12月11日質問項目7

7.ツキノワグマ対策

○NHK(内野):ツキノワグマの被害についてお伺いします。

 先日、益田市のほうで、今年度初めて熊による人身被害が出ました。まず、今年に関しては、もともと出没数が例年に比べて少なかったというのはあるんですけれども、改めてこの人身被害が生じたということで知事の受け止めと、あと、県として今後の対策などについてどのようにお考えか、お聞かせください。

 

○丸山知事:まず、けがに遭われた県民の方にお見舞いを申し上げるところでございます。早期の回復、平癒をお祈りするところでございます。

 今回の被害事案は、今月4日の午前7時過ぎに、益田市の波田町において70代の男性の方が被害に遭われたということでございます。発生後は、住民の方への注意喚起やパトロールや捕獲のおりの設置、また周辺の柿の木の伐採など、県もそうですけども、益田市、県警、また猟友会が連携して対応に当たっているところでございます。

 改めて県民の皆様に、被害に遭われないように、熊の行動する時間帯であります早朝や夕暮れ時の外出を避けていただきながら、山中へ出かける際には鈴やラジオなど、音の出るものを携行していただくようにお願いをしているところでございます。

 

○NHK:熊の対応については、基本的に市町村になるということなんですけども、その市町村に対して何か県から支援をしたりだとか、そういった何か追加の支援があったりとか、そういったお考えは今のところありますでしょうか。

 

○丸山知事:いや、必要な支援はしてます。これまでもやってきてるとおりです。

 

○NHK:今回の事案を受けて何かというわけでは特になく、引き続き行っていくということでよろしかったでしょうか。

 

○丸山知事:はい。

 

○NHK:分かりました。ありがとうございます。

 

○山陰中央新報:すみません、山陰中央新報社の原です。

 熊の関係で、追加でお尋ねしますけども、熊を駆除する際、スラッグ弾が使われると思うんですけども、島根県内にはそういった射撃練習場がなく、ハンターは県外でそういった訓練というか、する必要があるんですけども、県内自治体からそういった旅費の補助もないため、ハンターからは、射撃場の整備だったりとか、あるいは支援を求める声が上がっているんですけども、その点はどのようにお考えでしょうか。

 

○丸山知事:そういう声があるという話は報道で初めて聞きましたんで、猟友会の皆さんのお話を伺って、改善策が考えられないかどうか検討していくということになりますけど、恐らく練習場を設置するというのは非現実的だと思いますので、即効性もないし。今利用できる既存の施設を使って必要な訓練をされるときの支援みたいなものを検討する必要があるかどうかということを市町村と一緒になって検討していく考えであります。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

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