9月1日質問項目5

5.次期学習指導要領の審議まとめ案

○山陰中央新報(佐々木):ちょっと教育関係のことで1点伺いたいんですけども、中教審の特別部会が次期学習指導要領の全体像となる審議まとめ案を示しておりまして、小・中学校の裁量でこま数を柔軟に編成できる調整授業時間数制度というのを、そういうのをつくるということでしたけれども、これに対しての受け止めをいただければと思います。

 

○丸山知事:これは、前から申し上げておりますとおり、私は、教科書のページ数が昔に比べて何倍にもなってるという状況を改めるべきだというふうに申し上げてきました。要するに教えるべき内容を精査して、減らして、もっと基礎学力が定着できるようなゆとりをつくるべきだというふうに申し上げてきましたけれども、そういった話は一切なく、授業を、1こま単位を短縮します。そうすると総授業数は増えます。その総授業数をどうやって使うかを、学校とか教育委員会か分かりませんけど、私に言わせると、丸投げします、これでそれぞれ工夫して頑張ってくださいっていうので代替をすると。つまり、私からするとゼロ回答。なので、通常、点数でいうと0点です。

 でも、これは0点で済まなくて、働き方改革を進めてるでしょう。結局、学習指導要領って、要領って何かというと、対象になる人たちに、こういうふうにやってくださいという基準を示してるんですよ。基準を示す。だから、それを一律に減らすっていうやり方だと即時対応ができますけど、そういう時間数を余分につくったんで、それをどういうふうに充てるか、自分たちでよく考えて、自分たちで工夫して取り組んでくださいって言われてしまうと、どういうふうにするかっていうことを、自分たちで考えろ、この裁量をどう使うか考えろ。丸投げされると、その丸投げは、それは仕事の増加につながりますよね。どういうカリキュラムをつくるかとか、市町村教育委員会単位で一律でやるのか、学校単位でやるのか、それとも教育委員会で例えば8割方決めて、2割ぐらいを学校に下ろすのか。そして、実際下ろされた側は、そういう中でどの授業をどういうふうにするのか。下手すると、担任の先生ごとに裁量が委ねられるかもしれない。それ、仕事増やすでしょ。あんな働き方改革、何のためにやってるんですか。学習指導要領という全国統一の基準をつくる人たちが、自分の仕事をせずに現場に丸投げして仕事を増やすっていう意味では、ゼロでは足りなくて、私は口が悪いんで、マイナス50点。マイナスになってしまうでしょう。

 ほかのとこでいいことがあるかもしれないので、ほかでプラスがあるかもしれませんけど、私の申し上げてる基礎学力の定着、それが、私が思いつくのは内容の削減ですけど、それ以外の代替策で、妥当な内容であれば評価しますけど、代替策が代替策になってないどころか、学校の先生たちの残業を増やすようなことを、また全国統一で丸投げしますから、働き方改革を進めてる中で働き方改革に逆行することを全国一律でやろうとする中央教育審議会の特別部会の皆さんとか中央教育審議会の人たちの、何か、顔が見てみたい。

 私が文部科学大臣だったら、こんな答申、受け取り拒否。はい、やり直し。だって、マイナスだからね。0点じゃないからさ、マイナス50点なんで。現状をより悪化させるのではないかという意味で、全く評価できないというか、マイナスで評価せざるを得ない。言葉は悪いですけど、私は今回初めて申し上げたわけじゃなくて、もともとこういうことを申し上げてたんで、当然の評価だと、自然体で、これまで申し上げてきたことからすると、そういうふうに評価せざるを得ないということで、マイナス50点だと思います。現状を悪くするということです。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

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