11月11日質問項目5
5.島根原発における新燃料の転倒
○NHK(内野):先月20日に中国電力の島根原発2号機で、新たに搬入した核燃料が転倒したという事案がありました。昨日、中国電力のほうも原因を公表したんですけれども、作業員の役割分担が明確でなかったりだとか、あと確認の手順が不足していたりとか、そういったことなどが原因として上げられていたんですけれども、知事として改めて受け止めであったりだとか、あと今後求めたいこと、ございましたらお願いします。
○丸山知事:事柄として、こんなことあるのっていう感じの事柄でしたから、原因は非常にシンプルだったっていうのが率直な受け止めで、シンプルなことなので、シンプルな過ちを犯すっていうのは、これはもう厳に慎むというか、こういうことがないようにしてもらわなきゃいけないということでありますし、これは燃料を納める側の業者さんの対応だったというふうに伺ってますけども、これは協力会社とか納入業者とかっていう別の会社、人に頼んだことだからといっても、それはもう頼んでるのは中国電力で、それは言い訳にならないというふうに度々申し上げてますので、そういう原子力発電所の運営に関わる全ての事柄をマネジメントして、こういった事故が発生しないように再発防止策を確実に実施をしてもらう、また、関連の事業者に対しての徹底をしてもらうということで、再発防止をしてもらいたいという認識であります。
○NHK:県のほうでは20日のときに聞き取りをされてるかと思うんですけども、今後、県のほうで、例えばもう一度聞き取りに行くだとか、立入検査を行うとか、そういった予定だったり考えはございますでしょうか。
○丸山知事:すみません、ちょっと防災部のほうに聞いてください。私のほうでこうしなきゃいけないっていうふうに考えてるものは、今のところありません。
○NHK:分かりました。
○山陰中央新報(佐々木):すみません、山陰中央新報です。
先ほどNHKさんの質問にもあったんですけど、新燃料が倒れた関係で、あのとき、県のほうで発生時に現場に入って確認をされたと思うんですけれども、その際と、あと、昨日、再発防止策の公表もありましたけれども、そのタイミング、2回のタイミングがあったと思うんですけど、そのときに何か中電に要請されたことだとか、協議をされたこととかちょっとあれば、内容について伺います。
○丸山知事:燃料の装荷で、間隔が空いてる中でのことですから、不慣れということがあったのかもしれませんけど、燃料って、発電所の構造の中でいうと中心のものですから、そういったもので予期しない事象が起きてるということが中国電力から通報されましたんで、それは関係市、鳥取側も含めて、一緒に現場確認をしに行ったということであります。起きたことの確認をすぐしに行ったということで、そのときの状況というのはつぶさに確認をしてますが、結局のところ、なぜ起きたかというところは、その場で、見立てみたいなものはあったかもしれませんけども、ちゃんと作業手順なり、その経過を確認して、きちんと、何が起きたのか、その原因は何なのかっていうことをきちんと整理して公表し、改善策を講じるようにということをその際に要請をしておりまして、それに対する回答といいますか、それに対して、島根県に対する回答というよりは、世の中に対する回答が先日あったということであります。
中身が十分かということについては、一定の整理はされてるという理解でありますので、これに基づいて、こういったこと、また、これに類似する事柄が起きないように、再発防止を求めていくということでありまして、今回の報告の発表は、物が倒れたとかっていう、発電所の中で何かイレギュラーなことが起きたというわけじゃありませんので、立入調査をして、どうのこうのっていう現地確認が必要な場面ではありませんから、そういうことは考えていないということではあります。
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