島根県は、ガソリン価格が高いとされています。県内に精油所がないことから、県民の支払ったガソリン代の多くは県外へ流出しています。

　一方、島根県は、火力、水力、原子力、再エネの発電施設がある電源立地県であるため、県内で造られた電気を県内で使えば、県民の富が県内でまわります。

　電気を県内で使い脱炭素に貢献するのが電気自動車（EV）です。

　県営住宅へのEV充電用コンセントの設置、EV通勤者への特別手当、EVについての学校での学習など小さなEV導入支援策を検討・実証実験することにより、EVの利便性を県民へPRすることで、県民がEVに買い換えた方がお得で環境への負担も少ないという意識が醸成され、島根県でのEVシフトが加速し、人口10万人あたりのEV普及率で日本一となるのではないでしょうか。

　電気自動車へのシフトは、再生可能エネルギーにより発電した電気も利用できることから、脱炭素に大きく貢献するものであり、その普及促進は重要であると考えています。

　電気自動車の普及に向けた県の取り組みとしまして、拡充しつつある国の電気自動車購入への補助金や、自治体に対する交付金の活用により、車両の導入と充電インフラ等の整備が効果的に促進されるよう、市町村や県民、事業者に対して情報発信してまいります。

（環境生活部環境政策課TEL：0852-22-6743）

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