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9月28日質問項目5

5.出雲空港
○山陰中央新報:山陰中央新報社の白築です。

 出雲空港の件でお尋ねできればと思うんですけども、駐車場の長期駐車というのが問題になっているところでして、先日開かれた協議会で、禁止を呼びかけるビラの配付効果というのが示されて、一定の効果が現れていたということが報告されてたと思うんですけども、その場で県のほうからは、将来的な有料化というのも選択肢の一つだということも御説明をされていて、それに対しては、参加者から近隣の空港に人が流れるとか、違法駐車が増えるんじゃないかとかといったいろいろな意見があったかと思うんですけども、改めて、知事としての有料化の必要性というかお考えを、以前も少し触れていただいたことがありますけども、伺えればと思います。よろしくお願いします。

 

○丸山知事:駐車場が足りないと言われてるんだから、駐車の車の長期間駐車みたいなものを排除したり、それは車の利用からバスの利用に変えてもらうために有料化していくって、有力な選択肢の一つでしょ。無限に、駐車場を広げるわけにいかないし。まず、あるものを使うのが当たり前ですわ。だって、もう出雲空港ができたときの出雲空港と違うんだから。有料化されても全然おかしくないでしょ。ただ、課題もあるでしょうし、そういった指摘もあるでしょうから、いろんな検討した上で決めていかなければいけないでしょうけど、長期駐車が問題だといって、有料化が問題があるとかって、そういう何か訳の分かんない議論に付き合ってる暇はないんじゃないですか。

 それも含めて、いろんな利用状況を含めて、それは、米子空港を選ぶ人もいるでしょうけど、それで長期駐車車両が、だって、長期で1週間、止めっ放しにしている人が途中でビラを置いたところで、1週間置きっ放しだからね。そのコストを上げないと、そんなこと抑制できないでしょ。ビラを置かれるぐらいだったら、それでいいやと思う人だっているんだし。それは、ビラよりもそれは有料化の効果は明らかに高いですよ。行動経済学的に見たってね。だから、そういう、今ある施設を有効利用していこうと思えば、一つの有力な選択肢だと思いますし、御指摘はいろいろあろうかと思いますけども、100点満点の施策なんかないから。秋鹿の道の駅のあの段ボールの授乳室みたいな話じゃないけど、何かもう一点の曇りもない、誰からも文句がつかないものしか公共施設に置くべきじゃないと言ってたら、10年たっても20年たってもできないですよ。現状よりよくしていくためにどうしていくか。それは、いろんな見方があるので、何を前進と見るか、後退するところもあるかもしれません。それはトータルとして、何が適切かというのは、もうマイナスがゼロで、プラスしかありませんという選択肢ってなかなかないので、それは全体として見ながら、取り組むべきかどうかということを総体的に評価して選択していかなければいけないというふうに思ってます。

 

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 関連して、先ほど知事も空港が建物自体もですけども、設置された当時とは状況が変わってるというふうなこともおっしゃってて、一つ、来年の1月にコンビニエンスストアもまた新たに空港内に設置されるような動きもあったり、建物の中も徐々にまた利用客も戻ってきましたり、見直しも必要かなという声が議会からも上がっていたかと思うんですけども、改めて、答弁もいただいてたと思うんですが、この場でも今後の空港、建物、中身というか、その点の整備についてのお考えというか、伺えればと思います。よろしくお願いします。

 

○丸山知事:基本的に県立図書館なんかに比べたら老朽化のうちに入らないですよ、飛行場は。それは、路面というのは当然、ジェット機が乗降しますから、路面が傷むので、必ず一定の期間で補修をしたりしますけど、建物自体が大きく老朽化しているという認識はありませんし、100万人超えかな、100万人超えしたときに、何か、この世の中、混むときに混むのは当たり前ですから、混むときに混まないように物を造ってたら、お金幾らあっても足りないので、混むときは混むんですよ。一番多客期に、完全に、多客期じゃないときと同じように物がスムーズに流れていくというふうなスペックで物を造ってたら、お金は幾らあっても足りませんから。だって、渋滞なんて、東京、山のようにあるでしょ。満員電車、毎日でしょ。そんなのに比べたら、何か島根で起きてる渋滞って、渋滞のうちに入らないですよ。ですよね。だから、私はターミナルビルは機能として老朽化しているとは、思ってませんし、キャパを超えた利用者数になってるかというと、まだなってないというのが私の基本的な認識ですね。100万人、コロナ前超えましたけど、そのときに、ターミナルビルの外まで人があふれかえって、利用者に御迷惑かけたということもないと思いますし、そういった意味では、残念ながら、FDAの2路線は休止になりました。だから、一本調子に上がっていくという雰囲気でもないから、コロナ前と同じような、コロナ前の状況で、右肩で上がっていくということを想定しなければいけないような状況では、今はないんじゃないかと。新規路線というよりは、エアラインは復便を優先してますから。復便を優先する中で、我々は既存路線の見直しに遭ってますので、逆にコロナ前に比べると発着便が減っているという状況で、なおかつ、発着便を増やしていくために60億以上のお金をかけて時間延長のための様々な対策工事を実施してます。だから、そういった意味で、必要な投資はしてますから、その中で、発着便が埋まっていく状況などを見ながらでないと、今の状況で何かもう大きな投資が必要だとかというふうに私は思ってません。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 機能だったり、キャパシティーは今のところで大丈夫というか、そういった御認識で、今の中でいじるとすれば、より利便性を高めるために、例えばどんなところを少しマイナーチェンジすればいいのかなというのが今、知事のお考えとして何かありますでしょうかね。

 

○丸山知事:だから、コンビニが入るでしょ。私、もう就任以来、何でコンビニもないんだって、もう何かみんなも思っていると思いますけど、サンドイッチもおにぎりも買えないって、どうなっているのという思いでしたけど、やっぱりそれは商売される方がおられないといけないし、コンビニって物流業なんで、賞味期限短いものを複数回搬送してもらわなければ、物を届けてもらわなければいけないので、そういう引受手がやっと見つかったということなんですけど、あと、スペースの調整がついたと。なので、交番にはちょっと遠くに移ってもらって、今、交番で使ってもらっているところを、小さなコンビニスペースにするというのがやっとできることになりましたけど、そういう地道な積み重ねをしていかなければいけないと思ってます。2階の奥にはビジネススペースみたいなところもつくってもらってますし、できる範囲で、ただ、いろんなスペースつくっていくと、搭乗の待合の人が待つスペースがなくなっていくので、そこはトレードオフなので、いろんなことを想定しながら、出雲空港ビルのほうで検討してもらって、進めてもらってますから、我々としても必要なサポートをしていきたいというふうに思っております。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 


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