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島根創生はじまります。令和2年度当初予算4,750億円

島根創生のイメージ


歳入・歳出構成内訳のグラフ


第1編:人口減少に打ち勝つための総合戦略/763億円

I.活力ある産業をつくる

「活力ある産業をつくる」のマーク


産業の活力を高め、所得を引き上げ、若者の雇用を増やします。


II.結婚・出産・子育ての希望をかなえる

「結婚・出産・子育ての希望をかなえる」のマーク


子育て支援の充実や、子育てしながら働きやすい環境の整備を進めます。


III.地域を守り、のばす

「地域を守り、のばす」のマーク


中山間地域・離島と都市部が、共存・連携して共に発展する地域づくり、社会基盤の整備を進めます。


IV.島根を創る人をふやす

「島根を創る人をふやす」のマーク


島根に愛着と誇りを持ち、将来の島根を支える人の増加を促進します。


第2編:生活を支えるサービスの充実/694億円

V.健やかな暮らしを支える

「健やかな暮らしを支える」のマーク


保健・医療・介護の充実や地域共生社会づくりを進めます。

健康寿命延伸のための健康づくりを進めます。


VI.心豊かな社会をつくる

「心豊かな社会をつくる」のマーク


教育の充実、スポーツ・文化芸術の振興等により生き生きと心豊かに暮らせる社会づくりを進めます。


第3編:安全安心な県土づくり/709億円

VII.暮らしの基盤を支える

「暮らしの基盤を支える」のマーク


県民の日常生活を支える地域生活交通などの生活基盤の確保や、豊かな環境の保全を進めます。


VIII.安全安心な暮らしを守る

「安全安心な暮らしを守る」のマーク


土砂災害対策や道路防災対策、河川改修などの国土強靱化対策を強化し、災害に強い県土づくりを進めます。(国土強靱化対策の公共事業費149億円措置)


※中期財政運営方針に基づくスクラップ・アンド・ビルドの状況については、県ホームページをご覧ください。

「島根県中期財政運営方針」で検索


I.活力ある産業をつくる

●魅力ある農林水産業づくり/21億2800万円

水田園芸への転換や製材力の強化、沿岸漁業・漁村の活性化により、生産性・収益性の向上を図るとともに、農林大学校の活用等により、農林水産業を支える担い手の確保・育成に取り組みます。


水田園芸の写真


農業産出額100億円増目標達成に向けて

【水田園芸の推進】

消費量の減少が予想される米に頼らず、収益性の高い野菜の栽培に切り替える「水田園芸」。規模は小さくても、水田園芸に取り組む意欲のある農業者の簡易なほ場整備費や栽培経費を助成します。


水田園芸のイメージ画像


循環型林業の定着と拡大製材力を強化

【製材力の強化】

製材工場の新設・規模拡大を検討する事業者が行う原木確保や流通等の調査経費を助成します。

また、製材工場の新設・規模拡大に向けた用地選定や地元との調整等を行うアドバイザーを配置します。


しまね和牛のブランド力UP「スーパー種雄牛」誕生へ

【肉用牛産地の拡大】

和牛生産のさらなる拡大に向け、繁殖雌牛の増頭や更新を行う意欲ある畜産農家を支援します。

また、超優秀雌牛の導入やゲノミック(遺伝子解析による)評価を本格的に活用し、市場価格をリードするスーパー種雄牛の造成を進めます。


新たに始める農・林・漁業/未来の生産者を後押し

【担い手の確保・育成】

農林大学校において、入学定員を増やすとともに、農業分野については、自営就農に特化したコースの創設や、林業分野については教育内容を経営マネジメントまで対応したものに充実するなど、農業・林業の担い手を育成する機能を強化します。

また、担い手不在地域において経営を継承して新たな担い手となる者など、地域農業の実情に合わせた多様な担い手の育成・営農開始を支援します。

水産業においては、自営漁業者を目指す新規就業者の初期投資軽減のため、必要な機材等の取得に係る経費の助成や、新規自営漁業就業者の定着を図るための資金の交付を行います。


水産業のイメージ画像


●力強い地域産業づくり/74億1300万円

島根の強みであるものづくりなどの地域産業の集積や観光資源の活用などにより県内産業の競争力を強化しながら、県民にとって魅力のある雇用の場の維持・創出に取り組みます。


「美肌」と言えば島根県・知名度を高め集客UP

【「美肌県しまね」の推進】

「ご縁も、美肌も、しまねから。」をキャッチフレーズに、メディアを活用したり、美肌講座や手湯体験など美肌を体感できるイベントを開催したりして、首都圏を中心に積極的にプロモーションを展開。「美肌県しまね」の認知度向上を図ります。

また、「温泉」や「食」等の地域資源を磨き上げ、「美肌観光」のモデルプランの充実や、大手旅行会社等と連携し「美肌観光」の旅行商品づくりに取り組みます。


「美肌観光」の様子


島根から全国へ挑戦する企業を応援

【商業・サービス業の県外展開支援】

県内事業所の雇用の維持・拡大や付加価値の向上を図るため、県外の大消費地など新たな市場の開拓を目指す取組を支援します。


企業立地促進助成金を活用しやすく県内企業を活性化

【県内企業の再投資の促進】

地元製造業者に対する企業立地促進助成金の認定要件を緩和し、県内既存工場・事業所の増設を促進します。

(新規雇用人数5人以上→3人以上)


「たたら製鉄」と「石州瓦」進化する伝統産業

【地域集積産業の高度化支援】

今年度島根大学に竣工予定の研究開発拠点「次世代たたら協創センター」を活用した新素材開発などの研究開発や、オックスフォード大学教授による講義の開講など島根大学及び松江高専が行う金属材料分野の専門人材育成を支援し、地域産業の活性化を図ります。

また、石州瓦業界が選定した工務店が行う石州瓦を利用した住宅建築や、瓦メーカーによる異分野参入の取組などを支援します。


新たな拠点を整備し企業を誘致・中山間地域の産業を盛り上げる

【中山間地域等への企業誘致の促進】

県と市町村が共同して中山間地域等へ工業団地を整備します。また、中山間地域等に特化した企業誘致の専任職員を、近畿圏、山陽地区にそれぞれ配置し、取組を強化します。


II.結婚・出産・子育ての希望をかなえる

●結婚・出産・子育てへの支援/90億8000万円

出会いの場を増やすことで結婚を望む男女の希望をかなえます。

妊娠・出産・子育てに負担感や不安を抱いている多くの若い世代が、安心して妊娠・出産・子育てができるよう妊娠期から子育て期まで、切れ目ない支援体制を充実します。


家族の写真


「結婚したい」あなたのご縁を応援

【結婚への支援】

しまね縁結びサポートセンターを核とした結婚相談・マッチング機能を充実します。

また、県内市町村へコンピュータマッチングシステム「しまコ」を閲覧できる端末を設置します。


妊娠・出産・子育ての不安を和らげ若い世代に寄り添うサポート

【妊娠期から産前産後の支援】

産前・産後の一時的な育児・家事援助や産後の専門的なケアを充実します。

また、不妊に悩む夫婦の不妊治療への参加を後押しするため、第1子出生後の不妊治療に対する助成回数・助成額を拡充します。

【子育ての経済的負担の軽減】

令和3年4月から、子ども医療費の助成対象を小学6年生まで拡大します。

また、子育て世帯が行う子育て環境の改善につながる住宅リフォームに助成します。


子どもたちも保育士も笑顔あふれる保育所づくり

【保育環境の充実】

保育士養成施設がない石見・隠岐地域等の出身者が県内の保育士養成施設に進学する際の家賃等を貸付し、県内就職を支援します。

また、保育所の管理職等を対象に働き方改革に関するセミナーを実施します。


時間延長・待機児童解消/利用しやすい放課後児童クラブ

【放課後児童クラブの充実】

放課後児童クラブの開所時間を働く保護者が利用しやすい時間に延長するクラブを支援します。(平日は19時まで、夏休み等の長期休業時は、7時30分以前から開所するクラブが対象)

