7月15日質問項目2
2.松江西高校
○山陰中央新報:松江西高校の関連なんですけども、同校のキャリア教育の一部が実施されていなかった問題で、島根県は先日、文書によって行政指導をされたというふうに公表されました。松江西高校からの報告を踏まえた対応とのことですけども、まず、その報告内容をどのように受け止めていられるのかというのと、改めて、その文書での行政指導に至った理由というのをお聞かせください。
○丸山知事:2回ほど、4月の30日と6月2日に報告書を提出していただきました。最初の4月30日の報告書で十分理解できないところを追加で求めて、6月2日に来たという経緯であります。
提出された報告書によりますと、県に届け出された教育課程について、理事長が責任者となって対応されておられたということ。当初から届出内容どおり週5時間の授業を丸々、漏れなく実施しなきゃいけないというふうに考えておられなかったということが明らかになりました。同時に、事後的ではありますけども、保護者説明会を開催され、全ての生徒、保護者に説明すべきだったという反省をされて、それを示されたこと。また、責任者を理事長と明確化した上で、今後、時間割や教育課程の計画を変更する場合には、必ず事前に県に報告、相談するという、ある意味当然ですけど、再発防止策が示されております。
最終的には、本年度の教育課程からは、問題となりました、このバイターンという科目の授業を削除されて、現時点では法令違反という状況には至っていないということから、今回の件については措置命令という形態ではなくて、文書による行政指導ということで対応をしたということであります。
松江西高校には、今後、法令などで定められたことについて、きちんと行ってもらう必要があります。なお、法令等が遵守されない場合には、当然措置命令などを検討していくという考えであります。
○山陰中央新報:今回のこの行政指導を受けて、今後、県としてはどのように対応を進めていかれるお考えでしょうか。
○丸山知事:言われたとおりにやってるかどうか確認するということです。
○山陰中央新報:分かりました。ありがとうございます。
○丸山知事:別段何か、次に何か行動を起こすとかという、プログラムされているものがあるわけじゃない。
○山陰中央新報:改善とかが見られなければ、措置命令も含めて検討というか。
○丸山知事:いや、改善はされてるわけです。できない授業はもうできないということを認めて、別の授業を設定をして教育課程を変更してやるという届出を4月にされているので、その内容がちゃんとやられるかどうかってことが今後問われるということですね。だから、教員の体制の確保とかということを含めて、そういうことを含めて、届出内容どおりに実行されるべきものが実行されてなかったということが今回の問題なので、そういう意味でいくと、今の届出内容の内容がちゃんと授業がなされるかどうかっていうことですけど、毎日見に行って、授業が実施されてるかどうか見て回るっていうわけにもいかないですから、それは、そういう問題が起きれば、保護者の方から苦情が来たりするでしょうから、その都度対応していくということになるんじゃないかというふうに思います。
○山陰中央新報:分かりました。ありがとうございます。
お問い合わせ先
広聴広報課
島根県政策企画局広聴広報課
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地
【電話】0852-22-5771
【FAX】0852-22-6025
【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp