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2月23日質問項目1

○読売新聞:先ほどですけれども、雲南市さんの方は小中学校を早められるということですけれども、あの、県立高校の方は、特に、期間の方は、県の要請されていた元の期間でやられるということで間違いないですか。

○丸山知事:そういうことです。

○読売新聞:わかりました。市長にご質問していいですか。市長にご質問なんですけれども、聞こえますでしょうか。早められたご判断の理由を、あの、県の要請より期間を早められた理由について、改めてお伺いさせてください。

○石飛市長:はい、日頃から雲南保健所と密に連絡を取り合っておりまして、先日発生をいたしました児童施設のクラスターにおける影響の範囲がですね、かなり危惧をするという状況と認識しております。そういった中で準備期間として2日間、県の方は予定をしている中で、雲南市としてはその部分が省略して実施が可能という風に判断したところでございます。

○読売新聞:わかりました、ありがとうございます。知事にお伺いしたいんですけれども、今回松江市の方が、実施しないという回答だったということですけど、この理由についてはどういうご説明でしたでしょうか。

○丸山知事:教育委員会を通じて聞いておりますけれども、これまで学校の中で感染が広がった例がごくわずかしかないということ、それからこれまでの対応として、感染者が判明するごとに、学級閉鎖、学年閉鎖、あるいは学校全体の休校措置といったその都度の対応で感染防止ができると見込まれるということ、そして子どもさんの教育を保障したいというご回答だったと、理由だったという風に伺っております。

