12月25日コメント1

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○丸山知事:本年最後の会見となりますので、今年を振り返った所感を申し上げさせていただきます。

 今年は、観測史上最も早く梅雨明けが宣言されまして、全国でも記録的な猛暑に見舞われました。本県におきましても、気温が高いことに加えまして、例年よりも降水量が少なかったことから、夏場にかけて水不足が深刻化し、ダムの渇水調整を行うという状況になりました。

 全国的には、大規模な林野火災の発生や熊による人的被害の多発など、生活に影響を与える出来事もございました。こうした全国の状況も踏まえまして、本県におきましても引き続き自然災害や鳥獣被害などの防止、軽減に向けた取組を進めていきたいというふうに考えているところでございます。

 明るいニュースといたしましては、山陰道出雲インターチェンジから出雲多伎インターチェンジの間が3月2日に開通をいたしました。これはちょうど東部・出雲部と西部・石見部を結ぶミッシングリンクが解消されたということでございまして、東は鳥取県境から西は大田市温泉津町までが連続してつながるという状況が実現できたところでございます。

 また、出雲空港の利用者数が2年連続で100万人を超えました。今後とも県東部と県西部の一体性を高めて、活発な企業進出や広域的な観光客の増加によりまして地域経済の発展につなげられるように、山陰道の早期全線開通、また県内各空港の利用促進に向けて、地元市町、また関係者と共に取り組んでいきたいと考えております。

 また、8月には奥出雲町のたたら製鉄を起源とする豊かな農業、畜産の営みが世界農業遺産に登録をされました。中国地方では初でありまして、国内で16地域目ということであります。その農業の価値が世界的に認められたということは大変喜ばしい限りでございまして、地元奥出雲町の皆さんと共に今回の登録を活用して、様々な農業振興、また観光誘客などに生かしていきたいと考えております。

 本年9月からは、松江市出身で小泉八雲先生の妻、セツさんをモデルとしたNHKの連続テレビ小説「ばけばけ」の放送が始まりました。記念館や旧居、八重垣神社、松江城など、県内ゆかりの地には、県内外から多くの方々に訪れていただいておるところでございます。10月13日に閉幕しました大阪・関西万博では、8月末に島根県のブースを出展しまして、多くの方々に御来場をいただき、本県のPRをすることができました。こうした全国放送のドラマやイベントなどを通じて、全国の方々に島根を知っていただける機会を生かして、引き続き本県の魅力を発信していきたいと考えております。

 スポーツにおきましては、9月に開催されました東京2025世界陸上競技選手権大会におきまして、浜田市出身の三浦龍司選手が男子3000メートル障害で2大会連続の8位入賞。11月に開催されました東京2025デフリンピックでは、卓球の山田萌心選手が女子団体戦で銀メダル、女子ダブルスで銅メダルを獲得されました。陸上競技の足立祥史選手は男子4×(掛ける)400メートルリレーで金メダル、また、男子400メートルでも8位入賞。同じく陸上競技の須山勇希選手が男子走り幅跳びで6位入賞といった快挙を成し遂げられたところであります。このほか、高校総体や国民スポーツ大会、全国障害者スポーツ大会において多くの県代表選手が活躍をされ、大きな感動を与えてくれたところであります。

 こうした明るいニュースの一方で、県内経済を取り巻く環境は、エネルギー価格や物価の高騰、行き過ぎた円安が続き、県民の皆様、県内事業者の皆様にとりまして大変厳しい状況が続いております。こうした状況に対しまして、県では米の価格高騰を踏まえまして、小・中学校における給食の米の価格上昇分への支援を実施しております。また、県内事業者の皆様に対しまして、生産性向上やコスト削減の取組を支援するとともに、賃上げや社会保険料の増加などに対応いただくために、エネルギーコスト削減効果の高い設備投資への支援について、助成の上限額を引き上げて支援を再開し、改めて支援を実施していく考えであります。

 来年が県民の皆様にとりまして、先行きを見通せるよい年となりますように、国が実施すべきことは国に求めていくとともに、県として取り組むべきことを取り組み、県内経済の回復に向けて引き続き全力で取り組んでいきたいと考えております。

 さきの会見で御質問があってお答えを控えておりました今年の漢字の一字は、「ばけばけ」の「化(ばけ)」を選んでおります。9月下旬からの放送開始によりまして、多くの方々に県内外から訪れていただいております。来年に続く放送もございますし、松江から舞台が移った後も、また放送が終わった後も、この連続テレビ小説の主要な舞台として、この松江、出雲にたくさんの方々に訪れていただけるように、関係者の皆さんと共に引き続き取り組んでいきたいというふうに思っております。

 新年が県民の皆様にとりまして明るい、また活気に満ちた、希望の持てる年となりますよう、県としても取り組んでいく覚悟でございます。

 1点目が以上でございます。

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