10月17日質問項目1

1.公営住宅の消防訓練

○山陰中央新報:山陰中央新報の曽田です。よろしくお願いいたします。

 

○丸山知事:お願いします。

 

○山陰中央新報:まず、公営住宅の消防訓練についてお伺いします。

 島根県住宅供給公社が本日、県営住宅54団地を含む県内計115団地で過去10年間、一度も消防訓練をされてないことを明らかにされました。知事としての受け止めをお願いいたします。

 

○丸山知事:当然、早急に消防法に基づく消防訓練を実施するように指示をいたしたところであります。

 

○山陰中央新報:これまで、県として訓練が実施されているかどうかの確認や、また、指導とかの体制というのはいかがでしたでしょうか。

 

○丸山知事:していなかったので、こういう状況になっているということであります。

 

○山陰中央新報:何かされていなかった理由というのは、何か見当たるものがございますでしょうか。

 

○丸山知事:いや、そういうことをしなきゃいけないということ自体を、島根県当局としても十分認識してなかったからだと思いますけど。

 

○山陰中央新報:分かりました。関係機関が今後、主体性を高めるというところをして、再発防止に向けた取組っていうのが大事になるかなと思いますけども、今後、先ほどの冒頭の御発言を含めて、県としてどのような対応を取られるか、もう一度お願いいたします。

 

○丸山知事:まずは、やっていないということ自体が問題ですので、早急に消防訓練を実施するように、ちょっと住民の方々に参加していただくという趣旨でありますので、役所とか組織側だけでできるわけじゃありませんから、直ちにといって、来週、再来週というわけにいかないかもしれませんけども、御案内をして、適切な日を設定をして、この実施をしてもらうということが一番でありますし、こういったことが、県側がなぜ認識してないのか、住宅というものについて、住宅の管理を公社に委託してますから、そういった意味で、そこに任せていたということかもしれませんけども、任せた側がなぜそういう認識がないのか。

 普通に考えて、ある意味、みんなやってないんだとすると、話は分かりやすいんです。全く認識してなかったと。問題は、やってるとことやってないとこがあるということは、なぜここでやってるのにこっちでやらなくていいのかっていう、何かやってる仕事の演繹、拡張というか、そういう疑問を抱いていないということ自体が問題だと。ただ単に前例踏襲でやってるということが疑われますので、どういうことでそういうことになってるのかと。私はある意味、全く、それはそれで問題ですけど、消防法のこの規定の存在を知らなかった、消防のこの規定を知らなかったということであれば、通常はどこも実施してないと。とか、知っているので全部実施しているっていうことは、ある意味自然なんですね。ただ、やってるとことやってないとこがある。それは担当者によって、ある人が担当してるところはやってるとか、その人以外のとこはやってないとかというのなら分かりますけど、担当してるところでやってるとことやってないとこがあるといったときに、こっち側はやらなくていいんだろうかっていうふうに考えてくれるとこまで我々は委託してますから、そういう、きちんとやってる仕事の、前例踏襲に陥らず仕事をしてもらうということを含めて、改善を要請していかなきゃいけないというふうに思います。

 

○山陰中央新報:分かりました。

 確認になりますが、そのやってない側の担当者の認識が甘かったということになりますでしょうか。

 

○丸山知事:いや、もしかすると、同じ担当者でやってるとことやってないとこをそのまま放置していた可能性もありますよね。担当者ごとに、やってる担当者の違いなのか、担当者が同じでもやってるとことやってないところがあるってことなのか。そうすると、その担当者が、じゃあどういうふうな認識でそういう仕事をしてたのか、そういう仕事の仕方はよくないから、やっぱり改めてもらわなきゃいけないと、ちょっとそこはこれから事実確認を公社にして、去年と今年、同じことをやればいいという仕事の仕方だけでは困るということの改善を求めていかなきゃいけないんじゃないかというふうに思ってます。

 

○山陰中央新報:分かりました。

 今後の対策っていうところはもちろんですけど、これまでの検証っていうところももちろん必要だという。

 

○丸山知事:こういう問題が起きてるという、その原因というのは、知識がないということだとすると、その知識をどこから入手する、誰が入手すべきだったか。県側からインプットしなきゃいけないのか、いつこういう法改正ができたのかとか、いつからこういうことが義務づけられているのかということに遡ってですよ、確認をして、そのときの問題で、さっき言ったように、やってるとことやってないとこがあるのを、去年どおりでいいでしょという仕事の仕方は、それよくないから、それはもう当然、やってないところはやってなくていいのかどうかっていうことをちゃんと確認するという仕事の仕方をしてもらわなきゃいけないだろうと。

 ともかく起きてる問題から想定される原因を改善をしていくっていうことを通じて、同じようなことが起きないように、法令なりやらなきゃいけないことができてないということが起きないようにしていかなきゃいけないというふうに思っております。

 だから、特に今回の話というのは、消防、防火訓練ですよね、防火訓練ですから、集合住宅として火事が発生した場合に、いわゆる戸建ての住宅よりも延焼しやすい、言ってみれば住居として密集してるっていうのが構造的な集合住宅ですから、そういう意味で、入居者の安全に関わることとして、より、お金の出し入れとかっていう話も、それはそれで大事ですけど、利用されてる利用者の皆さんの安全に関わることなので、より一層気をつけなきゃいけないということも含めて、徹底をしていかなきゃいけないというふうに思ってます。

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