○読売新聞:それについて知事の受け止めはどのように感じていらっしゃるかをお伺いします。

○丸山知事:私は要請をいたしましたので、必要だと思ってお願いしましたけれども、ご理解いただけなかったということは大変残念だというふうに思っております。あの、理由として挙げられましたこの、学校の中で感染が広がった例がごくわずかしかない、まあクラスターのことだというふうに思いますけれども、まあこれは何を意味するかというと、感染者が確認されても、家庭での感染があって、その子が当然毎日のように出校される、それが都度見つかる状況で、学校の中で横の広がり、生徒さんでの間の広がりがごくわずかしかないというそういうお話でありましたけれども、まあ若干この、この資料のグラフを、一つずついいますね、その点について申し上げますと、私の方も松江の状況というのは一つ一つ情報をもらっていますので、見ますと、2月14日の月曜から昨日22日までの9日間の数字でありますけれども、兄弟おられますから、関連の数字として抑えなきゃいけない、保育園ですね、保育園でこの9日間で56人、それから小学校で26人、中学校で4人、そして高校で55人といった感染が確認されております。つまり一つ一つが家庭から持ち込まれたものだと仮にしても、まあそうでないものもクラスター認定されているものもありますから、相当数の施設で確認をされておりますので、一つ一つの家庭からのいわゆる感染の持ち込みが横で広がらなかったというのはこれ幸いだと思います。ただ、これだけの数が出ているということを踏まえますと、もう一つオミクロン株の特徴というのは、無症状感染もあります。無症状感染というのは、正直申し上げて、人が注意して見つけることができないものでありますから、そういった意味では、学校の中での感染が広がる手前まできている例がたくさんあるということと受け止めるんです。コップの水が半分ある。半分しか残っていないと見るか、半分も残っていると見るか、物の見方の違いです。学校での感染が広がりかねない事例が私は多数見受けられているというふうに受け止めておりますので、クラスターが多発するとか横での感染が沢山広がってから対応するということでは対応が遅いのではないかというふうに見ているわけであります。なので、そこは同じ数字を押さえてあると思いますけども、家庭内の感染が持ち込まれたに過ぎないというふうに捉えるのか、実際に家庭内での感染が市内で広がっていることは、そういう子どもさんが登校するのは避けられないし、その中で無症状の方がおられるのも避けられないということは、学校の中での感染の広がる直前の事例が多数確認されているということとして受け止めるべきだというふうに考えておりまして、この同じ情報の評価の仕方が大きく違うということが1つであります。それから感染者が判明するたびに都度対応ができているということ、これは対応できているとうことですけども、それは私もそういう評価をいたします。ただ、数字をちょっとご覧いただくと、これが一番分かりやすい例ですけど、赤色が松江市さんの状況です。雲南市さんがこの低位で推移してきたところ、ここのところ急拡大、何色っていうのか分からないけど、一番下の色ですね。これをどう見るかですけども、他の地域との違いは、急拡大は見せていませんけども、ジリジリと上がり続けているというのが松江市の状況だという評価です。全体として。この傾向が続けば上がっていくわけです。残念ながら政府はピークアウトとかっていう言い方をされますけども、本当にピークアウトしたのか、リバウンドしているんじゃないか、または感染者数が減っても死者数が尻上がりになっているという状況で、5波は、本当に私も実感でしたけども、特段の措置をせずに自然にすーっと全国の数字が落ちていきましたけれども、今回は3波、4波と、3波、4波以上に下がりにくい感染だというふうに見ておりますし、それが県全体は当然下がっています。これは灰色の数字ですかね、県全体。下がって、ピークの半分くらいで横ばいできていますけども、これが右肩下がりで下がっていくという状況には、松江市さんがこうやって頑張っておられる、他の保健所も頑張っている。こういうことを重ねてずっとやっていても下がりきらないし、松江を取り出してみると急拡大ではありませんけども上がり続けている。これが続いていくと保健所の業務は逼迫しますし、学校で感染が起きる都度、調査に入って、入念に調査をして濃厚接触者を特定して、クラスだけでいいのか、学年だけにするのか、学校全体を休校にするのかって判断を保健所が判断をしていくということが、今の状況を継続できるというふうに、ずっと継続できるというふうに考えるのは、私はちょっと楽観的すぎるのではないかというふうに思っています。実際の数字を挙げますと、今の松江市のエリアの(人口)10万人当たりの数字はですね、2月22日の数字で115人です。これは規模がだいたい似ています出雲市さんですね、出雲市さんに休校の要請をしたときの数字は117人です。ほぼ同じです。急拡大をした117人とジリジリ上がってきた115人、トレンドは違いますけども数字的にいうと同じに評価をしてもおかしくはないんじゃないかというふうに思っておるわけであります。今は対応できていると、これは若干家庭内から持ち込まれているという状況の評価が甘いと思いますけども、仮にそうだとしても、この傾向がずっと続いていくと、今の対応を続けていけばなんとかなるっていうのは、正直言って、自然収束化してくれるっていう、その楽観的な見込みがないと、普通に考えればこのままジリジリと上がり続ける。または、保健所の対応が遅れたり、大きなクラスターが起きたり、無症状感染者に気付くのが遅れて大きなクラスターが起きたりしていくと、今のような対応が難しくなりかねないという状況と捉えて私はお願いさせていただいたんで、これも認識が違うということであります。子どもさんの学びを保障したいというのは私も同じであります。今回、石飛市長さんにもお約束をしていますけども、前回と同じように今回決めていただいた休校期間については、これ以上延長することなく、感染状況が仮に収束にまだ至らないとしても学校とか学びに対する負担を継続すべきでないと思っておりますので、そういったその上限をおいてやっていくということ、それからこれは工夫の仕方ですよね、私も1月の半ばにやった休校の要請で、やっぱり実際現場を御存知の方々っていうのは、いろいろ工夫をされます。中学校3年生でもだいたい、学校の進路、受験に必要な授業は終わっているので、3年生も休校にさせるといった学校もありましたし、いろんな工夫、状況に応じて工夫はできます。なので、例えば、休校がすでに取られているところ、クラスとか学年を除外して実施するっていうこともできると思うんですね。私は一律に全て漏れなくやってくれとは申し上げおりませんので、やり方の問題ではないかというふうに思いまして、現状認識をまだ大丈夫だというのか、もう危ないんじゃないと見るのか、ということのスタンスが大きく違うということと、そこが一番大きいんじゃないでしょうかね。

