9月5日質問項目3

3.令和8年度県公立高校入学定員

○読売新聞:すみません、読売新聞松江支局の北瀬といいます。よろしくお願いします。

 

○丸山知事:お願いします。

 

○読売新聞:ちょっと先ほどの質問とは全く違う内容になってしまうんですけど、昨日、県教育委員会会議が開かれまして、そこで、いわゆる来年度の高校入試の定員が発表されました。その中で、県内のいわゆる中3生の子どもたちの人数が、やはり少子化の影響で年々減っていくという中で、一方、島根県の場合、中山間地域も多く抱えていることから、高校の定員に対して、例えば40人程度であっても、統廃合というのは今後も考えていないという趣旨のことも教育長からお話があったんですけども、県知事のお立場として、今の江津高校と江津工業高校の新校設立というのが県教委主導で動いていると思うんですが、今後の高校の再編、そういった部分に関して、お考えといいますか、何かあれば御意見いただけたらなと思います。

 

○丸山知事:私も教育委員会の議論、おっしゃった考え方は同じ考え方でありまして、単純に、大阪府のように、何か3年連続定員割れしたら廃止っていうのは、選択肢がたくさんあるからできることですよ。例えばですよ、例えば吉賀高校。吉賀高校というのは、吉賀町で唯一の高校です。残念ながら電車が通ってるわけでもない、だから益田に通学できない。だから益田の高校に行こうという子どもさんは、多くの方はもう、親御さんが送り迎えされてる方もおられるかもしれませんけども、下宿だったり寮に入って通わないといけないと。なので、いろんな、工業高校だったり商業高校だったり、いろんなコースを準備はできませんけども、我々としては、この町に住んだら、高校に行く段階で全ての中学生が自宅から通えないっていう学校をつくらないように頑張っていこうというふうに私は思っていまして、当然、吉賀高校、普通高校しかないので、ほかの学科に行こうと思ったり、部活動が盛んなところを探して行こうと思えば、確かに吉賀高校では足りないというふうになります。そういうとこですけども、少なくとも、例えば今、吉賀高校がなくなったら、もう子育ては、吉賀に住んで子育てしても、高校になったら確実に親元から離れて、子どもを離さなきゃいけないという地域をつくらないように頑張っていこうと。それは、どこまで頑張り切れるかってありますけど、できるとこまで頑張ろうという気持ちなんです。当然、隠岐島前高校も同じような認識ですし、矢上高校、島根中央高校、横田高校も、その町で一つしかない、または町に一つも学校がないっていうところもありますけども、美郷町はないですから、中央高校に通ってもらってということが何とかできるように、そういう高校の空白地をつくらないようにしていきたいというのが教育委員会と私の認識が一致してるところでありまして、そういう努力をしていこうという考えであります。

 

○読売新聞:すみません、ありがとうございます。

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