やりがいを感じ、いきいきと働き続けられる島根県内の魅力ある企業を紹介します。

精密薄物板金加工やパイプ加工、組立などを行う協栄金属工業（雲南市）。全国80社以上の取引先に、5千種類を超える金属部品を供給します。製造機械は120台以上あり、精密薄物板金加工業では山陰地方最大級です。

もともとは旧掛合町が地域の雇用対策として誘致した県外企業の工場でしたが、不況により閉鎖。「ふるさとにともった灯を消すな」を合言葉に地元企業や商店主らが出資し、昭和47年に今の会社が設立されました。

地域の雇用を守るという設立当初の理念は、今も受け継がれています。地元教育機関と連携し、インターンシップを積極的に受け入れ、厳しい環境にある中山間地域でも直近10年間で29人の新卒者を採用しました。職場環境や働き方を改善し、社員にとって「居心地のいい会社」を目指しています。

約80人の正社員のうち、18～29歳が34％、30～49歳は31％、50歳以上が35％。ベテラン社員が若手に溶接技術を教えるなど技術継承の体制が整っている。

ストレスチェック制度で職場環境の悪さが判明。暑さが仕事に影響していたため、建物の遮熱塗装や冷房設置で働きやすい環境を実現した。

_{星野広行（ほしのひろゆき）さん}

Q．1
入社のきっかけを教えてください。

A．1
中学生と高校生のときに職場体験で訪れました。いずれの時も優しく接してもらい、良い印象でした。もともと溶接の仕事をしたかったこともあり、入社を希望しました。

Q．2
どんな仕事をしていますか。

A．2
入社3年目でプレスの仕事をしています。上司は丁寧に教えてくれるので、それに応えて自分も頑張らないといけないという気持ちが強いです。

Q．3
将来の目標を教えてください。

A．3
この1年でフォークリフトや動力プレスなど4つの資格を取りました。今後は溶接などもっと多くの資格を取得したいです。仕事が楽しいので、いろんなことができるようになりたいですね。

●問い合わせ先
雇用政策課（TEL：0852・22・6562）