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しまねeyeVol.8

島根で活躍する人たちの「視点=eye」で語ってもらいます


町おこしに全力投球・山田真嗣(やまだまさし)さん(出雲市)

山田真嗣さんの写真


イチジク収穫後の写真


休耕田を活用した金魚養殖や特産イチジクの栽培を通して、町おこしに全力を注ぐ山田真嗣さん。古里を愛する思いが、山田さんを突き動かしている。

出雲市内の高校を卒業後、東京の大学に進学し都内の観賞魚販売店に就職。都会生活を送る中で思い出したのは、両親たちが楽しみながら町づくりに取り組む姿だった。「あんな風に暮らしながら、古里に貢献したい」という思いが高じ、島根県が企画したUターン・Iターンイベントに参加。移住者と交流するうちに決意が固まり、2016年に地域おこし協力隊として古里に帰った。

地域活性化を目指す中で、目を付けたのが金魚。養殖の専門知識を生かして、点在する休耕田を再生しようと思い立った。鳥獣害対策や草刈りなど、苦労を重ねながら試行錯誤し、現在では年間約1万匹を県内外に出荷。大自然の中でストレスなく育った金魚は、鮮やかな模様やふくよかな体形が評価を得ている。

2017年からはイチジク栽培にも乗り出した。「多伎町を代表する特産品でありながら、生産者の高齢化が進んでいる。栽培に携わることは、地域の未来につながる」。県内外へのPR活動として仲間と「多伎いちじく盛り上げ隊」も発足。収穫時期に全国から収穫サポーターを募り、畑で一緒に作業をし、試食してもらってファンを増やしている。

「関係人口をつくりながら、多伎を盛り上げていく」と力強く話す山田さん。今後は、各地のイベントでの金魚すくい出店や、収穫サポーターとの交流会も考えている。「地域を越えたつながりが広がるきっかけづくりをしたい」と夢はまだまだ膨らむ。



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