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10月13日質問項目1

1.細田衆議院議長記者会見

○山陰中央新報:山陰中央新報の高見です。よろしくお願いします。

 細田衆院議長の関係をお伺いさせてください。

 今日、ちょうどこの時間だと思われるんですけれども、議長を辞職されるという意向のお話とか、統一教会との関係とか、セクハラ疑惑など、初めて御自身の口で語る場といいますか、会見を開かれるというところで、地元選出の議員としては県民の関心も高いと思うのですけれども、どのように見ておられるか、どこに注目されてるか、お伺いさせてください。

 

○丸山知事:今日は衆議院議長としての会見の形を取られるのでしょうから、地元有権者に向けた発言がどの程度あるのか分かりませんので、分かりません。

 

○山陰中央新報:分かりました。ありがとうございます。

 あわせて、すみません、今回の会見の設定の仕方のところなんですけれども、時間とか、あと人数とか場所のところですね、結構制限を設けられて、いろいろ要望があって少しは緩和されたようなんですけれども、そこを開かれた会見と言えるのかというような見方もあったりされるところで、知事御自身の御見解をお伺いしてよろしいでしょうか。

 

○丸山知事:それは、マスコミの皆さんの自業自得です。総理大臣に対して様々な制約を受け入れて、総理会見受け入れてるでしょ、名立たるメディアが。仕方ないでしょう。だって、皆さんが行ってきたことの行いの結果がこうなっているんじゃないですか。おかしいって言うんだったら、メディアが言えばいいじゃない。言ってないじゃない。何でそんな他人に聞くのよ。皆さんがそういうことを受け入れてきたから、それはそういうことを言われたって受け入れざるを得ないっていうふうになってるだけで、あなた方がどう反省するかなんじゃないの。実際、そのやり方で会見が進むんでしょう。受け入れてきたのはメディアでしょ。ほかの方にもそういうことを受け入れてきたから、こういうことをやられても変えられないんでしょ。それは、メディアの皆さんの、品悪く言うと自業自得、もうちょっと上品に言うと因果応報。でも、その損失を被るのは国民ですから、国民の知る権利を代行する立場として、メディアの皆さんが努力を怠ってきたと。その積み重ねの結果じゃないでしょうかというのが私の認識です。東京の話なので、東京本社の皆さん方に主たる責任があると私は思いますよ。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 あわせて、今日、関連で……。

 

○丸山知事:あと、もう一つ言うと、ジャニーズ事務所にもそういうことを認めたわけでしょ、政治家どころか、創業者が長年にわたって未成年者に対して性的虐待をしてきて、社員がその被害の訴えに対して我慢するようにといって隠蔽を続けてきた。そんな会社の記者会見に一問一答で、受け入れて臨んだ会社があったり、おかしいんじゃないかという記者に対して拍手をする人がいたり、そんなことをしてたら、そんなリクエストできないでしょう。そういうことも含めて、メディアの皆さんの向き合い方が、細田議長がそういうふうにされるということがおかしくない状況をつくっちゃってるということなんじゃないですか。だって、おかしかったらできないですよね。メディアはどこも出ていかないとかってなるけど、出ていかざるを得ないわけでしょ。それは、申し訳ないけど、議長がどうかって話、それはあるでしょう。ただ、議長がなぜそういうことができるか。それは我が身に振り返って、メディアの皆さんは考えなければいけない。言葉が悪いですけど、ジャニーズ事務所のNGリストに載らなかった記者さんは、恥ずかしいと思わないかんと思うよ、はっきり言って。あそこに1社だけマスメディアの方が入られていたのがぎりぎりだけど、ほかは独立系というか何というか、いわゆるマスじゃないですよね、独立系のメディアの記者だったり会社の方ですけど。申し訳ないですけど、それは自社に持ち帰って、東京の本社でよくよく考えられたほうがいいんじゃないでしょうか。と私は思います。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 

○朝日新聞:朝日新聞の垣花です。

 細田議長の件ですけれども、会見で統一教会であるとかセクハラに対する疑惑も説明するということでした。会見のタイミングが今日になったということについては、どのように思いますか。

 

○丸山知事:いや、私はかぶせてませんよ。私のほうが先に決まったと思うので。私はかぶせてませんけど、それは分かりません。準備も要るでしょうし。でも、私は議長として一番説明しなければいけないのは、これだけ、議長退任の意向ということ、これはやっぱり臨時国会を控えて、だって、御本人が発言してるわけでもないんでしょう、伝聞報道ですよね。それは早く御自身の口で言われるなり、何か手続があったのかもしれませんけど、それが多分一番でしょう。で、辞められるということであれば、議長であることによって、あった制約が解かれるという前提で、これまでできなかったことをやるってことなんでしょうけど、まず、私は議長を本当に辞められるって、観測報道はあったけど、御本人が言われてないわけだから、それを前提として島根1区をどうするのかとかっていう議論が伝聞で、伝聞のたらればで進んでいるのが、どっちかというと、記事がありましたんで、議長という職をどうされるのかと、その理由は何なのかということの説明を早くやられるべきだったとは思いますよ。

 

○朝日新聞:質問の趣旨は、議長の退任と、それから体調の不良とか、衆議院選出馬のことではなく、統一教会とかセクハラについては説明を、記者会見では説明をしていらっしゃらなかったと思うんですけど、それがこの時期になったことについてはどう思いますかということです。

 

○丸山知事:いや、それは知りません、私。だって、記者クラブはどういう整理してるんですか。私は、だって会見を求めたんじゃないからさ。申し訳ないけども、議長に記者会見を求めることができなかった、記者会見を実現することができなかったということを誰かメディアの側で説明してくれないと、私、コメントなんかしようないですよ。議長というのは定例会見がない。まあ、総理もないでしょうね。だから、やるって言われないとできないという、そういう慣例でやられたってことなんでしょう。だからそういう慣例をつくった側が招いた事態じゃないんですか。議長とか内閣総理大臣に、私のように定例会見、共同で開催してもらうというルールがあればあれだけど、官房長官と、総理以外の大臣なんですかね、が官邸だったり各省庁の記者クラブと定例の会見をするというルールまではあるけども、議長だったり副議長だったり、そういう方については設定してこなかったから、設定できないってことなんじゃないんですか。だから、議長は、議長にそんなことをしなければいけない事態は発生しないと思われてたっていうことなんでしょうね、メディアの皆さんが。

 ちょっと何か、私は何度も言いますけど、議長の側の問題でもあるでしょうけど、メディアの皆さんの問題でもあるでしょう。ということだと私は思います。

 私も詳しい経緯、何かその反論を聞いたことがないので、私の感想ですかね、感想としては。

 

○読売新聞:読売新聞の玉田です。

 今ちょっと各社の速報によるとなんですが、細田衆院議長は、体調不良を理由に退任する意向を述べられた一方で、体調不良に関しては持病のようなものであり、一国会議員として国政に関わりたいと、衆議院議員については続ける意向を示されましたが、もし改めて受け止めがございましたら、知事のお考え、お願いいたします。

 

○丸山知事:政治家の出処進退は御自身が判断されることですから、周りがとやかく言うものじゃないというふうに思いますし、ただ、選挙に臨まれるということであれば、それは選挙を支える皆さん、また選挙の中で投票を呼びかける有権者の皆さんに向けて、分かりやすい説明をされるということが必然的に求められるんだろうというふうに思います。

 

○読売新聞:ありがとうございます。

 

○読売新聞(玉田):細田衆院議長の受け止めの件で1点、私がちょっと解釈が分からなかったもので確認させていただきたいんですが、細田衆院議長、東京のほうの会見では、旧統一教会との関係や一部週刊誌で指摘された女性記者に対するセクハラ問題について、全て関わりがないと否定されたんですが、先ほど知事が受け止めについて御意見いただいた際に、選挙に出るのであれば説明をしっかりとっていうお話をされたかと思うのですが、その説明というのは、議長を辞めた上で議員を続けるという説明なのか、それとも有権者が感じている疑念、旧統一教会などに関する疑惑についての説明も含む説明という意味なのか、教えていただけたらと思います。

 

○丸山知事:いや、別に特段の意図はないですけど、それは選挙に出るってことは、有権者に支持をお願いするってことですよね。ということは、有権者から問われること、多分後援会、たくさんの皆さんが支援者おられるでしょうから、そういった方から問われていることについては、それは把握されてると思うので、それを説明する必要があると思うのであれば、説明されたほうがいい。それが全く一切関係ないという説明がその説明であれば、その説明を聞かれて、有権者がどう判断されるかってことじゃないですか。十分かどうかというのは、ないという説明で、なかったんだなというふうな受け止めをされるかどうかということじゃないですか。

 

○読売新聞:分かりました。ありがとうございます。

 

○共同通信(白神):その関係で、すみません、先ほど政治家の出処進退は自身で判断することというふうに、細田議長の件でおっしゃってましたけれども、確認ですけど、体調不良で衆院議長を辞める一方で、出馬、議員を続けて、その後、次期衆院選にも出馬するっていうことに関して、自身で判断することであるっていうふうな、そういう発言の趣旨でお間違いないでしょうか。

 

○丸山知事:そういうこと、出処進退というと、議長を辞めるかどうかというのを出処進退と言うかどうか、政治家としての出処進退というのは、選挙に次出られるかどうかというのが主だと思いますよ。そういうことっていうのは、それは自分で判断されることだけども、選挙に出るとこまではみんな自由ですけど、手続を踏めばね。でも、やっぱりそれは当選を目指されるということであれば、当然有権者の方々の支持を求めていくという立場として、そういう議長を辞められるということとの整合性ということについて、それを有権者とか支持者の方から問われるだろうと思われたり、後援会などを通じて、支援者等を通じて問われているというふうに思われるのであれば、説明をされるということが賢明じゃないでしょうかということですね。

 

○共同通信:ありがとうございました。

 

○丸山知事:なので、細田議長は細田議長なりに説明されてるということであれば、それに対する反応がどうかということも含めて、また議長の、有権者とのコミュニケーションですから、ある意味。そういう選挙に臨まれるということであれば、それは、そういうコミュニケーションをずっとこれからもされるということになるんじゃないでしょうか。

 


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