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6月28日質問事項2

2.小さな拠点づくり

○山陰中央新報:山陰中央新報の高橋です。中山間地域・離島対策の部分で、なかなか人口減少に歯どめがかからない状況は続いているのかなというふうに思うんですけれども、先日、議会のほうに小さな拠点づくりのモデル事業というのに取り組むというのを発表されまして、複数の公民館地域、複数の公民館区で小さな拠点づくりのモデルをつくっていくというような発表をされまして、今まで236地区ある公民館単位を基本に小さな拠点づくりを進めてこられましたけれども、やっぱり県がずっと調査の中では、人口の数が、人口は2,000人規模という数字で、商店であったりとか診療所であったりっていうのが維持できるっていう数値が出てて、やっぱり公民館単位というよりも、人口2,000人単位っていうほうにかじを切られるというか、小さな拠点づくりの枠組みをそちらのほうに、人口のほうにかじを切られるというお考えなのか、それとも公民館単位は大事にしながらということなのか、その点はどのようにお考えでしょうか。

○丸山知事:私の頭の中の整理でいきますと、普及啓発といいますか、こういうものが必要であるということについて県民の皆さんに御理解いただくという単位というのは、社会教育の基本的な単位である公民館単位で行うこと、これがいいだろうということでこれまで、そういったアプローチをとってきたと。いざ生活機能を確保していくという具体の取り組みという段階、モデル地区という形になりますと、現在既に生活機能が徐々に低下している地域、そういった地域に対する、そういうところがより早く拠点形成のニーズがあるだろうということを考えますと、そういった地域というのは、2,000人という数字が金科玉条のように使えるとは思いませんけども、公民館単位を超えるような形でもう既に連携せざるを得ないような地域が既に生じていることは明らかですので、そういった地域に主眼を置いて、このモデル地区をイメージしてはどうかということで、生活機能の確保に具体的な公費を投入して、県費を投入して支援をしていくという段階のところでいきますと、生活機能が長年の人口減少で低下してきていると、減少してきているといった地域をターゲットに置いたほうがいいのではないかということで、それは結果的に公民館の単位を超えることのほうが普通だろうというふうに見ているということであります。

○山陰中央新報:公民館単位を超えると、なかなか生活道路で10キロぐらい離れてるようなところも恐らくあるでしょうし、地域の実情となかなかそぐわない部分も出てくるのかなと思うんですが、県として、そういう地域を一つの小さな拠点とするためにどのような努力が必要だというふうにお考えでいらっしゃいますでしょうか。

○丸山知事:現実にはもう2,000人未満になってる地区がたくさんあって、そういった、いわゆるコマーシャルベース、民間ベースで十分な商店が必ずしもないと、診療所が必ずしもあるわけではないというエリアが既に生じている。そういった方々というのは市町村によります地域公共交通の確保とかを通じて、恐らく隣とか、そのまた隣の公民館区の診療所に通ってたりスーパーに行かれたりしているわけです。ですので、そういう、どちらかというと実態を後追いするような形に、現実にはなるんじゃないかというふうに見てまして、それを今、行政としてより積極的な関与をする中で、これ以上、機能が落ちていくことで、ある地区ではもう生活が難しいといった状況が生じないように対応しなきゃいけないというふうに考えています。

○山陰中央新報:はい、わかりました。


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