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11月13日質問事項1

1.新型コロナウイルス感染症の感染拡大

○山陰中央新報:山陰中央新報の原田と申します。

新型コロナウイルスの感染者の再拡大についてお伺いします。

島根県では、1か月以上、新規の感染者ゼロというのが続いていると思うんですけども、昨日は全国で1日当たりの感染者数が過去最多を記録しました。まず率直に今の現在の状況について、どのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。

○丸山知事:政府の専門家会議でも、御指摘がありますとおり、急拡大をするようなリスクがあるというふうなお話がありますので、そういった意味で、全国、島根も含めて、気を引き締めていかないといけないというタイミングだというふうに思っております。

ともかく、今のこの再拡大の要因が何なのかということ、ある程度推定せざるを得ないと思いますが、やはり寒さ、それから寒さに伴う換気の頻度の減少とか、もしかすると、寒くなりますので体温が下がって免疫力が下がるとか、いろんなことが考えられますが、要因を確定することはできないとしても、そういう推定をしながら、それに対する対策をしていく。寒いながらも換気をしていくとかいうことを含めて、最新の知見、特に北海道の状況などが、北から南に下りてくるのではないかということが懸念されますので、北海道の状況などをよく分析してもらいながら、全国で活用できる知見を早めに政府から発信をしていただくということが非常に大事じゃないかというふうに思っているところであります。

○山陰中央新報:現在も県民に対して、県外に出かけた場合には接待を伴う飲食店の利用を控えるよう要請をしておられると思うんですけれども、改めて今回の全国的な急拡大を受けて、追加で県民に要請するようなことというのはありますでしょうか。

○丸山知事:追加でというよりは、少なくとも換気については、寒くなったことで、秋の早い時期に比べると、やはり寒いので換気をする、窓を開けるということがおっくうになっておられるということが考えられますので、夏と変わらないような頻度での換気をしていただくということで、従来の取組を徹底していただくということを、まずお願いしなきゃいけないんじゃないかというふうに思っております。

今回の感染、ちょっと客観的に数字で確認していませんが、第1波、第2波に比べますと、大都市部から徐々にというよりは何か、それぞれの数字は高低ありますけども、それが全体として底上げになっているという感がいたしますので、そういった意味では、第1波、第2波のときのように、夜の、東京とかの歓楽街というか、お酒を飲む店が集中したようなところから始まっているわけじゃないと感じておりますので、そういった意味では、家庭でも職場でも、学校とか人が集まるところでもひとしく注意をしていかなきゃいけないというふうな状況だと思っておりますので、県外に出たときに、第2波の段階では夜の繁華街とかでの行動を自粛していただくようにしましたけれども、そういった状況、そういった対応が適切なのかどうかというのは、まだ判断しかねているところでありまして、これからの拡大の状況、数字が増えていくとすると、どういったところの数字が増えていくのかということを見ながら、追加のお願い事があるかどうか、必要かどうかということをこれから考えていきたいというふうに思います。

○山陰中央新報:もう少し状況の推移を見守った上で、追加で要請をすることがあれば要請をしていくということでよろしいでしょうか。

○丸山知事:まあそういうことですね、はい。

○山陰中央新報:それから、先ほどもありましたけれども、クラスターも全国的に多様化しているというふうに言われてまして、接待を伴う飲食店とか学校の部活動以外にも、言葉や文化が異なって対策が難しい外国人コミュニティーでも発生をしているということが言われてます。島根県として何か対策を取るようなお考えはありますでしょうか。

○丸山知事:注意事項は同じだと思いますので、外国籍の方、日本語を読まれるのに不自由のある方々には母国語、できるだけ多様な言語での新型コロナに対する注意喚起、呼びかけをさせていただくということになるんじゃないかと思います。取り立ててそこで特別な対策ということではなくて、同じ過程、同じ集まる場で同じ注意をしていただくということになろうかと思います。

○山陰中央新報:ありがとうございました。

 

○NHK:NHKの土屋です。

先ほどもお話ありましたが、新型コロナで、全国的な感染の話はありましたけれど、すぐお隣、鳥取県でも今月に入ってから相次いでるという状況がありますが、このお隣の状況については、島根県としてどう受け止めていらっしゃいますでしょうか。

○丸山知事:島根県内も、今のところ一定期間落ち着いておりますけれども、前々から申し上げておりますとおり、今日明日起きてもおかしくない、2日連続起きたこともございました。起きたというか、確認された事例もございましたので、それが重なっているという状況でもあるだろうし、第3波によるものかどうかって、ちょっと私は、詳細は分かりませんけども、感染がいつでも生じる、いつ何どきでも生じ得る状況、人が動いていますので、そういった中でああいった形で連続して起きてもおかしくはないことだと、島根県内でもあり得ることだというふうに思っております。問題は、そこから広がらずに、市中感染みたいな状況にならないことが大事だというふうに思っておりまして、それぞれいろんな検査ですとか調査をされて、鳥取側で懸命に取り組まれておりますので、それが島根側に波及してくるとかという具体的な懸念を持っているわけではありませんし、鳥取側で検査の体制が足りないということであれば、島根県としてできる協力をしていくということではないかというふうに思っております。

 

○朝日新聞:朝日新聞の浪間と申します。

 新型コロナウイルスの感染拡大の件でお伺いしたいんですが、昨日、群馬県では北海道とか東京とか、そういった感染拡大した地域、8都道府県への移動自粛を要請していたかと思うんですけれども、今後、島根県でこうした感染拡大地域への移動自粛の要請というのを県民に出すような御検討というのはされていますでしょうか。

○丸山知事:私、第波のときも、根っこから移動をやめてくださいというお願いはしておりません。基本的には、その感染が拡大している地域で多く感染が見られる行動、形態を確認して、そういった行動をそのエリアで取るということを避けてもらうということで、移動ですとか、ビジネスや観光も含めて、感染前の状況に近い形をできるだけ確保しながら、感染に至らないように注意をしてもらうというようなやり方が、今のところ、私の考え方でありまして、根っこから行かないということは簡単ですけど、簡単というか、ある意味クリアな方法ですけど、それはそれで失うものがたくさんあるんじゃないかということもありますので、できるだけ感染拡大地域で起きている感染のパターンというんですかね、どういうケースが多いか。

 ただ、今回のケースは家庭内っていう割合も相当高いので、そういった意味で、どこかに行ったからというよりは、何かちょっと難しいと思いますね。前は繁華街からスタートして、接客を伴う飲食店で東京がスタートだったですけども、そういう着目点がある意味はっきりしてましたけども、今回の感染拡大がそういうパターンになるのかどうか。ただ、家庭内での感染が広がっているということは、我々が普通に出かけてホテルに泊まるとかというパターンで感染の可能性等はそんなにないということだと思いますので、そういう意味では、そういう感染拡大地域で起きている感染のパターンで島根県民が出かけたときに同様に取り得る行動をできるだけ控えてもらうということがあれば、それをお願いしていくということになろうと思います。

○朝日新聞:じゃあ、追加の要請をするとしても、根っこからここに行かないようにというのではなくて、各感染拡大地域のパターンというのをしっかりと分析というか、注視をして、そのピンポイントで要請していく可能性はあるということでしょうか。

○丸山知事:そういうことでしょうね。本当にどこもかしこも市中感染みたいな状況に都道府県がなれば、行くこと自体を自粛してもらうという場面はあるかもしれませんけど、それは最後の段階、感染がすごく広がった状況の場合はあり得ると思います。そういう段階を踏むような話じゃないかというふうに思っております。

○朝日新聞:現状の全国的な感染拡大の状況というのを踏まえて、改めて今、県民に対してどうした点に注意して生活してほしいというふうにお考えでしょうか。

○丸山知事:繰り返しになりますけども、これまで島根県の感染は比較的、一部のクラスターを除いて抑えられてたわけですので、これまでやってきたことがある意味間違っていないというふうに思っておりますので、今までの取組を継続していただく、そして新たな知見が得られれば新たなお願いをさせていただくということになるかもしれませんけども、今のところはそういう追加のことがあるわけではありませんので、これまでの取組を継続していただくということをお願いするということになろうかと思います。

○朝日新聞:ありがとうございます。


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