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5月10日質問項目1

1.新型コロナウイルス感染症

○山陰中央新報:すみません、山陰中央新報の中島と申します。よろしくお願いいたします。

 初めに、新型コロナについて伺いたいんですけども、8日に5類へ引下げになったということで、まだ数日しかたっていないとは思うんですが、データがそろえれない中で、先日、昨日、クラスターも3件確認されておりまして、現状をどう見ておられるかというところと、今後、第9波の到来が懸念される中で、今後に向けた備えとしての展望をお願いいたします。

 

○丸山知事:数字がないので客観的にどうこうと申し上げるのは難しいのと、実感を持ってというには、まだ日がたっていないので。私も外に出かけたのは月曜日にちょっと歓送迎会があって夜出かけたぐらいなので、街の雰囲気がどうかというのも確認していないので、何とも、実感のないデータに基づいて感想を申し上げるネタがないというところですね、前段の御質問については。

 後段については、5類自体に感染を抑制する効果はないので、法律上の扱いですからね。法律上の扱いを変えること自体に感染を封じ込める効果はありませんから、普通に考えれば、8波まで起きたものが9波は起きないって考えるほうがおかしいでしょうから、9波はあり得ると。そういう中でどういうふうに対応するかというのは、感染者の数自体は気にせずに対応するという大きな枠組みがありますので、まずは死者の発生に直結する病院、それから高齢者の入所施設、これらに対する感染、クラスターの発生に対して積極的に保健所で介入をして、それ以上の感染を広げないといった対応ですとか、必要な医療上の対応をしていくという対策、死者とか重症化につながりやすいところに対する積極介入ですよね、それからマクロの問題として医療の逼迫を回避をしていくということ、これは、そういうこと、その2点が大事だということでありますので、医療逼迫の状況については、医療機関の入院とか外来の受入れの停止の状況ですとかを県で一元的に把握して公表していく、それから消防本部の救急搬送困難事案といった救急搬送の逼迫状況というところを公表していくということを通じて、県民の皆さんに、感染者数が出ませんので、感染者、間接的な、間接的って、より直接的ですけどね、感染よりも、より直接的な医療の逼迫の状況といったところをお知らせをしていくということ、そして医療機関の御協力をいただきながら、入院患者が必要な方の円滑な受入れに資するような様々な対策を、関係者の協力をいただきながら進めていきたいというふうに考えております。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 

○読売新聞:すみません、読売新聞の門間と申します。

 9波に向けて、先ほど知事もおっしゃったように、感染拡大の把握の指標として死者だったりとか定点把握の患者の発生状況とか救急困難発生事案の状況とか示されましたけれども、これを新しく対策本部から引き継いだ新型インフルエンザの対策会議に向けて、どう開催に向けた指標として生かしていくのかとか、目安だったりとかっていうのはどうお考えでしょうか。

 

○丸山知事:いや、今申し上げた指標というのは、県民の皆さんに対する重要な情報提供として、救急車を今呼ばなければいけなくなったときに、すぐ来てくれるとは限りません、そういう状況になっていますよという状況を伝えるということですよ。会議を開く基準がとうこうという話じゃなくて。

 結局のところ、病院にかかるって、慢性疾患で通院しているという話じゃなくて、けがとか急な発作でかかるというのはレアケースですから、でも、レアケースなので、自分事として捉えにくいかもしれませんけど、万が一そういう状況になったときに、今、いつもと同じように救急車が10分、15分で来てくれて、それがすぐに搬送先を見つけてくれて行けるわけではないという状況に今ありますよということは伝えないといけないですよね。それは、そういう医療環境が普通じゃないという状況を伝える。それは、どちらかというと、会議開催の目安というよりは、要するに天気予報みたいな話です。普通だったらやらなくていいけど、今は何かというと、これまでは死者数も出る、感染者数も出る。天気予報があした晴れか、あさって曇りかとかというぐらいの、足元がどういうことかと、今の気象図とかというのは分かる、足元の状況が分かるというのがこれまでの5類化前の状況だったわけですけど、これからはそういう天気予報がない中で農作業するようなものですよ。なので、これまでと全く同じ情報じゃないですけど、雷が来そうだとか、大雨が降りそうだというふうなレベルの情報ですけど、そういう情報というのは網羅的に把握して提供していかなければいけないという、残念ながらそういう状況になっているということです。

 恐らくおっしゃりたい意図は、定点観測で数字が出ます、1週間後にね。その数字を基に、インフルエンザのように注意報とか警報とか出すべきじゃないのかというふうなことじゃないかと思いますけど、そういうことができないか、できそうかできそうじゃないかということについては今検討中です。

 

○読売新聞:分かりました。そういう意味では、天気予報のようなものというふうにおっしゃるものが、来週に初めていろんな指標が発表されますけれども、どう県民の皆さんに、見てどう対応していただきたいというふうな呼びかけといいますか、そういうものはあったりしますでしょうか。

 

○丸山知事:まずは定点観測の情報って、言ってみれば1週間前の情報なので、1週間前の気象図がこうでしたという話ですから、そういう意味では予報図じゃないわけです。1週間前はこんなんでした。でも、1週間前の状況が、1週間たったらぴたっと収まるわけないから、まあまあ今がこんな状況だと思って受け止めてくださいという情報ですよね。それをどういうふうに使っていくかと、目安を置いていって、県民の皆さんにどういうふうな呼びかけができるのかどうかということを今検討しているので、今の段階では、こうしますというふうにまで言えるものは、まだありません。そういうことができないかどうかということを検討しているということです。

 

○読売新聞:分かりました。ありがとうございます。

 


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