2月18日質問項目6
6.県内公立高校一般選抜出願状況
○山陰中央新報:山陰中央新報の曽田です。
高校入試のことで、教育委員会の話題ですけども、お伺いしたいと思います。
先ほど、県内公立高校の一般選抜出願状況が発表されました。全日制の競争率は0.81倍で過去最低、22年連続で1倍を切っている状況だと思います。あらかじめ総合選抜で公立高校に行く生徒を確保しているとの見方もありますので、競争率だけ見ていろいろ語るのが適切かどうかということはもちろんあると思いますが、知事の受け止めや、定員数が適当と考えられるかどうかについての受け止めをお願いいたします。
○丸山知事:定数を基本1クラス40、例外的に30という刻みで動かしていく以上は、60人だからといって60人ってするってできないわけですよ。普通でいえば40と40で80の定員にしていくということだから。定数の調整の刻みが30とか40という刻みになってるということによることだと思いますんで、問題があるというふうに考えてません。
○山陰中央新報:あと、ちょっと細かく見ると、県西部の高校の理数科で0.4倍を切っている状況が、大田や浜田や益田高校で見受けられます。こういった状況に関する受け止めがあればお願いいたします。
○丸山知事:大田、浜田、益田は、大田が0.23、浜田が0.28、益田が0.37。出願者でいうと大田が7人、浜田が8人、益田が14人というふうになってるんですけど、先ほど曽田記者がおっしゃった、特色選抜という一般入試じゃない形での合格者数、内定者数が大田で10人、浜田で11人、益田が2人ということですから、出願者が全員合格されるかどうか分かりませんけど、一般試験の出願者と一般試験じゃない、特色選抜の合格内定者を足すと、大田が17人、浜田が19人、益田が16人ということです。なので、先ほどおっしゃったように、特色選抜が別枠であるということなので、40定員に対して20人前後というのを多いと見るのか少ないと見るのかですけど、じゃあ20人しかいないから理数科やめますということは、進学の機会を奪うでしょ。医学部とか行こうとかと思ったら、正直、理数科での、数学と理科に重点を置いたことをやらないと、医学部だったり旧帝の工学部とか理学部の進学の道はなくなっちゃうので、それはこういう選択肢を残しておくということをやってるということですよ。
私からすると、何か最近、新聞で見たけど、高校の、普通高校なんだと思うけど、普通高校の文系、理系を半々にしましょうみたいな、文科省がそんなこと言ってるけど、何度も言ってるように、小学校6年生の算数の問題が、あんな基礎的な問題が5割、6割しか解けてない、要するに小学校6年生で小学校1、2年とか、小学校1~3年、低学年で習うようなことが身についてないという状況を放置しておいて、算数を身につけさせてないのに、理数の数は数学だからね。正直言って、この惨状だっていうことは、中学の数学ですら身についてない度合いが著しく高いわけですよ、これ。そんな状況を放置して、そんな高校の理数選択が半分になるわけないでしょう。そんなの全くもって絵空事ですよ。小学校の段階でこんな状況なのに、算数がこんな状況なのに、理数系が半分になるわけがない。それはもう絵空事ですよ、そんなの、言ってることが。算数の問題を片づけなければ、理数系半分なんかなるわけないでしょ。正直言って中学生でも分かるぞ、そんなことは。学習指導要領、早く見直して、基礎学力をちゃんとつけないと。
私は正直、今の政策っていうのは、小学校6年生の段階で小学校1年生、2年生、3年生の問題が半分ぐらいしか解けてないっていう現状を放置してる政府は、高校の理数を半分にしましょうなんて言う資格がないわけですよ。だって小学校低学年の算数が小学校6年生の段階で半分ぐらいしかできてなかったら、そんなの理数系で設定できるなんて、言葉は悪いけど、10%ぐらいですよ、多分。だって、この小学校6年生の後にだよ、後に方程式があり、関数があり、幾何があり。もう中学校の数学の習得ですら厳しいでしょう。さっき言った、できてるほうの50%の人たちだって、そのまま50%習得できるわけないですよ、どんどん難しくなっていくんだから。数学なんて、一つの学年のところでつまずいたら、その分野の翌年、翌々年の分野できないんだから。国語だったらまだ、漢文はできないけど現代文は読めるとかっていうのはあるかもしれませんよ。でも、数学はそういうわけにいかないんだ。英語だって同じ。だから、何かやるべきことをやらずに、絵空事を言ってるっていう感じなので、ともかく理数系の進学者が多くないっていうのは、もう私が口酸っぱく、偉い人に口汚い言い方、失礼な言い方をしながら言ってるけど、ともかくこんな算数を放置しといて、理数系も理数立国もないですよ。ないよ。絶対あり得ないでしょ。
そんな、私からすると、その半分の人たちが、小学校低学年の問題を小学校6年生でできてない状況を放置してる日本の公教育がですよ、そんな高校を、理数を半分にしましょうなんて、そういうことを言う資格がない。それは言ってはいけないことを言ってると思いますよ。そんなことを言う前にやるべきことをやらないと、そんな目標設定しては駄目でしょっていう感じ。社会の情勢からすると、そういうことが求められてるって客観情勢にあるかもしれないけど、でも、日本の教育行政がやってる内容は、そんなことが目指せる状況には全くない。スケートリンクでよちよち歩いてる人がオリンピックで金メダル、メダル目指しますと言ってるようなもんでしょ。理数科、理数系を強化しなきゃいけないということであれば、算数の教育の仕方からやり直さないと、いきなり石垣がなくて砂なのに五層の天守閣建たないですよ。
ちょっと話がずれましたけど、そんな感じです。理系志望が減ってるとすると、これはもう小学校段階、基礎の反復をちゃんとやってないことのツケが回ってると。だから、もう最初から理系でいこうというふうに中3のときに腹決めして行ってる人が減ってきてるというのは、そういう理数教育が低下してるからでしょう。だから、どういうことかというと、理数科を選ばないというのは、そういう腹決めができないということですよ。文系という選択肢も残しておきたいという状況になってるということじゃないですか。
○山陰中央新報:分かりました。
そうすると、大田や浜田や益田のこの競争率も、おっしゃるような、算数への取組ができてないということが跳ね返ってきているわけで……。
○丸山知事:いやいや、私は、ともかく全体として40定数で20人しかいないっていうのを半分しかいないと。大阪なんかは、もう定員の充足率が50%とかだったら、すぐ廃校らしいけど、我々はそういう教育機会を確保していくという考え方でやってるから、これが40に対して20しかいないということをもって理数科やめましょうというふうに考える必要もなかろうと、そういう認識です。
○山陰中央新報:分かりました。ありがとうございます。
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