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10月13日質問項目6

6.全国和牛能力共進会等

○読売新聞:読売新聞の林です。よろしくお願いします。

 先日開催された全国和牛能力共進会、知事のほうも現地にお伺いされていたと思いますけれども、島根県、非常にいい成績を収められたということで、この成績に対する受け止めと、島根の畜産業のブランド力の向上といいますか、そういうところにどうつながっていくかというところで御所感があればお伺いさせてください。

 

○丸山知事:審査の部門というのは幾つもあるんですけども、総合力を競うとされている第6区というところで、肉質評価で第1位という抜群の成績を収めていただいたところでありまして、加えて、脂肪の質でも特別賞を受賞するなどしまして、全体としての総合評価も畜産県と言われます鹿児島、宮崎に次ぐ第3位という、第6区での成績、すばらしい結果を収めていただくことができました。

 そして、7区、8区というところも肉質を競う分野ですけど、いずれも第2位ということでありますので、しまね和牛の肉質が非常に高く評価をしていただいたということであります。これはまた、若い担い手の取組を審査するという部門におきましても、出雲農林高校が5位入賞ということでございますので、そういった若い力も高い評価を得ることができたということであります。これは生産者の皆さん、そして生産振興に携わっておりますJAですとか関係の皆さんの、前回の宮城の全共、5年前のですね、大変厳しい結果だったということで、それ以降、直ちに体制を組み直して、ずっと取り組んでこられた成果でありますので、この関係者の皆さんの御尽力に大変感謝しているところであります。これを、しまね和牛、島根で生産される和牛、枝肉なり、また子牛など、畜産全体に広げていけるように、PRなり、そして今回評価をいただいた様々な工夫なりポイントを横展開をして、他の生産者が生産される枝肉なりにも波及をさせていくということが大事だというふうに思っております。

 

○読売新聞:分かりました。ありがとうございます。

 

○日本海テレビ(小田原):日本海テレビです。

 すみません、牛の、しまね和牛の話に戻るんですけど、まず、丸山知事、どういうふうに1位取ったっていうのを知られて、その知ったときの、まずそのときの感情をお聞きしたいです。

 

○丸山知事:現場に、鹿児島の発表会場に出張してます農林水産部の職員からの連絡を秘書課の職員経由で聞きまして、話はややこしくて、親牛の部門と枝肉の部門と、あと全体、分かれてますから、最初ちょっと頭が整理できなかったですけど、枝肉のところで全国1位ということでありましたので、今回、成績を大幅に引き上げるということで、関係者が一生懸命努力をしていただいている、その成果が非常に、一番きれいに、一番華々しく結果を出していただいたということで、大変うれしく、感動いたしました。

 そして、やっぱり正直申し上げて、1番取れるでしょうとは思ってなかったので、全体評価にしろ、枝肉パートに分けたとしても、なかなかやっぱり鹿児島とか宮崎というのは島根の規模と全然違う、あれなんですよね、種牛をそろえて、その精液を販売するような民間の事業者さんがおられるような、島根とは全く規模感とかが違う畜産王国みたいなところがありますので、なかなかそこの壁をぶち抜いて、前回の鳥取県のように、似たような形で2回連続、そこら辺を突き抜いて1位を取れるというふうな確信は全然持ってませんでしたから、本当にある意味、想像以上の成果で、大変うれしく思ったところです。

 

○日本海テレビ:すみません、それで、先ほどPRなんかにも力を入れていこうという話もちょっとありましたけど、JAでは、何か円安とかいろいろ影響する赤字で、牛を育てるという事業の撤退を表明していたんですけど、何か支援策なんか、考えられたりしてるんでしょうか。

 

○丸山知事:その2つの問題を安易にくっつけても仕方がないんじゃないですかね。JAだけが肥育をしているわけでもないし。それはそれで、必要があって検討されてることなので。それと今回のことというのは直ちに結びつくわけじゃない。それは、そこで解決しなきゃいけない課題があると、これはこれで生かさなきゃいけないということで、それをどう組み合わせるかというのはありますけど、今回の結果をもってJAの話がどうこうなるというふうな単純な話ではないでしょうね。県がお金を出せば何とかなるという話なのかどうかということも含めてですよ。誰かが補助金出せば全国1位が取れるか。肉質の第6、第7区、第8区の賞を取られたのは、一部JAが入ってますけども、完全なる、純然なる民間の肥育事業者ですから、そういう、誰を中心に担ってもらうのがいいか、そういう中でJAがどういう役割を担うのがいいのか、大きな、何百頭という規模で肥育される方もおられますけど、家族経営の肥育農家も県内にはおられますから、そういう方々のサポートをしていくということも含めて、JAが協同組合としてどういうふうにタッチしていくのがいいのかというのを、今回の結果も踏まえて考えてもらうということだというふうに思いますが、今回の結果をもって直ちにどうこう、JAで検討されてる内容がこっちに決まる、あっちに決まるということじゃないんじゃないかというふうに思います。

 

○日本海テレビ:ありがとうございます。


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