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9月25日質問事項1

1.百歳以上高齢者の報告人数の誤り

○山陰中央新報:知事、よろしいですか。

○丸山知事:はい。

○山陰中央新報:山陰中央新報の高橋です。

 先ほどもお話があった100歳以上の高齢者の数値の誤報告についてなんですけれども、改めて御所感というか、御感想というか、なぜミスが起きたのかも含めて、お話をお伺いできますでしょうか。

○丸山知事:ミスが起きたのは、まず、報告する市町村においてミスがあったということ。それを県が前年数値と比較していれば、100歳以上の方の数字と100歳の方の数字という違いでありましたので、大分数が違う。前年はわかっていたのに、ことしは違うやり方をされていたので、大幅に数字が減っているという市があるということで、県としてそういったチェックをしていれば、県の段階で気づいて、浜田市さんにどういうことですかという確認をして、県の段階で誤りを修正することができたんですけど、今回そういうふうにいかなかったということでありますので、浜田市における対応を改善していただくということとともに、我々はただ単に数字を受けて右から左に流すという立場ではありませんので、県として数値についての、本当に個人名が何人おられるかとか、そういうことのチェックまでとてもしている余裕はありませんけども、簡便にできるチェックというのをきちんと行って問い合わせをするということをきちんと徹底することで防止をしていきたいと思っておりますし、こういったことで、全国3位、1位だった数字が3位であったということ、逆に言うと、3位から、誤りを訂正することで1位になったという経過も含めて、最初から1位ということでいけたことを、こういったお騒がせをすることになったことも含めて、大変申しわけなく思っていますし、再発防止にきちんと努めていくように、庁内で徹底していきたいというふうに思っております。

○山陰中央新報:先日、町村長との意見交換の中では、長寿県を観光の一つトピックにしたらどうかとか、非常に島根県の長寿というのは売りになる可能性を秘めているものだというふうに町村長さんも思っていらっしゃる案件の中でミスが起きたことについて、どういうふうにお感じになっていらっしゃいますでしょうか。

○丸山知事:いや、別にその点は、長寿県としてPRしなきゃいけないポイントだから、特に念入りに見るとかということではなくて、皆さん、1位だったのに3位というふうに思われるかもしれませんが、県として数字を出すときは何番かわからないので出してますので、3位になっている数字を出しているというふうにわかったわけではないわけです。ただ、全国1位の数字で、1位を誇っている数字で、その一部の数字に大きな増減があるといったことを気をつけるということは十分できたと思いますし、それはこういう注目されている数字だからやらなきゃいけないということではなくて、いろんな数字というのは、いろんな行政のもとになります統計数値であったり、集計数値となりますから、そういうところで、簡便に見つけることができるミスを見つけられなかったということをきちんと反省して、こういう再発防止をしなきゃいけないというふうに思っております。

○山陰中央新報:取材では、13日公表された時点で、既に浜田市のほうから数字の訂正の報告を、浜田市は県に数字が間違っていたと報告をしているにもかかわらず、18日まで公表が長引いていたという理由についてはどのようにお考えでしょうか。

○丸山知事:長引いているといっても、ウイークデーでいったら2日ぐらいじゃないですか。長いといえば長いかもしれませんけれども、単独の県とか市町村がやっている仕事だけの数字で、それを間違ったというんであれば、その団体の判断ですぐに訂正をすればいいんでしょうけども、浜田市からしても、県に報告し、国に報告している数字だということで、県に報告されたんでしょうし、県としても、国に報告している数字なので国に報告して、ほかのところの誤りがないかどうか、浜田市だけなのかという確認をした上で、県としては対応しなきゃいけませんので、そういった他の市町村を含めて、浜田と同じような誤数値がないかどうかということの確認も含めて、確認をして、修正をするというタイミングをきちんと合わせて、要するに3つの浜田市の数字であり、島根県の数字であり、全国の数字であるということのタイミングをできるだけ早くやるということで調整したということですから、もっと早くできたんじゃないかといえば、それは1時間とか2時間とか1日とか、できたかもしれませんけども、すごく残業して徹夜してやんなきゃいけない数字でもないんじゃないかなという感じがいたしますけど、それはもともとこの問題については、そもそもがそういうことをせずにあらかじめ浜田市さんでも間違わないことは可能だったと思いますし、島根県でもこれっておかしいんじゃないかという気づくことができた数字だったと思いますし、そういう事前でこういうことを防止できなかったということがやっぱり問題だというふうに思ってます。

○山陰中央新報:その中で、13日の時点で、浜田市の数字が非常に低いというところに気づいた一部の報道機関が県のほうに問い合わせたところ、県のほうでは、浜田市の誤りに気づきつつも、その誤りを報道機関に明かさなかったということもあったんですけれども、その点についてはどういうふうにお考えでしょうか。

○丸山知事:間違っていたかもしれませんけど、全体として、本当に島根県の数字が正しい数字が何だったのかということが、もう間違っていることが明らかになった以上、正しい数値を求められている状況ですから、ほかのところも含めて、確認をして、済みません、2度も3度も間違いはありませんから、訂正をするという作業をしていたということなんじゃないでしょうか。

○山陰中央新報:改めてですが、具体的に再発防止策というのは、何か県のほうで検討されていますか。

○丸山知事:いや、それはただ単にエクセルシートにちゃんと対前年増減とかというのをつけた上で、増減率までつければ余計明らかだと思いますけども、通常あり得ない、100歳を超える高齢者の方がいきなり半分になるとかということってないでしょうから、もともとの母数が2人とか3人だとすると、3人だった方が2人になるとかはあるかもしれませんが、そういう母集団の大きいところで大きく変動するということはそうないというふうに考えて、チェックをするということじゃないでしょうか。お一人お一人の住民票とかを確認して、本当に100歳にいかれてるかどうかとかということを確認をするというところまでは恐らくできないと思いますし、そういうことを全ての作業を報告数値でやっていると、いろんな仕事が滞ると思いますので、ともかく効率的かつ、我々が通常の注意力をもっておかしいんじゃないかというふうにチェックできることを、もう今や表計算ソフトみたいなのあるわけですから、そういうことできちんと職場でチェックをするということと、それから、担当者任せにせずに、当然2層目、3層目の方がそのチェックをすると、二重チェックするということじゃないでしょうか。

○山陰中央新報:ありがとうございました。


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