島根県のシンボルについてご紹介します。
これは、島根県の県章です。中心から放射線状にのびる4つの円形が雲形を構成して、島根県の調和のある発展と躍進を象徴し、円形は、「マ」を4つ組み合わせたもので「シマ」と読まれ、県民の団結を表しています。
昭和43年11月8日明治百年記念として制定されました。
使用に関するお問い合わせは、総務部総務課(0852-22-5916)まで。
島根県を代表する花は「ぼたん」です。中海に浮かぶ大根島(松江市八束町)の「ぼたん」は全国的に有名で、およそ300年前から栽培されていました。もとは中国から薬用に輸入されたものですが、大根島は大昔、海中火山で溶岩と火山灰からなる弱酸性の土であるため、草花の栽培には好適で、特にぼたんに適していることから全島いたるところで作られています。
旧藩時代からあるものを”地ぼたん”といい、明治時代に京都・大阪そのほかの地方から移入されたものを”上方ぼたん”といいます。”地ぼたん”は4月が花盛りで、花の色は暗い赤紫色をしており、花びらは単弁でぼたん色という絵具の名称もこの花からきています。”上方ぼたん”は地ぼたんより10日位遅れて咲きます。大輪咲きで一重のものや八重咲きのものがあり、色は白、淡紅、濃い紅から深紅、さらに黒色に近いものまであります。
現在、八束町では度重なる品種改良の末、およそ300種に及ぶぼたんが栽培されています。また、葉も観賞でき、4月下旬から5月上旬にかけての大根島はこれら数万株の花が咲き乱れ、まさに絢爛豪華という形容詞がぴったりあてはまります。なお、ぼたんの花は、昭和28年に全国観光連盟、日本交通公社、植物友の会、そしてNHKの主催で行われた郷土の花を選びましょうの運動で島根県の花に選ばれています。
松江市観光協会八束支部ホームページへ(外部サイト)
島根県を代表する木は「黒松」です。県の木三候補として「黒松、赤松、しらかし」を審査委員会で選び県民より一般応募したところ、黒松が他樹種より応募点数が多く、審査委員会において審議の結果、昭和41年9月10日制定されました。
黒松は、本県の海岸部から里山地帯に分布し、防風林としてのみならず経済林分としてもその利用度は高く、景勝地、風致林あるいは庭園樹として県民に古くから親しまれ、なじまれてきた男性的な、県を代表する木です。本県の人工林面積のうち、松の造林は杉に次いで高く、黒松の材質は赤松と大差なく、赤松より樹脂が多いので長命であること、水湿に耐えられることから土木用材としても高く評価されています。永宝年間より、海岸地帯に防風保安林あるいは魚つき保安林として風致を併せ育成し、その機能を果たしており、さらに天然記念物に指定されていた「関の五本松」をはじめ、室町時代からといわれる出雲平野の「築地松」あるいは「松江城の老松」など数多くの名勝、旧跡地になくてはならないものとして旅人の旅情をかきたて、島根の魅力の一つとなっています。
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島根県を代表する鳥は「ハクチョウ」です。
昭和38年に林野庁の指導により全国一斉に鳥獣保護事業計画(S38.4.1〜42.3.31)を樹立し、長期にわたって計画性をもった鳥獣保護施策を統一的かつ積極的に推進することになりましたが、この計画の中で、鳥獣保護思想の普及の一環として県民の象徴としての鳥獣を指定することになりました。
県では、県民の皆さんの意見をとりまとめた結果、オオミズナギドリ、オオハクチョウ、ウミネコ、ウミウの4種を選定し、鳥獣審議会に諮問しました。その結果、古くからゆかりのあるオオハクチョウがよいとの答申を受け、昭和39年5月10日の愛鳥週間初日に、「県の鳥」として「オオハクチョウ」を指定しました。
以来、県の鳥「オオハクチョウ」は、県民の皆さんに親しまれてきましたが、県内にはオオハクチョウとコハクチョウの両方が飛来しているものの、近年オオハクチョウはほとんど見られないことから、県議会において県鳥の見直しが提案されました。
これにより自然環境保全審議会に諮問したところ、オオハクチョウ、コハクチョウの総称としての「ハクチョウ」を県鳥とすることが適当との答申を受け、平成12年1月1日から変更いたしました。
ハクチョウは、古くからこの地方に渡来していたらしく「出雲風土記」にもその名が見られ、毎年11月頃から遠く中央アジア等より冬の使者として渡来します。特に宍道湖、中海は、本州におけるコハクチョウの集団越冬地の南限地として、全国的にも有名な地域です。
ハクチョウが上空から舞い降りてくるときの優雅さ、水を蹴り上げながら湖面からダイナミックに飛び立っていく力強い姿は、水鳥の女王と呼ぶにふさわしい風格を備えていると言えます。
島根県を代表する魚は「とびうお」です。島根県の美しい海と新鮮な魚を広く全国にアピールし、あわせて県全体のイメージアップを図る目的で一般公募したところ、県内外から1,920通の応募がありました。
そこで、その結果をもとに検討したところ、「とびうおは、本県では通称"アゴ"と呼ばれ夏を告げる魚として県内沿岸で広く漁獲されていて県民になじみが深く、本県のとびうおの漁獲量が全国で第一位である(当時)」、「"アゴ野焼き"に代表されるように、とびうおを原料としたすぐれた特産物がある」、「とびうおの習性から、水面飛び出し滑走する様が飛躍・躍進をイメージさせる」等々の意見が出されました。さらに、応募総数の半数以上がとびうおであったことなどから、平成元年9月19日に県の魚に選定され、平成元年9月24日、第1回島根県豊かな海づくり大会の際に発表されました。
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