○山陰中央新報:今回、松江市は要請を受けられませんでしたけども、今後の情勢によってはですね、また引き続き要請をされるのかどうか、これについてはいかがでしょうか。

○丸山知事:はっきり申し上げますけど、松江市内に対する松江市長さんの権限と松江市外における島根県知事の権限っていうのは、いわゆる保健所を指揮するという意味では同列なんですね。松江市の松江保健所に関する仕事というのは、県知事の指揮下にないです。ですので、私どもも松江市内の状況、情報というのは、松江市とか松江保健所にお願いして情報提供してもらうという関係でありまして、つまり感染拡大を防止していくという意味において、島根県知事と松江市長は松江市内と松江市外という意味において同じ責任を負っています。なので、情報は私よりも詳しくお持ちなんですね。スタンスの違いでありますから、第一義的には、私からすると松江市民の皆さんは県民でもありますけども、市長に委ねられた感染拡大防止に対する考え方というのは、松江市長さんに第一義的には委ねられているので、そういう松江市長さんのご判断について、松江市議会なり松江市民の皆さんがどういうふうに評価されるかというのが一番だと思います。もう1つ申し上げると、私と市長さんは同じ立場で、今回の話でいくと、松江市さんなら松江保健所、私なら松江市以外の保健所を所管しています。教育委員会も市の教育委員会、県の教育委員会、教育も責任をもたなければいけない立場です。そこは同じです。もう1つ私が繰り返し申し上げているように感染拡大防止と経済社会活動の両立をしていかなきゃいけないということも我々に求められている県民の皆さんからのリクエストですよね。率直に申し上げて、雲南市さんの今回の急増を別にしますと他の地域の感染というのは押さえられている。下がってきている。松江市内の感染というのは、上がり基調のままです。この状況で行くと、松江市内と、感染が拡大し続けている地域と、下がり基調で安定している地域、同じような対応をしていくのが難しくなると思います。例えば、飲食店の利用人数の上限設定をして、色々なお願いをさせていただいております。これまで、県内全地域同じ数字設定でさせていただいていましたけれども、こういった状況が続くようであれば、当然、松江市内はこの数字、松江市以外の市町村はこの数字、といったことを言っていかないといけなくなるだろうというふうに思っていまして、当然教育委員会の言い分も分かります。保健所の言い分も分かります。ただし、それは教育委員会とかその保健所を束ねるだけが知事や市長の職責ではありませんから、県民の皆さんがどのようなことを望まれているかというと、おそらく、今のような数字で推移してくれればいいというふうに思われていない、おそらく松江市民の皆さんも、この数字で安心できる数字だから今のままの対応で結構ですよと、今の数字が横ばいでいくくらいだったらいいんじゃないですかというふうには、私は思われていないと思いますし、そういういわゆるこの数字ですと、いろんな活動を、会合をやったり、飲食をしたり、いろんな会議をやったり、今から年度末ですから、送別会、歓迎会、そして時期が若干過ぎますといろんな組織の総会とかありますけど、全国の数字がこんなに増えているのだから、これくらいの数字は仕方ないんですよというふうな形では県民の皆さんは納得されないのではないかと。つまり、いろんな活動の自粛が続くのではないかということを懸念します。残念ながら、まん延防止等重点措置につきましても、いろんなご指摘がありましたけど、まん延防止等重点措置でより打撃を受けたという指摘はごもっともでありますが、おそらく多くのみなさんは、今もそうですけど、まん延防止等重点措置がなくても、特に1月の感染急増時、今は落ち着いた数字ですけど、それでもなかなかお客さんが出てもらえない、特に夜については。という打撃の声というのは強く聞かれますけど、そういった状況に対応していくということのためにも、私が思いつくのは、学びの保障をしながら、家庭内感染が広がっている中で、家庭と家庭が間接的に接触をする場になってしまっている保育所や学校というのが、大きな感染拡大防止のためのポイントだと思っています。ただ、私は、保育園については機能停止はできない。なので松江市にご協力いただいて、自主的な、可能な範囲で登園自粛をしていただくくらいの責任はまだやれますから。結局のところ、小中学校、高校しか実際工夫するところはないなと思って、いろんなアイデアを各市長さん町長さん方からいただきながら、いろんなこととの両立を図りながら、学業の影響というのを最小限に抑えて、感染を抑えていくという自分のアイデアというのは、出尽くしましたので、これが取れないという方、松江市においては、この右肩上がりのトレンドを抑えていくためのアイデアを出すなり何なりして、ご自身の責任をきちんと果たしてもらうという工夫をしていただかなきゃいけない。要請しても聞いていただけないのであれば要請する意味もないですよね。ただそれは、松江市長さんのご判断ですから、それは自由だと思います。ただ、その後に残る責任が、松江市政にはあるでしょう。他のアイデアを出してもらって、他の対応を工夫してもらって、どうやってこの右肩(上がり)、ゆるいですけど、下がる気配を見せないこの状況を改善していくのか、または学校での感染拡大の手前の状況、家庭から持ち込まれるという状況が続いている、つまり学校の中での感染が広がりかねない寸前の状況が続いている状況に対してどういった対策を講じていくのか。私はアイデア無いですけど。松江市において考えていただくしかないのではないかと。

