9月5日質問項目1

1.県立美術館の臨時休館

○山陰中央新報:山陰中央新報の佐々木です。よろしくお願いいたします。

 先ほど知事からもコメントをいただきましたけれども、県立美術館のことから伺えればと思います。

 休館についての原因の究明だとか復旧の見通しというのは今、立ってないということでコメントをいただきましたけれども、現時点で所蔵されてる作品への影響とか、そういったことっていうのは、何か県として把握をされていますでしょうか。

 

○丸山知事:いや、影響はない。影響が出る前に、休館をして……。結局、建物の開け閉めをすることで空調の負荷がかかるという事態を回避するということにいたしておりますので、休館を、急でございましたけども、させていただいて、収蔵品への影響はない状況にしてあるというふうに報告を受けております。

 

○山陰中央新報:分かりました。

 それで、ちょっとこれ、投げ込みをいただいてから、我々が取材をするに当たっての対応について、各社からいろいろ御意見があるような状況になっていると聞いておりまして、税金を投じて建設されている県立の施設で、県の文化発信の拠点っていうふうな位置づけの施設でもありますので、説明責任というのがちゃんと果たされているということが重要ではないかなと思うんですけれども、ちょっとこの点についても知事の御所感をいただければと思います。

 

○丸山知事:いや、すみません、詳細を把握してませんから分かりません。申し訳ないですけど、県知事って、別にそんなことまで把握してませんよ。問題があれば、問題を直していく。何か知事会見だからって、何か起きてることを全て把握してるわけないでしょう。そんなの、もし聞きたいんだったら、あらかじめ言ってくださいよ。この後、説明するでしょう。その準備をしても、なお私に何かあれこれコメントを求めなきゃいけない、そんな内容なんですか。何が不具合だったんですか。

 いや、投げ込みをしなかったとかだったらあれですよ、投げ込みの内容が不十分だったんですか。急に休館をしなくちゃいけないという状況を、急でも知らせるという対応をして、それで問題があるの、もともと。20時でも知らせるべきことを知らせる姿勢で投げ込みか何かしたんじゃないんですか。

 

○山陰中央新報:投げ込みをいただいてから、こちら、質問に対する返答が返ってこないとか、そういったことで、どういった理由で閉館になってるかというのがちょっと明らかにならないっていう状況が1日続いたっていうことです。

 

○丸山知事:改善すべきところは改善していきたいというふうに思います。美術館で対応するのがよかったのか、県庁の担当課で対応するのがよかったのかって、そこも含めて、これまでの対応と、御指摘いただいてる内容と、あと、どうしても報道対応をするに十分な体制が取られてないということが美術館側にあるようであれば、県庁の担当部とか担当課で対応したほうがよかったのかなという気もしますので、それは、そういうどっちが対応したほうがいいのかということも含めて、今後、ほかの施設もありますから、アクアスとか、集客施設は県、いっぱい持ってますので、他の施設の対応も含めて、いただいてる御指摘を基に、反省点を改善して、ほかの施設も含めて、こういった、同種の事例が出たときに、そういった御指摘されてるような問題が発生しないようにしていきたいというふうに思います。

 

○NHK(内野):県立美術館の件なんですが、1点、県立美術館は2021年からおよそ1年間かけて大規模改修を行っていて、それで今回、この空調設備の故障が起きてるということなんですけれども、県立美術館は1999年に建って、もう30年近くになろうとしてるという中で、大規模改修も終えているわけなんですが、そういった中でこういった設備の故障があったということで、今後の何か、また設備改修だったりだとか、そういったところについてのお考えをお伺いしてもよろしいでしょうか。

 

○丸山知事:大規模改修は、建物の大規模改修は行っておりますけども、空調の部分は行っておりません。平成11年の開館時に空調設備3基を設置をいたしておりますので、定期的に点検、部品交換を実施して利用を続けております。

 直近では、昨年度に3基のうち1基のオーバーホール、全部解体して点検し直すというものを行っておりまして、今年度は、今回故障した1基のオーバーホールを予定しておって、当初予算で予算措置をしておりましたが、これを執行する前に故障が判明したという状況でございまして、そういった意味では、もう1年早くやってればよかったということにはなりますけども、ちょっと時期がワンシーズン遅かったという意味で、こういった事態に至っているということであります。

 

○NHK:なので、当初予算に組まれているということで、今後、まず今回の修理があるとは思うんですけども、その修理を終えた上で、今後改修していくっていう感じになるんでしょうか。

 

○丸山知事:ちょっと細かいですけれども、結局、空調設備の負荷が大きい期間というのは、真夏と真冬なんですね、真夏と真冬です。真夏と真冬でなければ、2基でも対応できる期間というのはあります。オーバーホールを直ちにやっていくと、2基でやるということが確定しますんで、当面ちょっと、この暑い時期の開館は期待できないということになりますから、緊急的な対策を講じて早期に再開、ある意味ちょっとだましだましってとこはありますけども、緊急対策で再開ができるのか、そして、空調の負荷の小さい時期にオーバーホールを行うという形でつなげていけるのかどうかということを今、見極めてるとこです。ですので、今オーバーホールに直ちに入ってしまうと、この暑い時期の開館、9月もまだ暑いと思いますので、ちょっと当面、再開ができないということになりかねないので、そういうふうになってしまうのか、緊急対策を講じて運転を再開して、オーバーホールをしても館の運営に影響を与えない時期にオーバーホールを行うということでつないでいけるかどうかということを、今日からの業者さんの点検作業で見極めていくっていうことで、ちょっとまだ2つやり方があるというか、オーバーホールを予定どおり早めに執行すればいいっていう単純な話でもないっていうところが難しいところであります。

 

○NHK:分かりました。ありがとうございます。

 

お問い合わせ先

広聴広報課

島根県政策企画局広聴広報課
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地   
【電話】0852-22-5771
【FAX】0852-22-6025
【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp