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2月8日コメント3

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 それに関連いたしまして、今後の県内の各学校の運営についてであります。3点目でございます。

 今年1月には、先ほど申し上げましたとおりオミクロン株の感染によりまして、感染が急拡大しまして、学校においても感染者が多数確認されるといった状況にございました。保健所においては、その濃厚接触者及び濃厚でない接触者について幅広に検査しまして、感染者の早期発見、それから拡大の封じ込めに努めておりましたけれども、当時は感染者の急拡大によりまして、一部の地域において濃厚接触者以外の接触者に対する幅広い検査を迅速に行うということが難しくなった状況が発生いたしました。

 そういった状況を踏まえまして、感染拡大リスクの低減と医療提供体制の確保のために、1月18日に、特に新規感染者が多かった浜田市、出雲市、益田市、江津市と邑南町の市長さん、町長さん、そして県教育委員会に対しまして、対象市町に存在する公立学校について、進学、就職を控えた学年や小学校低学年への配慮を行った上での出校停止措置のお願いを、私のほうからしたところであります。

 これを受けて、3市1町の公立小・中学校と県立高校については、22日から31日までの10日間、益田市の小・中学校におかれましては1日前倒しされて21日から31日まで11日間の出校停止措置が取られました。また、同じ市町に所在する私立学校におかれましても、県からの依頼を受けまして同様の措置を取られたところであります。さらに、大田市、美郷町におかれましても、自主的に小学校と中学校の一部学年について、31日までの出校停止措置を取られたところであります。

 こうした5市2町、また私立学校などの取組の効果もありまして、新規感染者の確認は21日が158人であったものが、学校再開前の1月31日には88人と、大きく減少いたしました。ここに改めて児童生徒や保護者の皆様、そして5市2町や各学校の関係者、そして保護者の皆様、そしてやむを得ず保護者が休まれることについて御理解をいただきました勤務先の事業所の皆様に心から感謝を申し上げる次第でございます。

 1月27日からは、県内全域でまん延防止等重点措置を講じておりますけれども、残念ながら第6波の収束の道筋がついたと言える水準にはまだ達しておりません。ワクチン接種や飲み薬を含む治療薬の確保が進むことを期待しておりますけれども、残念ながら現時点において来年度においても感染の波による出校停止といった子どもたちの学びに大きな影響を与える措置が必要になるかどうかということについて、ないと言い切ることができない状況でございます。そこで、学校運営にできるだけ支障が生じずに子どもさん方の学びを最大限に確保できるように、市町村長さん方、そして県教委と、次の点について確認をしたところであります。

 1点目が、学年内に必要な授業が終わるよう、特に進学や就職を控えた最終学年については、その準備に間に合うように終わることが必要なことから、仮に出校停止の措置があったとしても対応できるように、夏休みや冬休みといった長期休業の期間を短縮することなどにより早めに授業時間を確保すること。2点目として、学習効果を高めたり、人間形成に重要であったり、貴重な思い出や体験の場となったりする学校行事を確実に実施するために、感染対策が必要となる学校行事のうち、可能なものについては、これまでよりも早い時期に実施することなどによりまして、感染拡大の影響により当初の計画どおり実施できなくなった場合においても、延期して年度内に実施ができる可能性を確保することの2点について確認をしたところであります。

 各学校におかれましては、これまでも既に、特にコロナに関連して、安倍内閣において学校の一斉休校が行われたこと、そして島根県内におきましても全国を対象とした緊急事態宣言発令に伴いまして学校の休業措置を実際に行いましたので、そういった経験を踏まえて、既に様々な対策を取っていただいておるところであります。最終的には各学校の校長先生の御判断によるものでありますけれども、長引くコロナの影響に対しまして、子どもたちの学びを保障するために、来年度の学校運営を計画されるこの時期に当たって、こういった点について御配慮をいただくようにお願いをするところであります。


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