12月25日質問項目7

7.高額療養費制度の見直し

○時事通信:すみません、時事通信社の江上です。よろしくお願いします。

 前回の会見でも伺ったことではあるんですが、高額療養費制度の見直し案について、ちょっとお伺いします。

 昨日、政府が高額療養費の見直し案を決められて、所得に応じた月ごとの自己負担額を7から38%引上げであったり、外来特例も月額、年額ともに自己負担額を引き上げられたと思います。再び患者に負担増を求める内容になったかと思いますが、この具体的な数字に関する評価であったり受け止めがあればお願いします。

 

○丸山知事:何か今日の午前中に会議が開かれたようなので、ちょっと理解が十分かどうか分かりませんけども、昨年の政府案は、はっきり申し上げてますとおり、国家的殺人未遂、よくもまあこんなものが政府・与党、政府から、また与党の承認を経て出てきたもんだというぐらいのひどい内容。本当に目を覆うようなひどい内容です。

 今回の内容は、月額の上昇幅が高過ぎるのではないかという批判もあります。けれども、私は、正直申し上げますけど、ちょっとこれまでも申し上げてきましたが、現行制度でも負担水準は結構高い。もうほとんど、どこにも報道されてませんでしたけど、私はその問題意識があって、よく3回高い額を払ったら、あとは大変だろうからちょっと下げてあげますっていう多数回該当、これが何か一番高い負担のケースだっていうふうに誤解されてましたけど、一番しんどいのは、この多数回該当の基準に当たらずに、ずっと横に行ってしまうケースが一番高いんですよ。分かりますか。多数回該当がなく、多数回該当のちょっと低い額でずっと12か月、自己負担を払わなきゃいけないというケースが一番しんどいんです。その数字は、もう本当に、それは現行制度ですよ、現行制度。その数字が1,600万円超の方で303万円。で、650万から770万の方で96万円。ざっと感覚的にいうと、所得税、住民税、それから医療、年金、介護の社会保険料ぐらいで、大体4割ぐらいは天引きされますからね、6割ぐらいしか口座に入金されないっていうことを含めると、額面の給与って全額入るわけじゃないので、これだけでも相当の比率なので、それを上げるなんてとんでもないと思ったって言ってたんですよ、前回の見直しのときに。

 そしたらもう、私は本当にちょっと我が目を疑ったんですけど、何と、そういうケースを想定して、年間の上限額を決めましょうという新制度をつくられて、今の話でいうと、大体一番高いケースの大体半分ぐらいに抑える、おおむねで半分ぐらいに抑える。ちょっと半分まで行かないところもありますけど、だから、現状よりも下げる制度改正をしてくれてます。だから、実は現行制度をものすごく悪くする改正だったのが、現行制度よりもよくなった部分もある。それはさっき言った月額の額がやっぱり上がってるんで、多数回該当で引っかかるまでは3か月ほど、大幅に上がった額を払わなきゃいけないという意味で、患者団体から見直しを求める声が出てますけど、当然上がった分もありますけど、下がった分もあって、正直ちょっと目を疑いました。日本国政府がこんなことをしてくれるんだろうかと、本当にびっくりしたんですけど、そういう意味で、正直申し上げて、前の内容の悪さが大分小さくなってるということと、現行制度より悪くする度合いがあまりにすさまじ過ぎて、私は国家的殺人未遂だと言いましたけど、その幅が大分小さくなってるということと、現行よりも患者負担を下げる、患者の皆さんからするとよくなる制度を入れてくれるという意味において、百点満点とは言えませんけど、患者団体の皆さんが言われてる月額の額の引上げというのを抑制してほしいという御指摘はもっともだと思いますんで、その引上げ幅が合理的なのかどうかという意味での検証なり議論が要るとは思いますんで、それは100点だったとは言えませんけども、これまでの見直し案に比べれば、現行制度の問題点、そして前回の見直し案の問題点というのは大分踏まえられた内容になってるという意味において、100点とかっていうことじゃないですけど、中身としては随分改善されてる。現行よりもきつくなる部分があるので全てが改善されてるわけじゃありませんけど、全体として見ると、長期療養者、やっぱり難しい病気で高額な治療を継続しなきゃいけないっていう方が私は一番厳しいと思うんです。そういう方で、いつ治療が終わるか分からないとか、いつ快癒するか分からない、そういう長期的な不安を抱えて高額な医療を継続されてる方っていうのが多分一番しんどいと思うんで、そういう方々の厳しい状況の改善ということに取り組まれているということを含めて、ちょっと表現は難しいですけど、100点じゃないですけど、改正案としては、前のがマイナス200点だとすると、今回のは75点ぐらい行ってるんじゃないかと。マイナス500点かな、前のは。そんな感じ。

 患者団体の皆さんと、ちょっとずれがあるかもしれませんけど、私は月額の額も、やっぱりどういう伸ばし方をしたのか。例えばこの間の給与水準がこれぐらい上がってる。だからそれぐらいの一般的な給与水準の引き上がり幅ぐらいを入れましたとか、消費者物価指数の伸びを、前回の見直しから伸びてる物価の分を反映しましたとかっていう、やっぱりちょっと合理的な説明がつく内容じゃないといけないという意味での問題はあるというふうに思いますけども、ともかく昨年の改正案に比べると、改正案の内容としては大分よくなってるというのが私自身の、ちょっと今見た限りでの評価であります。当然100点というふうには言えませんけども、前のマイナス500点に比べると、大分いい、国家的殺人未遂は再犯されなかった感じですね。

 

○時事通信:分かりました。ありがとうございます。

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