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12月26日質問項目10

10.2期目を振り返って

○中国新聞:中国新聞の新山です。

 2期目の序盤の振り返りについてお伺いしたいんですけれども、今年の春、今2期目が始まって9か月ほどだと思うんですけれども、今年の春の選挙の結果のように、知事への支援とか支持が広がったという実感であるとか、あるいは1期目よりも施策に取り組みやすくなったであるとか、そういった知事御自身が感じられた1期目との変化っていうのは、今年はありましたでしょうか。

 

○丸山知事:1期目はやっぱり、自分のスタイルって固まってなかったので、そういう意味では暗中模索なところがありましたけど、1期目の後半ぐらいから、もうこんな感じでやっていこうと、人が言わないことでも言っていこうと、必要なことはと、もう割り切ってますので、そういった意味では、2期目になって、2期目というのはスタートの時点からある程度スタイルを確立して取り組んでいますし、県民の皆さんも、まあまあ、また何か言ってんなという感じで引かれたり、期待されたり、あれで大丈夫かと心配されたり、いろんな受け止めがあると思いますけど、でも、あんな感じだよなというふうに思っていただいてると思いますので、そういった意味では、自分なりの自然体で2期目スタートして、この8か月、今まで過ごせてるなというふうには思っております。

 ただ、これは自分が好きなようにやっていくということじゃなくて、島根県知事として県民の皆さんが抱えておられる課題の解決のためにいろんな情報発信をしていったり、いろんな方の理解を得ていくということのために何が一番いいのかということの中で選択しなければいけない話なので、島根県政として、より結果が出るような形で、これから改善していかなければいけないところがあれば改善していきたいと思いますし、県民の皆さんの課題解決なり期待に応えれるように、引き続き県民の皆さんとの対話ですとか、現場へお邪魔するなりして、そういった現場目線での政策を展開していけるように努力をしていかなければいけないというふうに思っているところであります。

 

○中国新聞:分かりました。

 確認なんですけれども、自然体スタイルというのは、知事御自身が言うべきことは言っていくという、そういうスタイルということでよろしいでしょうか。

 

○丸山知事:やっぱりダイハツもそうだったと思いますけど、同調圧力ってやっぱり日本社会、強いですよね。でも、同調圧力って、要するにみんなと同じようにしましょうということなんだけど、みんなが我慢してるんだから自分も我慢しましょうっていうスタイルって、余裕のあるところだったらいいんですけど、島根県って、もう結構本当に土俵際で県民の皆さんに頑張ってもらってる厳しい状況なので、中山間地域の状況にしてもですよ、いろんな、LPガスの支援もしてもらえなさそうになったりするわけなので、じゃあLPガスの支援がないからって誰も言わないからって、自分も黙っとこうっていうわけにもいかないじゃないですか。やっぱり県民の皆さんにとって必要なことを実現するためには、屈しちゃいけない同調圧力がたくさんあるっていう感じでして、私も好き勝手言ってるように皆さん思うでしょ。好き勝手言ってるように思うでしょうけど、私も、これでも5分の1ぐらいに抑えてるんですよ。項目数でいうと5分の1ぐらい、言い方も大体半分ぐらいに、これでも抑えてるので、一応物は選んで、言い方もね、いろんな受け止めがありますから工夫しながらですけど。やっぱり県民の皆さんが我慢しておられるということにあんまり頼って……。県民の皆さんの我慢をあまり当然として、我慢を強い続けるような結果というのは、もう島根県民の皆さんの置かれてる状況は大変厳しいので、もう限界に来てる。そういう県民の皆さんの苦しい状況を改善するために、やっぱり人が言わなくても、言っていかなければいけないことというのは言っていく。

 これは、政治の構造でいくと、はっきり申し上げると、今はもう小選挙区になってから、政党交付金もあって、政治資金なりなんなり、政党の力が強いですから、個々の国会議員の先生がやっぱり政党の大幹部とか、与党の大幹部を相手に地域の実情を声高に叫んで物事の大勢にあらがっていくということをやりにくくなってる。これ、中選挙区と小選挙区の大きな違いとしてやっぱりあるわけですね。そうなってくると、国会議員の先生方が中選挙区時代のように政党の中で立ち回るのはやっぱり難しい、これはやっぱり現実だと思う。そうすると、国政の中でそういうふうなことが客観的にあるのであれば、私は幸か不幸か政党人でもありませんし、推薦は当然頂戴してますけども、政党人の方からすると、一つ自由な立場なので、より県民の皆さんの気持ちを、ある意味、しがらみなく言える立場に置かせていただいているので、それはそういう立場に立たせてもらっている以上は、そういう役回りを担っていく責任があるのかなというふうに思っておりまして、兼ね合いはいろいろありますけど、全体として、結果が県民の皆さんにとって必要な政策なり支援が得られればいいので、そこはそういう国会議員の先生との役割分担で、やっぱり地元が求めてる政策だからという一つの証拠にもなるでしょうし、なかなか、そういう国会議員の先生方とのうまい連携などもしながら、結果として厳しい現状にある島根県に合った政策が展開してもらえるように、そして、島根県自身も展開できるように頑張っていかなければいけないというふうに思っております。

 

○中国新聞:分かりました。ありがとうございます。

 


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