• 背景色 
  • 文字サイズ 

受け継ごう・島根の誇れる職人技

伝統建築や左官、造園、建具づくりなど、島根では全国に誇る素晴らしい技を持つ職人が活躍しています。その卓越した技能を短期間“弟子入り”して学ぶ就業体験に参加してみませんか。


大工・(有)森下コンストラクター(大田市)

在来工法建築・社寺建築ほか

森下孝明さんの写真
現代の名工・森下孝明さん


社寺を建築当時の工法で保存、修復する宮大工の森下孝明さん(大田市祖式町)。日本の伝統的な木造建築に用いられる技法「規矩術(きくじゅつ)」「木割(きわり)」に卓越し、業界の第一人者として認められている「現代の名工」です。

「社寺の建築は奥が深い。例えば寺なら、本堂や五重塔、多宝塔など建物の種類はさまざまで、宗派によって造りも違う」と森下さん。それぞれの木割を見極めて柱や桁、垂木(たるぎ)の適切な寸法を割り出します。「地形や周りの景色を考え、屋根の勾配のそりを強めることもある。しゃくし定規の木割じゃだめ」と言います。

中学卒業後すぐに大工として弟子入り。師匠に直接指導を受けるというより、その仕事ぶりを見て学びました。「やるからには社寺の仕事で日本一になりたい」と懸命に働き半世紀余り。「毎回毎回が初めての現場で勉強の日々。まだ経験がない五重塔も手掛けてみたい」と意欲は衰えません。

職人の数が減り後継者育成が必要となるなか、長男の和也さんも10年前に宮大工の世界に飛び込みました。「息子と一緒になって技術を極めてくれるような人材が現れてほしい」と就業体験の受け入れに名乗りを上げた森下さん。「最初から『宮大工になるぞ』ではなく、気楽に体験し、続けても良いかなと思えたら棟りょうを目指してくれれば」と体験者の背中を押します。


造園・(有)井谷賀造園(松江市)

個人宅、公共施設の樹木管理ほか

井谷賀造園の写真


技能を身につければ生涯仕事が続けられます。


造園・樋野造園(出雲市)

個人宅、公共施設の樹木管理ほか

樋野造園の写真


お客様の感謝の言葉にやりがいを感じます。


建具・舟木木工所(雲南市)

木製建具・家具製作、組子細工製作ほか

舟木清さんの写真
現代の名工・舟木清さん


失われつつある技法「組子細工」はやりがいがあります。


建築板金・(有)後藤板金(松江市)

社寺建造物の屋根・鬼板、一般住宅の屋根の板金工事ほか

後藤重夫さんの写真
現代の名工・後藤重夫さん


神社仏閣の銅板工事を多く手がける、県内では数少ない企業です。


島根で職人を目指しませんか?就業体験者を募集中!

「後世に残すべき島根の職人技」の後継者を育成するため、県内の事業所が就業体験者を受け入れています。対象は、若者や県内へのUIターンで就職を目指す方です。期間は3カ月~1年で、月12万円の助成金が給付されます。

受け入れ先事業所の詳細や最新情報は、県雇用政策課ホームページでご確認ください。


QRコード



●問い合わせ先
島根県技能士会連合会(TEL:0852・23・1707)
島根県雇用政策課(TEL:0852・22・5299)



お問い合わせ先

広聴広報課

島根県政策企画局広聴広報課
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地   
【電話】0852-22-5771
【FAX】0852-22-6025
【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp