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しまねeyeVol.7

島根で活躍する人たちの「視点=eye」で語ってもらいます。


大久保一則(おおくぼかずのり)さん(川本町)

旧三江線でレールバイクを企画


大久保一則さんの写真


川本町観光協会の大久保一則さんは、旧三江線の線路を走るレールバイクの運営に携わっている。旧石見川本駅(川本町)で乗ることができるレールバイクは、自転車のようにペダルをこいで進む乗り物。ガタンゴトンと列車さながらの振動が心地よく、線路の感触が体に伝わってくると好評だ。

県外で働いていた大久保さんが川本町にUターンしたのは平成28年8月。その直後に三江線の廃止が発表された。それから約1年半、毎日のように駅のホームに立ち「再び訪れていただく日をお待ちしています」と乗客に呼び掛けた。

残された線路をなんとか生かして、町のにぎわいにつなげようと始めたのがレールバイクの乗車イベント。年々、車両の台数を増やして、走行区間も延伸し、イベントは軌道に乗り出した。また、町内の中高校生がスタッフとして参加し、子ども向けの遊びを企画してくれた。「しまね留学で来た県外出身の高校生も加わり、川本町の特色である世代を超えた厚いつながりが役立っている」と話す。

大久保さんは川本町に縁のある町外の人たちとの「つながり」も大切にしており、町外に住む知人に定期的にメッセージを送っている。心に残っているのは、「県外で働いていた時も、地元の先輩が気にかけてくれ嬉しかった」ことだ。「いろんな立場の人とつながり続け、町の未来のためにも一緒に活動を盛り上げていきたい」と古里への愛着を口にする。



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