本年が皆さまにとって健やかなる年となりますよう祈念いたします。

_{島根県議会議長：田中八洲男（たなかやすお）}

_{島根県議会副議長：池田一（いけだはじめ）}

昨年は、長く続く新型コロナウイルス感染症やロシアによるウクライナ侵攻、日米金利差拡大によるドル高円安や資源・資材不足による物価高騰など、世界規模で広がる諸問題が、直接的に県民生活に大きな影響を及ぼした１年でありました。

その中で、新型コロナウイルス感染症については、今なお毎日のように感染確認があります。対応にあたられている医療機関、保健所をはじめ、関係機関の皆さまのご尽力に改めて感謝申し上げます。

県内に目を向けますと、依然として人口減少が続いており、その影響の一つとして、昨年は、地方鉄道の存続問題が大きくクローズアップされました。

様々な問題を克服し、人口減少を食い止めることが、県政の最重要課題であります。

島根県では、人口減少に打ち勝つため令和2年に策定した「島根創生計画」に基づき、「活力ある産業づくり」「結婚・出産・子育てへの支援」「中山間地域・離島振興対策」などに取り組んでおります。5カ年計画の4年目にあたる今年は、当初の目標に向かって取組を加速していかねばならないと考えております。

県議会では、これらの県政課題について、年4回開かれる「定例会」の場を中心に議論しています。全議員で構成し、議会の権限に関する最終的な意思決定を行う「本会議」と、産業振興、教育、医療・福祉など各分野を専門的に詳しく審査する「委員会」が主な議論の場となっています。「委員会」では定期的な議論を行うほか、必要に応じて県内外へ調査に出かけます。このうち4つに分けて構成される「常任委員会」の活動を下の欄で紹介します。

そのほか特別委員会として、「地方創生・行財政改革調査」「中山間地域・離島振興」「決算」の３つを設置して議論を進めているところです。

本年も議員一同、県民の負託に応え、県勢発展のため一層努力してまいりますので、皆さまにおかれましては、県議会に関心をお持ちいただき、格段のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、新年のごあいさつといたします。

阪神・淡路大震災の様子や復興過程、防災・減災の取組について関係者から説明を受ける委員
●令和4年8月2日（兵庫県神戸市）

地域と連携した学習について学校や企業の関係者と意見交換を行う委員
●令和4年5月10日（松江市）

若手農家のネットワークづくりについて説明を受け、関係者と意見交換を行う委員
●令和4年4月18日（安来市）

白馬高校断熱改修プロジェクトについて説明を受け、関係者と意見交換を行う委員
●令和4年8月3日（長野県北安曇郡白馬村）

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