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しまね通vol.4

各分野のプロフェッショナルが、ゆかりの深い島根について語ります。


「しまねの吉田くん」生みの親・FROGMANさん

フロッグマンさんの写真


フロッグマン

映画・ドラマの制作を経て、島根への移住と同時に映像クリエーターに。現在は制作会社「DLE」取締役CCO。代表作にアニメ「菅井君と家族石」「秘密結社鷹の爪」など。しまねコンテンツ産業振興アドバイザーや松江観光大使を務め、アニメに登場する「吉田くん」も「しまねSuper大使」として活躍中。東京都在住。


神々の国の不可思議さ

錦織良成監督の映画「白い船」(平成14年公開)の制作スタッフとして初めて島根を訪れました。僕の仕事はロケ先との交渉や撮影隊の宿泊先の確保などだったので、自然に地元の方と親しくなったんです。「島根に住みなよ」と誘われ、もともと歴史好きだったこともあって、撮影後に数年間、島根で暮らしました。

島根で一番ギョッとしたのは、黄泉比良坂(よもつひらさか)とか猪目洞窟(いのめどうくつ)とか、“あの世への入り口”なんていう場所が存在していたことです。全国各地で仕事をしましたが、神やあの世を身近なものとして受け入れる精神性には、他の地域で遭遇したことがありません。まさに“神々の国”。「怪談」を書いた小泉八雲も同じ思いだったんじゃないでしょうか。


自虐の裏に感じる誇り

島根で映像コンテンツの制作を始め、アニメ「秘密結社鷹の爪」ができたことは転機の一つでした。

島根の人が「場所が分からない県全国ワースト1位」と地元を語るように、アニメに自虐的な島根ネタを盛り込み、「島根自虐カレンダー」まで作りました。ただ、島根の人の言葉の裏には歴史や自然豊かな古里への誇りがあると感じますし、僕も「島根はすごい所だ」という思いを込めて発信しています。アニメから島根に興味を持ったファンもいて、移住してきた人もいました。

作品は島根でも楽しんでもらえ、旧吉田村出身という設定のキャラクター「吉田くん」は、県の「しまねSuper大使」に任命されて今年10周年を迎えました。いまでこそ自治体によるユニークな自虐PRは増えましたが、島根県と「鷹の爪」が、その先駆けになったと自負しています。


心に“刺さる”情報発信を

ほかに島根発のコンテンツとしては、松江城で壮大な“戦闘ごっこ”をする「鷹の爪団のSHIROZEME」も企画しました。松江城が実戦を意識して築かれた名城であることを、リアルに攻めて体感してもらえたんじゃないかと思います。JACEイベントアワード(日本イベント産業振興協会主催)の最優秀賞に選ばれたのは、自虐ネタと同様、人の心に“刺さる”情報発信になったからではないかと思います。

最近は石見地方に注目していて、津和野城や広浜鉄道の遺構は、スケールの大きさに圧倒されました。石見の特産品を使った「神楽めし」も魅力的で、PRすべきコンテンツだと感じています。

(談)


鷹の爪のキャラクターが自虐で島根をPRするカレンダーの画像
鷹の爪のキャラクターが自虐で島根をPRするカレンダー(c)DLE


「鷹の爪団のSHIROZEME」の様子写真
「鷹の爪団のSHIROZEME



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広報室

島根県広報部広報室
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