10月17日質問項目3

3.元知事公舎

○山陰中央新報(曽田):かつての知事公舎についてお伺いします。

 県と松江市の協議が1年以上経過しておりますが、松江市長が先日の会見で、取得方法を協議する入り口の部分の段階との御認識を示されておられます。知事の御見解をお伺いします。

 

○丸山知事:市において、取得方法の検討段階にあるということを言われているんだというふうに思って、入り口の部分の段階というのはそういうことなんだろうというふうに思っておりまして、これまでも継続的に取得方法については、松江市と協議を重ねているところでありまして、残念ながら、まだ結論に至ってないという認識でございます。

 早ければ早いほうがいいのかもしれませんけど、別に何か、いろんな事情もありますので、大幅に遅延してるというか、結果的に1年ぐらい空いてしまってますからそう見えるかもしれませんけども、いろいろ検討することがあったり、いろんな案を考えたり、この間してますので、そういった意味で、今協議中ということであるというふうに思っております。

 

○山陰中央新報:分かりました。

 住民からは、早期に決着して活用してほしいという声を取材で聞いております。今後の議論として、結論をいつまでにまとめたいといったスケジュール感があれば教えてください。また、その決着がつかなかった場合、松江市との協議を諦めて民間への売却を検討されるかというところも含めて、お願いいたします。

 

○丸山知事:スケジュールがいつまでっていうふうに数字で置くというよりは、協議をする中で、大枠として、普通の売却というのは、不要不急の財産売却というのは、普通は売るんです、公募で、入札かけて売るのが普通ですけど、当然、我々は公共団体ですから、県ですから、地元の市町村、我々が持っている土地というのは地元の市町村が必ずありますから、そういった単純なやり方じゃなくて、ワンクッション置いて、地元の市町村で県が使わない土地、使わずに売ろうかと思っているような土地っていうのは、利用したい、買いたいと思われるかどうかということを市に、地元の市町村に打診をして、そういう意向があるのであれば、そこをまず優先して売却をするようにしてるという、ある意味、前段でそういう地元の市町村に随意契約の機会を与えている。与えるということを一般ルールとして、どこの市町村でもやっているという、今、その段階です。

 ですので、結果的に取得をしてもらうのが難しいということであれば、もうその段階で次の入札で売却をしていくということに、いずれかの場面で移る場面というのはあるかもしれませんけども、まだ今、そこの松江市と協議を続けてる状況で、松江市さんに買ってもらうということが難しいというふうに我々は判断してるわけではないので、まだ協議を続けていくつもりと。そういう意味で、いついつまでにというよりは、そういう松江市さんとの協議が、松江市さんへの売却という形でまとまりそうにないということになれば、その段階でそういうふうに移っていくというふうに考えてます。

 

○山陰中央新報:分かりました。

 また、松江市長は、先日の会見で、検討の動きについて、県が主体的になってといった旨の表現をされております。県と市のどちらが主体となってやっていくべきなのか、また、今、協議のキャッチボールされている段階であるということですけども、ボールはどちらにあるということになりますでしょうか。

 

○丸山知事:それは、我々は松江市が利用をしたい、取得をしたいという意向があるってことで協議をしてますので、そこの内容を決められるのは松江市の中で決められる話だというふうに思っています。どっちがボールを持ってるかということについては、協議中の内容なのであれですけど、両方が持ってる、両方が協議してるわけだから、どっちがボール持ってるかといえば、両方が持ってるということだとは思いますね。

 

○山陰中央新報:分かりました。ありがとうございます。

 ちょっと、かつての知事公舎周辺は今、ちょっと質問が替わりますけど、「ばけばけ」効果で人出が増えているように感じますけども、今、効果をどのように見ておられるかというところと、これもまた松江市長の会見で恐縮なんですけども、県と一緒にそういった観光振興をやっていきたいということを御発言されています。周辺の観光振興についての連携策について、今のお考えをお願いいたします。

 

○丸山知事:すみません、知事公舎の周辺の何か観光振興を考えていくという立場には、県は立ってないので、島根県として、今回の「ばけばけ」だったり、これからまさに、これからというか、陽暦でいうと今、神在月で、もう少しすると陰暦の神在月ということで、そういった意味で、日本で唯一の多客期、島根県っていうか、出雲地方独特の多客期に入っていくわけですから、そういった時期と合わせて、そもそものハイシーズンの中でいかにたくさん来ていただくか、そういった中でプラスアルファの要素としてNHKで毎朝、毎昼、松江を舞台にしたドラマを放映してもらってるということを使って、いかに多くの方々に御来訪いただけるかということについては、特に我々としては、松江市との役割分担でいうと、県外とか、広いエリアにPRをしていくということについては、県のほうが中心になってやっていくことになると思いますし、受け地としてのこの周辺の環境整備みたいなとこというのは松江市を中心にやっていただくというふうなことになるんじゃないかというふうに思います。

 

○山陰中央新報:分かりました。ありがとうございます。

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