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「島根県地震・津波被害想定調査」について


 

【提案No.A2023-00415】3月11日受付

 

 島根県は、2018年3月に「島根県地震・津波被害想定調査」結果を公表しています。本調査における「想定地震の設定」のうち「宍道断層の地震」については、地震調査研究推進本部の全国地震動予測地図(2010)における「その他の活断層」の鹿島断層帯の評価、中国電力(株)の宍道断層の調査成果等により、長さ22kmの震源断層(横ずれ断層)として評価されています。しかし、2021年3月に地震調査研究推進本部より「全国地震動予測地図2020年度版」が公表されているので、2020年度版に基づき鹿島断層帯を評価すべきではないでしょうか。また、中国電力(株)は宍道断層の長さを22kmから39km(2017年7月)に見直しています。これらを踏まえれば「島根県地震・津波被害想定調査」の見直しを早急に実施する必要があると考えます。

 

 

【回答】4月2日回答

 

 全国地震動予測地図2020年版においては、宍道断層を長さ21km、マグニチュード7.0の規模として評価されています。

 島根県が2018年3月に公表した島根県地震・津波被害想定調査では、県の検討委員会を設置し、断層の長さ18kmとする全国地震動予測地図2010年版の評価結果だけでなく、中国電力(株)の調査結果を踏まえ、断層長さ22km、マグニチュード7.1の規模として評価しており、現時点では、被害想定に大きな影響を与えるものではないと判断しています。

 なお、全国地震動予測地図2010年版では、簡便な方法を用いて評価されていますが、島根県地震・津波被害想定調査では、全国地震動予測地図2020年版と同様な手法で評価を行っています。

 また、中国電力(株)は、宍道断層の長さを39kmに見直しておりますが、この延伸部分については、原子力規制委員会による審査においても、断層の活動性を示す新たな証拠は見つかっておらず、県の検討委員会において、宍道断層の長さは見直さないとの評価を得ています。

 今後、新たな知見が得られれば、有識者の意見を伺いながら見直し等の検討を行っていきます。

(防災部防災危機管理TEL:0852-22-5885)

 

 

 


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