8月22日質問項目1
1.JR木次線
○山陰中央新報:山陰中央新報の佐々木です。よろしくお願いいたします。
すみません、まず、木次線の関係からちょっと質問させていただきたいんですけれども、先日、お盆前だったと思いますけれども、木次線の出雲横田と備後落合で1キロ当たりの平均乗客、輸送密度というのが発表されまして、2番目に低い23人という数字が出てます。JR西日本が単独維持困難とするのが2,000人未満という基準がありますので、それよりかなり低い数字になるんですけれども、知事としてどのように見られたかと、今後の対応について考えられる点等をお願いいたします。
○丸山知事:いや、この数字をもって何かということはないですね。これは事実でしょうからね。
○山陰中央新報:23年度にトロッコ列車が最終年度だったんですけれども、その辺りも影響したというふうに見られますか。
○丸山知事:いや、だからそういう影響でしょう。ほかには変わってないわけですから。
○山陰中央新報:この件については、国が行司役ということではなくて、主体的に動いてほしいといった声が沿線とかからもあったりするんですけれども、今後、国とか事業者に求められることっていうのはどういうふうに見ておられますか。
○丸山知事:まずは、我々利用者側といいますか、地元の自治体として求められることというのは、定時運行の公共交通機関として残してもらいたいと言っている側でありますから、住民サイドの利用促進、そして域内外から観光などで利用していただく方々を増やしていくということを通じて、木次線の存続を図っていくための底上げを行っていくということ、それと同時に、政府に主体的に旗振りというのはとても、そこまで我々も期待してませんけど、再構築協議会などという場面においては、公平中立な立場で裁きをお願いしたいということでありますし、JR西日本に対しましては、国鉄民営化によって発足したという経緯、ニアリーイコール公費投入が事実上されてるということ、それから公費投入された際に引き継いだ路線について、私の認識としては、国民に対して、路線継続に対して最大限の努力をしていかなきゃいけないという立場に立っておられるという、通常の民鉄とは違う立場におられるということを踏まえて、路線の在り方については考えてもらう必要があるという立場を強く言っていくということじゃないかというふうに思っておりますし、私、どっちかというと、JR、これは東日本に多いですけど、東日本もそうですけど、大雨が降って壊れたらもう直らない、何か雨が降ったら廃線できるみたいな、そんなことをJRが構えてるということ自体を政府が放置すること自体が問題だと思いますよ。
私は、今回は適度な雨が降ってほしいと米のために思いましたけど、こんなことをやってると、大雨が降って壊れたら、これはもう廃線だという構えで、もうあちこちで事例ができてると。こんな災害を奇貨とするような、人の不幸を奇貨とするような対応を社会全体が放置してるという状況を早急に是正しなきゃいけない。これは政府です。政府だと思う。そんなばかなことがあるかと。雨が降って壊れたら、軽微な壊れ方だったら、それは仕方ないんでしょうけど、深刻な壊れ方をすればするほど、復旧にお金がかかるとか、10年かかるとか20年かかるとか、本当ですかと、本当に10年もかかるんですかと。その検証も含めてですよ。そういう何か、災害に遭ってしまうと、大企業からの二次被害に遭ってしまうというふうな理不尽な状況を、まずというか、それも改善してもらわなきゃいけないと私は思います。この時期、特にまだ秋雨前線の停滞まで含めて、出水期終わってないし、毎年毎年、我々は雨で災害に遭わないようにと思いますけど、下手すると、災害が起きて壊れたら直さなくていいというふうなことを思ってるんじゃないかと疑われるような対応をこれまでJR側が繰り返してるということについては、何かもう、社長に聞いてくださいよ、本社が東京の人たちは。という感じですよ。
大雨が降ったら、もう二次被害ですよ、大雨で鉄道が壊れたら、もう直せません、10年かかります、お金がありませんとか。お金がないわけないでしょうがと。あなた方の利益見たら、お金がないなんて、それは絶対ない。そういう、この時期だから特に思いますけど、こんな定例の数字なんかよりも、そっちのほうが心配ですよ、本当に。
それ、山口線だって山陰線だって、なりかねないんですよ。それは、場所的には日本海側の、ある意味、崖のような海岸線沿いに山陰線だって走ってるし、高津川沿いに鉄橋ひいて山口線って走ってるし、木次線だってそうですよ。どこだって、美祢線の話は他人事じゃないですよ。ちょっと線名は忘れたけど、JR東日本だって同じようなことやってるんでしょ。何で別々の会社だって言ってるのに同じような対応をやるんですかね。何かカルテルでも結んでるんじゃないですか、同じ歩調を取って。本当、同族だから、似たようなことをして。
という感じでありまして、私はどっちかというと、大雨が降らないことを祈ってますよ、沿線で。こんなことを心配しなきゃいけないなんて、本当にどこの国ですかと。いや、うち、G、何でしたっけ、日本って。G7だっけ、G8だっけ。ロシアが抜けたからG7、G8。分かんないけど、世界の先進国とは思えない。地方公共団体の首長が雨降って鉄道壊れないことを祈ってるみたいな、そういう、枕を高くして寝れない状況を早く改善してほしいということのほうが感想です。
○山陰中央新報:JR西のほうは、在り方の協議を沿線自治体とかに申し入れているんですけど、今後、JR西と沿線自治体で面会とか、そういう場を持つお考えというのはありますでしょうか。
○丸山知事:いや、状況に応じて、その必要があればやるでしょうし、必要があったり、調整が整えばあるでしょうし、そういう判断をそれぞれがして、我々が取りまとめていくという立場じゃないかというふうに思ってます。
○山陰中央新報:今、具体的にどうっていうことは特にないっていう。
○丸山知事:ちょっと私の認識している限りでは、近々どうこうって話はないと思いますけど。
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