○中国新聞:雲南市と松江市、2つの地域、今現状、保健所なり医療提供体制が逼迫している状況というのはありますでしょうか。

○丸山知事:雲南保健所においては、そういう状況にはなって無いんじゃないか。松江保健所がどうかというと、逼迫する手前の状況じゃないですかね。県職員、県の身分の職員も相当程度おりますけど、残業の状況とかを確認してますけども、大変厳しい状況です。今できていることがずっとできるというふうに考えているのかどうか、よくそういった数字も見てもらいながら、保健所長さんの意見だけ聞くんじゃなくて、現場がどうなっているかという状況はよく確認してもらった方がよいと思います。逼迫しているとは言いませんけれども、逼迫しかねない状況だ。だって、感染がずっと続くんですよ。一息ついたりとかは無いです、松江市は。松江保健所は。まあそういう認識です。私もまあ理解はしますけれども、松江市さんの対応というのはナショナルスタンダードな、文部科学省のガイドラインとかに沿った、また保健所対応も教科書どおりの対応だと思いますけど、残念ながらナショナルスタンダードで対応されてきた多くの国内の地域においては、ピークが過ぎたという見方もありますけど、ピークを過ぎてもなお下がり切らない、またリバウンドじゃないかという状況が発生していて、今日も死者数は200人を超えているんじゃないですか。昨日は300人を超えて過去最高更新ですけど。そういった状況というのは、島根県と無縁だととても言えませんし、そんな状況というのは油断しているとすぐ来る可能性がある。保健所の積極的な疫学調査ですとかについて、おそらく日本で一番力を入れてやっておられる鳥取県においても大変苦労されているというのは皆さんご承知のとおりですよね。ただこの数字というのは下がり続けていってくれる数字ではなく、いつ反転してもおかしくない数字として、私は対応しないといけないというふうに思っています。まあ私はネット上では、コロナ脳の最たる知事だと言われています。コロナを過度に恐れる愚かな知事だということでよく名前を挙げられますけども、結局のところ、感染者数がいくら増えても大丈夫だというのは間違っていたということはほぼ証明されましたよね。重症者病床を見ていれば大丈夫だと言っても、重症者病床を経由せず人がたくさん亡くなっていっているということはほぼ明らかになっています。つまり、今のナショナルスタンダードなやり方というのは、正解だったのかどうかということが疑われているというふうに私は受け取ってまして、ナショナルスタンダードな対応をしていっていると、感染が増え続けるのではないかという懸念があって、私は、今回の石飛市長さんもそうですけど、4市1町の前回の一斉休校のときの首長さん方もそうですけど、こんなことをやらなきゃいけないのかなと一瞬疑問に思われるようなことでも試していかないと、日本の国内における今のオミクロン株の標準対応でいくと、日本の平均的な姿になりかねない。それは、島根県民の皆さんが望まれている姿ではないので、できる工夫をしていくということで、保護者の方々それから児童生徒の皆さん、それから学校現場を含めて、教育委員会を含めて、教職員の皆さんが、他のエリアではしなくていいことをやっていただくと、大変心苦しいわけでございますけど、それが実際のところ、出雲でもそうです、浜田でもそうです、江津もそうですし、そして益田もそうですけども、結果的にはそれまでの状況が、学校での感染状況というのは一段落ち着くという状況が実現できてる。どっちが学びの保障なのかということ。私は、数字を見て実感しておりますので、できれば松江市においても同じような状況を実現したいというふうに思いましたけど、まあ、叶わなかったということについては、残念という意味では残念です。これは、県知事が強制できる話ではないので、学校の設置者は、県教委、市町村教委でありますので、そこのご理解をいただき、そして最終的には、市町村長さん方のご理解をいただかないとできないので、これは、私の力の限界ですね。そういうことについて説明が、十分に理解いただけなかったということは、私の能力、島根県庁なり私の能力不足かもしれませんけど、結果的には私としては残念な状況であります。

◯山陰中央テレビ:知事にまずお伺いしたいんですけども、今回、先ほど人口10万人当たりの数で少し判断の材料にしたというところをおっしゃっていたんですが、具体的にこういう出校停止措置に対する判断の基準は、今、実際に他にあったりするんでしょうか。