また、待機児童の解消を図るため、学校の空き教室等の活用や支援員の新規雇用による定員拡大等を行うクラブを支援します。

あわせて、放課後児童支援員等の人材確保を推進するため、資格取得機会の拡充や放課後児童支援スーパーバイザーによる助言、人材派遣会社等との連携等を実施します。


放課後児童クラブのイメージ画像


III.地域を守り、のばす

人口減少がいち早く進んできた中山間地域・離島と人口が集積した都市部が、共存・連携して共に発展する地域づくりを進めるとともに、それを支える社会基盤を整備します。


●中山間地域・離島の暮らしの確保/39億2100万円

持続可能な地域の仕組みづくり

【「小さな拠点づくり」の加速化】

人口規模の小さい複数の公民館エリアが連携して買い物や交通など住民生活に必要な機能・サービスの確保に取り組む地域をモデル地区に選定し、重点的に支援します。


●地域の経済的自立の促進/5億9100万円

新たな価値を生み出す商品と産地づくり

【スモール・ビジネスの育成】

中山間地域・離島の資源を活用して商品化しようとする事業者に対し、専門家による助言や講座の実施、取組への助成により支援します。

【農林水産業を基礎とした特色ある産地の育成】

マーケットインの視点から生産・販売の拡大と新たな担い手の安定的な確保がイメージできる産地ビジョンの策定を促進し、その実現に向けた取組を集中的に支援します。


●地域振興を支えるインフラの整備/132億7300万円

旧校舎等をリノベーション中山間地域に企業を誘致

【中山間地域等における企業の立地環境の整備】

市町村の使われなくなった学校や交流施設等を貸オフィス・貸工場として整備する取組を支援します。


IV.島根を創る人をふやす

自分たちの生まれ育った地域の価値について子どもの頃から学ぶ活動やUターン・Iターン支援により、島根に愛着と誇りを持ち、将来の島根を支える人をふやします。


●島根を愛する人づくり/10億9500万円

県内に魅力的な企業はある!県内学生への情報発信強化

【県内就職の促進】

県内大学と企業、県等がコンソーシアムを設立し、学生が地元企業を知る機会の創出やインターンシップの充実を図ります。


●新しい人の流れづくり/10億5200万円

都会にはない豊かさ・島根の暮らしや魅力を発信

【Uターン・Iターンの促進】

東京都・有楽町のふるさと回帰支援センターにブースを設け、首都圏における相談体制を強化します。

また、県外在住者が県内の企業等で短期の就業体験をする場合の滞在費等の支援や、県外在住の女子学生と県内企業を結びつける就職フェア等を実施します。


●女性活躍の推進/16億1400万円

男性の家事・育児参画と女性の活躍

【女性一人ひとりの希望に応じた就業や起業の実現に向けた支援】

ワンストップの就職相談窓口の相談員を増員します(西部1人→2人、東部2人)。また、資格や経験を活かした起業等を望む女性を対象にセミナーを開催します。

【男性の家事・育児・介護の分担の促進】

育児手帳の配布等を通じて、男性の積極的な育児参加を促進します。

また、夫婦の役割分担を話し合うきっかけづくりとして、新婚夫婦に対し「家事手帳」の配布や、男性のための介護のミニ講座を実施します。

【子育てと仕事の両立に向けた職場環境の整備】

「時間単位の有給休暇制度」「短時間勤務制度」等を導入する中小・小規模事業者等に奨励金を交付します。


本号の特集ページでは、島根県の令和2年度当初予算の一部を紹介しています。詳しくは島根県のホームページをご覧ください。

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