コメント１）

○丸山知事：それでは、私のほうから１点、コメントをさせていただきます。

　内容は、令和３年度の知事専決によります予算の補正についてであります。

　７月６日からの豪雨によりまして、県内で被災を受けられた皆様に心からお見舞いを申し上げますとともに、今後の生活、また事業の復旧に県政を挙げて取り組んでまいりますので、お力添えをお願いを申し上げる次第でございます。

　このたびの大雨による被害への対策を講じるために、本日、知事専決処分によりまして一般会計ほか３会計につきまして補正予算を編成いたしましたので御説明させていただきます。

　一般会計の補正予算の額につきましては、３億３，５００万円余りであります。補正後の予算額は４，７６３億８，０００万円余りとなります。

　主な補正内容について御説明をいたします。お手元の資料の４ページを御覧いただければと思います。１番目の項目は、被災者生活再建支援事業であります。被災世帯に市町村が住宅の補修などに係る支援金を支給された場合に、その支援金の一部を支給する内容であります。国の制度もございますけれども、国の制度では戸数の要件があったり、対象となる被災世帯も全壊、大規模半壊、中規模半壊に限られるということから、県と市町村で島根独自の制度を設けたところでございます。

　次に、５ページを御覧ください。３番目の項目は、大雨により被害を受けられました社会福祉施設などの復旧を支援するために施設整備費を助成するものであります。

　続いて、４番目の項目は、中小企業者への資金面の支援でありまして、大雨により被害や影響を受けられた中小企業者を対象としまして、当初３年間について融資利率と保証料率をゼロ％とする制度融資を設けるものであります。

　次に、６ページを御覧ください。６番目の項目は、大雨による被害を受けられました事業者が事業継続に必要な施設設備の改修や備品購入などを行う際の経費を市町村とともに支援するものであります。

　７ページに移りまして、農業者向けの融資と助成制度を設けております。融資制度につきましては、中小企業者向けと同様に、融資利率と保証料率を当初３年間ゼロ％とするものを設けております。

　主な補正内容は以上でございます。３つの特別会計の補正予算も編成いたしておりますけれども、事務的な内容でございますので、説明は割愛をさせていただきます。

　また、この補正予算と別に、道路や河川などの復旧事業費につきましては、既に当初予算で１１０億円の枠を設けて予算を計上いたしておりますので、当面、この１１０億円の予算枠で対応し、必要があれば９月補正での予算措置を検討していくことといたしております。県といたしましては、被災された皆様に一日も早くこれまでのような生活を取り戻していただけるように、今回、予算を措置しました事業などによりまして県内市町村とともに取り組んでまいる考えであります。

　私からの御説明は以上であります。