10月17日質問項目8
8.大阪・関西万博
○日本経済新聞:日本経済新聞の田中です。
先日、大阪・関西万博が閉幕しました。何か鳥取県のほうがメディアの露出効果とか、そういったもので15億円ぐらいの経済効果があったというような試算も出されています。島根県ですが、観光とかPRとか、そういった経済効果について、何らかの数字を持ち合わせておられるのかということと、今回の万博、島根への効果ですね、そういったところをどういうふうに総括されておられるかというお考えをお聞かせください。
○丸山知事:ちょっと数字があるかどうかは、私が数字は、少なくとも把握してないので、ちょっと担当課に問合せをいただければというふうに思います。
スタート地点では、いろんな課題の指摘があったり、入場者数自体は若干低調なスタートだったというふうに思いますけども、中盤から終盤は予約が取れないといった形で、行こうと思っても行けないというふうな形で、大変盛況に終わってますので、この事業を実施された関係者の皆さん方の努力の成果だというふうに思いますので、関係者の皆さんの御尽力に敬意を表するところであります。
私どもは、関西広域連合に加入している鳥取県とは違いますので、常設の施設展示などはしておりませんから、鳥取県と同じような効果が出るわけはもともとないわけです。我々としては、地元という扱いの参加ではないので、各県で、ある意味、公平に割り振られる一定の期間をいただいて、島根県の紹介をさせていただくといった普通の県の対応をさせていただいてます。したがって、そういった期間の中では、たしか5日間だったと思いますけど、3万人ぐらいの御来訪をいただいて、私もお邪魔をいたしましたけれども、多くの方々に県西部から隠岐島といった魅力をバランスよく配置して、島根県のPRをできたものというふうに思っているところであります。
残念ながら、万博なのでインバウンド、インバウンドで大阪に来られた方を全国にという話は、ストーリーとしては語られましたけども、なかなか、そういうゆっくり時間を取って来られる方がそれほど多かったのか分かりませんし、円安で安いので来られる方々に、万博であれだけの時間を、通常のUSJとか東京ディズニーリゾート以上に時間を取る、待ち時間とか入場に要する時間を含めてですよ。そういうところが行程に入ってしまうと、いろんなところに回るっていうのは逆に難しくなったんじゃないかと私は思ってますので、そういった意味での全国への波及効果というのが、そもそも期待するのが難しかったイベントじゃないかと私は思います。
当然、交通、大阪に近接の第一国土軸のところとか、交通事情のいいところというのは別かもしれませんけども、日本の隅々まで回ってもらうっていうこと自体は、なかなか難しい構造になったんじゃないかというふうに私は受け止めてます。
それよりは、日本の方々に、毎平日露出、土曜日もかな、土曜日も総集編で、1週間のうちに6日、番組で舞台になっているという期間が相当期間ある「ばけばけ」のPRなどで、日本の方々に島根に訪れていただくっていうこと、これをこれから取り組んでいくということで対応していきたいというふうに思っております。
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