◯丸山知事:私は何度も申し上げてますけど、たぶん(TSK)さんにも申し上げてると思うけど、まとまって出てきた抽象化した数字を軸にして判断のトリガーにはしないというふうに申し上げています。私は、この数字だけ見ているわけではありません。率直に言うと、保健所はこういう、学校別にどうかというデータまでまとめる余裕はないんです。なので、保健所から上がってくる情報だけだと学校がどういう状況になっているか分からない。なので、実際、保健所は逼迫してるから、そういう情報を保健所でまとめて出してこいと言っても業務は滞るし、大事なことができなくなっても困るから、教育委員会、県教委から市町村教委を通じて、そして、県の子ども・子育て支援課を通じて、各市町村の保育所を担当している部局に感染者の状況が分かる都度、教えてほしいというお願いをさせていただいて、これは、保健所と違って分かるまでちょっと時間がずれるので、1日遅れとか2日遅れとかの情報もありますけど、毎日、別ルートで情報を取っています。どういう学校で、何日にどういう感染者が出てるかというは、1日2日遅れで把握をしてます。まあ、大きな傾向で言うと、かつては感染者が出ました、生徒さん。でもその子は、出席していませんでした。登校していませんでしたと。恐らくこれは、ご家族の感染で濃厚接触者になられて、で、自宅待機をされていた。そうすると学校で感染が広がる可能性がないから休校の必要は一切ないというケースの方が、そういうケースの方が多かったですけど、今は、そういうケースは少なくなっています。ということは、その家庭で感染が先に確認されて、なので、そのお子さんは感染はしたけども学校には登校していないというケースではなくて、感染されたお子さんが学校に出てるというケースが増えてきてるんですよ。まあ、そういう風にね、私からすると、この前も知事会で申し上げたけど、死者数が1名とかっていう数字よりも、先進国G7の、国民皆保険が評価されている我が日本国において、こういう方がこういう亡くなり方をしないといけないかどうかっていうリアルな姿を確認しないといけないんじゃないかと申し上げましたけど、そういう数字をまとめて、この数字を超えたからということではなくて、できるだけ、例えば、90人なら90人の一つ一つの状況を確認して、その傾向に変な動きがないかということを確認して、毎日やってますので、そういった意味で、一定の数字だけで一定の数字がどうだったからこうするということは持ち合わせていない。それは、個別にリアルな数字の元の情報を確認して、感染拡大につながるのではないかという兆候はないだろうかという確認をやっています。残念ながら、休校措置をこの数字で講じるという数字は設けてません。今回申し上げると、例えば、今回雲南市長さんにお願いしたのは、雲南市全体の数字じゃないんです。その一部の地域でそういう状態になってるという状況を雲南市長さんも懸念されておられて、我々も高校と。これは、高校から保育園の状況ですけども、家族というのは年齢差があるから、保育園で起きてることが保育園で完結しないんです。保育園で起きているということは、兄弟を通じて小学校低学年とか、小学校高学年までご兄弟おられるかもしれない。高校で起きてることっていうのは、弟さんとか妹さんがおられたら中学校に影響するかもしれない。そういうものをみながら、やっぱりそのエリア的な状況もみながら、その市町村単位全体、今回は雲南市長さんにはこの一部の2町の地域に限定してお願いさせていただきましたけども、市町村単位で見るだけでも、見方としてはざっとしているので。その数字の見方っていうのは、固有名詞を見ながら、場所を見ながら、エリアを特定していく。そういう意味で、今回、雲南市さんの数字を基にして雲南市全体で休校措置をやってほしいというふうに言ってしまうと、これは、学びの保障という意味で重すぎる内容になるのではないかということで、市長さんと相談させていただいて、こういうエリア設定にさせていただきました。まあ、そういった意味では、杓子定規な数字では判断しないようにしているというとこであります。

◯山陰中央テレビ:ありがとうございます。卒業式を予定どおり開催するというお話だったんですけど、これは、1、2年生は出校停止になるんで、結局3年生だけで実施するという形になるんですか。

◯丸山知事:そういうふうになるんじゃないですかね。

◯山陰中央テレビ:石飛市長にお伺いしたいんですけども、小学1、2年生の方は、家庭内で対応ができない方は学校内に来て学習をする、これはなんか一定の時間を決めて対応するということなんでしょうか。それとも、何時から何時までと決まってるものがあるのでしょうか。

◯石飛市長:(小)学校での1年生、2年生の受け入れにつきましては、通常の学校の開校時間において、基本的に対応させていただきます。朝は、8時から始めまして、夕方は通常の学校が終わって、人によっては児童クラブ等への引継ぎの所までは対応していきたいと、そのように思っております。

◯山陰中央テレビ:ありがとうございます。あと、知事と市長に、ちょっと伺いたいのがあるんですが、今回、(Web会議の開始時間が)予定されていた6時から開催が2時間ずらしての開催となりました。これは、どういう所で調整が難しかった、または、変更になったというところあるんでしょうか。

◯丸山知事:それはもろもろですよ。これは、昨日動き出して調整したので、まあ、いろいろな調整事項があったということで、これは、県の不手際ですけど、夕方6時くらいまでで調整が終わるだろうというふうに思っておりましたけど、調整事項が思いのほか多くて、2時間遅れたということですので、全体としてであります。

◯山陰中央テレビ:石飛市長はどのような考えでしょうか。

◯石飛市長:知事がおっしゃったとおり、さまざまな調整あるいは県の要請の真意、そういったものを確かめていく、そういった段階の中で最終的に開催については県の方でご判断されたものというふうに思っております。

◯山陰中央テレビ:分かりました。ありがとうございます。


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