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進む!デジタルトランスフォーメーション

PCで仕事をする男性のイラスト


新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、テレワークやリモート会議、ECサイトやキャッシュレス決済の取引が急速に進んでいます。また深刻な人手不足や物価高も相まって、業務効率化や生産性向上に向けたデジタル化に取り組む企業が増えています。

※デジタルトランスフォーメーション(DX)とは
データとデジタル技術を活用して、商品やサービス、業務そのものを変革すること


DXで業務改革/先進事例を紹介

「JUKI松江」の社員の写真
ミシンの補助装置を開発した「JUKI松江」の社員


工業用ミシン製造のJUKI松江(松江市)は、しまねソフト研究開発センター(ITOC)と共同で、ミシンの補助装置を開発しました。

開発には、島根発のプログラミング言語「mruby/c(エムルビースラッシュシー)※」を活用。ミシン本体の縫製機能を制御して、縫い目の強度を変えられる仕組みとなっています。

この補助装置は、多くの企業で活用されています。自動車用シートカバーを製造するデルタ・シー・アンド・エス(本社・浜田市)では、厚さや固さが不均一な天然皮革の材料を縫製する時、糸の締まり具合にばらつきが生じていました。この問題が補助装置の導入で8割減少。宮田浩社長は「品質が安定し、今後の取引先開拓の強みになる」と手応えを感じています。

また、Rubyを使った新たなサービスや商品の開発企業を顕彰する「Ruby bizグランプリ2022」で、JUKI松江は県内企業初の大賞を受賞。装置を開発した門脇真次郎課長は「今後も、地元だけでなく、国内外の企業に役立ててもらえる製品を作りたい」と抱負を語ります。

※「mruby/c」はプログラミング作業の省力化や、機器の小型化・低コスト化が図れ、産業機械などの分野で力を発揮します。


「デルタ・シー・アンド・エス」の社員の写真
補助装置を組み込んだミシンで自動車用シートカバーを縫う「デルタ・シー・アンド・エス」の社員


DX普及の拠点がオープン

テクノアークしまね(松江市)内にDX普及の拠点として、「しまねデジタルBASE」を開設しました。Wi-Fi環境が整っていて、個人のリモートワークや打合せなどに無料で利用することができます。

県やしまね産業振興財団のイベントやセミナーもここで開かれています。AI(人工知能)を登載したロボットの展示会では、新ビジネスの創出や生産性向上のヒントを得ようと、多くの企業関係者が来場しました。


しまねデジタルBASEで開かれたロボットの展示会の写真
しまねデジタルBASEで開かれたロボットの展示会


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職場のDXをサポートします

企業の業務効率化から利益率アップ、新ビジネスの創出まで幅広いニーズに応じた支援を行っています。

●中小企業デジタル人材育成支援事業

企業向けにオンライン講座の受講を支援し、デジタル人材育成を後押ししています。SNSを使ったマーケティングをはじめ、AIを活用した生産性向上策など約9千種類のカリキュラムから選ぶことができます。


受講生の声

米沢映洸さんの写真


ゼノー・テック出雲(出雲市・金型製造)米沢映洸(よねざわあきひろ)さん

「オンラインなので、空き時間を見つけて自由に最新の知識を学べます。日々の業務改善に生かしていきたいです」


●専門家派遣事業

ITコーディネーターやITOCの専門家を派遣してサポート


●デジタル導入補助金

デジタルツールの購入やデジタル導入計画の実証費用を補助



●問い合わせ先
産業振興課(TEL:0852・22・6019)
中小企業課(TEL:0852・22・5288)



お問い合わせ先

広聴広報課

島根県政策企画局広聴広報課
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地   
【電話】0852-22-5771
【FAX】0852-22-6025
【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp