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7月28日質問項目3

3.岸田首相全国行脚
〇山陰中央新報(高見):今、岸田首相が全国、地方を回られて、地方の声を聞くといいますか、いうところで全国行脚をしておられるかなと思うんですけれども、この点を知事はどういうふうに捉えておられますか、お伺いできますでしょうか。

 

○丸山知事:6月までは、サミットもありましたし、通常国会という、一番予算関連法案もたくさん出る、一番国会のメインの国会があったわけですので、その間までは東京を離れられるというのは難しい期間だったというふうに思います。で、この時期、国会が終わったところ、また、予定されてた外遊を終えられたところで、できるだけ地方の現場に出て、子育ての現状や、恐らく現状でいきますと被災地の、あの大雨の被災地の状況、そして各地で取り組んでるような取組の状況などを見ていただくということは非常にありがたい、我々地方公共団体の長としてはありがたいというふうに思っております。

 当然、総理、今、子育ての関係の3兆円半ばの追加の施策の充実を閣議決定で決められて、そういったものを国民によく理解してもらおうという趣旨も含めて行脚をされるというふうに伺っておりますので、非常に大事。総理としても力を入れていただいているというふうな認識であります。

 ただ、これからマイナンバーの総点検だったり、子育ての施策拡充の財源をどうするかというふうな議論を煮詰めていくという話だったり、様々に政治的に重い判断をされなければいけないという意味で、政治的なスケジュールというのは非常に重たいものが控えているわけでありますから、そういう重い決断をするに当たって、国民の皆さんの理解を得ていくというふうに、総理として、恐らく体力、労力を相当割いて取り組まれる地方行脚だとは思いますけれども、いわゆる政権浮揚を目指してやられているというふうに理解をしておりますが、全体として政策の話は、これはこれで大事ですけれども、やはり木原官房副長官が、これは個人的な話で、政策ではないと思いますけど、文春の報道を受けて、事実無根だというふうなお立場だというふうに伺ってますけど、率直に申し上げて、こういう状況になってるということは、そういう事実無根だとか議員個人としての立場をきちんと整理して今後の対応をされるということに専念されないといけない状況になってるんじゃないかと。いわゆる政府高官と、官邸中枢と言われるところにおられて、そういうことを両立していけるような客観的情勢にないのではないかと思いますので、私は総理の今取り組まれているこういう政権浮揚とか、様々な国民の負担を伴う政策の拡充について、国民の理解を得られていかなければいけないという、政権が抱えている課題の状況等を考えると、やはり、総理のためにも、恐らく木原官房副長官個人の今後の政治家としてのことを考えても、こういう自分の派閥の長でもあり、自分の党の総裁でもある方の足を引っ張るような状況になってると。これは事実無根だということなので、その事実無根が証明されれば、それは国民は理解されるでしょうけども、これからまだ説明していかなければいけないということで、政治は結果論だと、政治が結果だというふうに捉えれば、今は説明をしなければいけない、裁判されるのかどうか分かりませんけど、そういった状況に置かれている中で、総理の間近で政権を支えていくという仕事が今できる状況なのかどうかと。そういう状況を、それを続けることが総理のために、総理を支えるという政治家個人としてのお立場として合うのかどうか。自然に考えれば、官房副長官が御判断されれば、むしろされないといけないような状況じゃないかというふうに思います。

 当然、官房副長官として、官房副長官としての仕事が両立できるような状況かどうかということを私は申し上げているので、議員の立場がどうこうというのは申し上げてるわけじゃありませんよ。それは議員個人としてやられればいい。ただ、議員で政権中枢にいて、その仕事と両立しながら、今置かれている、御自身に降りかかってる状況を振り払っていくというのは、客観的、物理的に見て難しいんじゃないかと。そして、仮に可能だとしても、周りに迷惑がかかるんじゃないかというふうに思いますので、そこら辺を総理が判断しなくていいように、総理を支える立場にいる人が判断される、タイミングじゃないかというふうに思います。

 何せ週刊誌の報道だということで、マスメディアの報道じゃありませんから、ひとつ距離を置いて見なければいけないのかもしれませんけれども、私は地方公務員法違反で摘発されることも覚悟して言ってるんだという、そこだけが本当に事実であれば、相当の覚悟を持って直近の記事はコメントされてますから、今までと全然局面が違う、実名ですしね。元警察官が警察に逮捕されるということを覚悟してやってるということがもし本当だったら、それは今までの純然たる当事者、亡くなられた遺族の方のお父さんとかの証言とまた違った意味合いを持つでしょうから、ちょっと違う局面に来てるんじゃないかというふうに思います。

 ただ、なので、総理が一生懸命やられている、その努力の妨げにならないように、支える側の人が判断しなければいけないタイミングに来ているんじゃないかと。そういうことをちゃんとやられることが、政治家個人としての木原先生の今後のためにもプラスになるんじゃないかというふうに思いますね。

 ちょっと余分な話ですけど、以上です。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 

○山陰中央テレビ:TSKの松尾です。よろしくお願いします。

 総理の地方行脚の件ですけども、島根の実態でどういったとこを見てもらいたいなという知事としての思いはありますでしょうか。

 

○丸山知事:まだ島根を訪問されるという話が決まってる状況じゃないと伺ってます。地方行脚一般についてお答えいたしましたけど。

 

○山陰中央テレビ:それで、もしこの周辺に来てもらえた場合、そういう機会があった場合には、どういったことを見てもらいたいかというのはありますでしょうか。

 

○丸山知事:いろいろありますけど、時間の制約がありますから、そういう中で相談しながら決めていくことになるかと思いますので、この場で具体的にあれこれというのは差し控えさせていただきます。

 

○山陰中央テレビ:ありがとうございました。

 


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