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9月28日質問項目1

1.知事公舎
○山陰中央新報:山陰中央新報社の白築です。よろしくお願いします。

 初めに、知事公舎についてお伺いしたいと思うんですけども、先日の議会で、知事のほうから本年度末をもっての廃止というのが表明されてまして、理由は、議会で御答弁いただいたとおりだと思うんですけども、その中で、跡地利用の関係でお伺いしたいなと思ってまして、表通り沿いの門とか塀を残した上で売却を含めて検討ということでおっしゃってたと思うんですが、その点に関して、昨日の議会の総務委員会とかでも、あれを残した形だとなかなか活用の幅が狭まってしまうよねというような意見が議員の方から出たりはしたんですけども、改めて、この跡地利用に関して、知事のお考えというのを、議会では御答弁されてますが、この場でも御説明いただければと思います。よろしくお願いします。

 

○丸山知事:いや、別に門や塀を必ず残さなければいけないとも思ってませんけど、景観に配慮しなければいけないと。規制がありますから。議会で出たのは、全て残してしまうと跡地利用もできないんじゃないのという指摘だったかと思いますので、表通り、または表通りから見えるところだけ残すという手もあるでしょうし。すごい何かにこだわりがあるわけじゃありません。景観が阻害されないようにしなければいけないというだけの話で、それが県として利用しなければいけないとも思ってませんし、売却しなければいけないとも思ってない。ただ、もう知事公舎として使うことはないということは、これは決めさせていただこうと思っているところでありまして、別に跡地利用が決まらなければ廃止できないというのも、それも理屈じゃないので、取りあえず使わないということを決めて、跡地利用をこれから考えていくという、そんな状況です。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 なので、売却を含めて検討というのも、そんなにすごく急いだ感じではなくて、需要と供給というか、求められるところがあれば、それに協議をしていってという、来年度中……。

 

○丸山知事:普通の跡地利用というのは、使わなくなったところというのは、県庁内で他の利用を考えるところが、部局があるかどうか。それがあるかないかで、あるとしても、アイデアがないとか、それから、アイデアがあるけど予算措置とかを考えてとか、利用のやり方として適当じゃないというふうに、不採択にせざるを得ないものであれば、県としては利用しない。県として利用しなければ、地元自治体に使う気があるかどうか、購入する気があるかどうかということを確認して、それがなければ、売却をしていくと。それが多分一般的な遊休地のやり方ですから、基本的にそれに沿ってやっていくということになるんじゃないかと思います。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 

○読売新聞:読売新聞の松田です。

 知事公舎の件でちょっとお尋ねします。全国でもいろいろ知事公舎の在り方についていろいろ、徳島県とかも有識者会議を開いて、今後の在り方について検討されたりとか、実際マンションに移られたりという知事もおられますけれども、こういった今現在、知事公舎そのものですね、在り方というので、県が建てたものを、そこに住むという、このスタイルはいろいろ見直しが進んでるんですけど、知事自身は、知事公舎というものは、今、現代にとって役目というか、重要なものなのかどうか、今どういうお考えなのかというのをお聞かせいただけますでしょうか。

 

○丸山知事:一般的には何か金食い虫みたいな扱いをされているのが一般的ですけど、私は、本質的な問題は、知事に場所を決めて、この場所に住んでくれと言わなければいけないかどうか、その1点に尽きると思いますよ。それは何かというと、災害、危機管理対応のときに、できるだけ早く庁舎、県庁に登庁させるということをどこまで求めるかだと思います。私は、知事公舎というのは、ちょっと何か中途半端になっていて、私は県として知事にはもう近くに住まわせると、住むことを義務付けるという意味で、家賃を只にして、もうここに住めというやり方だってあると思います。多分それが一番、知事公舎の一番の本来的な使い方だと思いますけど。なので、例えば私なんかはどこに住んでもいいんだけど、知事公舎に住まない代わりに、知事公舎に住まないことで、これまでよりも仕事の効率が落ちてるんじゃないかというふうに言われないようにしきなゃいけないと思いましたんで、知事公舎より近いところにマンションを買いましたけど、それを自由にしたら、私はちょっと、松江よりも、別に、山王寺の棚田が好きなんで、雲南に住みますって言われて、それで県庁の人が困らないかどうかというのはあると思いますよ、実際はね。本当の事故、雨風の話はまだ天気予報があるからいいですけど、地震と原子力災害発生時期は予報がないものだけど緊急参集して指揮を執らせると。知事にそういう仕事をさせるという意味合いで近くに住まわせるという意味というのは、私はあると思います。ただ、それに庭が付いてないといけないかどうかというと、ないと思うので、私は借り上げでいいんじゃないかと。距離の問題だと私は思いますね。移動距離の問題として県庁近くに県民の意思として住まわせて、迅速な仕事ができるようにするというふうに思うかどうか、県民の皆さんが思うかどうかじゃないかと思います。

 

○読売新聞:ありがとうございます。

 私も、ちょっと知事公舎、見に行きましたけど、公邸部分というもの、やっぱり知事が住まわれているマンションとかとは違うというのは、公邸部分があるというのは、建物の施設の要素としては特別なのかなと思います。そういったものが知事が住むものに対して必要なのかどうかというのは、どういうお考えでしょうか。

 

○丸山知事:私はマンションでいいと言っている派なので、いいんじゃないかと言ってる、要らないと思ってるんです。今の知事公舎みたいな、ある意味中途半端な応接スペースがあっても、はっきり申し上げると、今、新聞報道で言われてる用語としては厳格じゃないですけど、私は埼玉県庁にもいましたが、埼玉県庁は知事公館というのがあって、館なんです。お客さんが来る前提で造られた、そこにプライベートスペース、住居が、知事公舎が一緒にくっ付いてて、知事公館と言ってました。たしか鳥取県も知事公館だと思いますけど。要するにお客さんをもてなす、お客さんに来てもらうという前提で、靴を脱がなくても入れるスペースがあるところは、私、知事公館だと思ってますけど、そういう意味では、島根県の知事公舎は知事公館じゃないですよね。玄関があって、靴を脱いで、私邸に上がる、ちょっと中途半端な形だと私は思いますので、そういう意味で、あの公邸部分をどう使うかというと、確かにちょっと難しいんですよね。お客さんを、特に外国のお客さんを招いてあそこで何か会談ができるかというと、そうでもないし、そういう意味では造りとしては、知事公館的要素は極めてありませんので、人と会うのであれば、県庁に出てくればいいので、土日も勝手口が開いてますから、人に会おうと思えば会えますので、あえて家の中に公館部分がなくたって、特に近ければ出ていけばいいですしね。なので、そんな感じです。

 


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