかと思います。 実際介護をする側になったらパート勤務など休みやすいポジションにならないと平日にしか行けない通院の付き添いなども難しいのではないかと思います。育児も介護も女性が中心になりますが、男性も気兼ねなく介護休暇がとれるようまずは経営者の意識改革が必要だと思います。 |
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