9月5日質問項目5
5.スマートフォン等の使用時間に関する条例案
○山陰中央新報(佐々木):愛知県のほうで、全市民のスマートフォンの使用時間について、何か1日2時間以内を目安とするようにっていう条例案が提出されたっていうニュースがありまして、こういったスマートフォンの使用時間を行政のほうで規制というか、そういう制限をかけるっていうことについての御所感と、あと、島根県として類似のような条例案などを検討されるお考えがあるかどうか、ちょっとお考えをお聞かせ、お願いします。
○丸山知事:実際問題、累計の使用時間が何時間、何分かって、スマートフォンの機種によってとか、アプリでできるのかもしれませんけど、じゃあ、その中身を開いて、見せてみろ、超えてるじゃないか、だから過料だと、そんなことを実際、条例で規制したとしても、それに違反したからといって、何か強制、罰を科したりお金を取ったりということは実際上できないと思うんで、基本的には、こういうふうに努力義務規定、努力義務とかプログラム規定みたいなものなんだろうなと思いますから、ちょっとプライベートにわたるところを行政とか条例とかというものでどこまで規制できるかっていう意味において、ちょっと確かに大丈夫なのっていうふうに普通は思いますよね。
島根県で何かまねしようとかっていう気はさらさらないです。教育委員会でつくってほしいっていうふうに言うのか言わないのか分かりませんけど、私の知事部局としての肌感覚でいうと、何か、ない。そんなことを言ったら、糖分とかカロリーはこれぐらいにしましょうとかって、スマホだけじゃないでしょみたいな話になりますよね、塩分だってみたいな。それは推奨されるとか、こっちが望ましいとかっていうのはあるかもしれませんけど、それはそういう、長時間とか多量に取るとかっていうのは、こういうふうによくないよっていう普及啓発をした上で、知ってもらった上で、最後は個人で決めることになってしまう範疇だと思いますね。
ただ、そういうことを普及啓発で知ってもらうというために、みんなに知ってもらう、みんなに知らしめるという意味で条例にするんだっていう考え方はあるかもしれないので、そういう条例がおかしいとまでは言いませんけど、条例の本来的な、条例でないといけない理由があんまりないかなっていうのが感想ですかね。それよりも普及啓発をちゃんとしていくっていうことかな。それが正しいのであれば。
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