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小さな拠点づくり

県土の約90%を占める中山間地域では、住民が皆で知恵を出し合い、地域の課題解決に取り組む「小さな拠点づくり」が進められています。


小さな拠点づくりのロゴマーク


住民全員で考え、団結して行動/志学(しがく)まちづくり協議会

(大田市志学地区)


参加者の笑顔が見られる「志学ほっといどばた」の写真
参加者の笑顔が見られる「志学ほっといどばた」


小中学生も参加の「未来会議」

三瓶山の麓に広がる大田市志学地区。高齢者の通いの場「志学ほっといどばた」の会場には多くの住民が集まり、歌を歌ったり、介護予防体操をしたりする、にぎやかな声が響きます。

この取り組みの計画や運営を行っているのが「志学まちづくり協議会」で、協議会には地区の全住民が参加しています。地域の将来についてざっくばらんに話し合う協議会の「志学未来会議」には、大人だけでなく地区の未来を担う小中学生も参加。子どもたちからは「自然や温泉を生かして移住者や観光客を呼び込んだらどうだろう」といった声もありました。

ワークショップなどを重ね、地域の10年、20年先を見据えた「まちづくり計画」を策定。未来会議での住民の意見は、計画の3つの柱「つながりと魅力をつくる」「定住と交流をつくる」「仕事と収入をつくる」としてまとめられました。


子どもや高齢者が集まる場

今年4月に始まった高齢者の通いの場「志学ほっといどばた」も、この計画によるもので、高齢者のつながりや介護予防などの場を作るための取り組みです。運営の中心となる担い手が見つかるだろうかと心配する声もありましたが、全住民が必要な取り組みだと認識していたおかげで、地域の中から運営スタッフを確保できました。今では週1回の通いの場が開かれています。

さらに、今年4月には小学校の空きスペースを活用して「SETにこにこ教室」もスタートしました。SETは、「S:志学の子が/E:笑顔になれる/T:ところ」という意味で、地域の子どもたちが安全・安心に過ごせる放課後の居場所づくりです。それまでは、子育て世代が地区外への引っ越しを考えるほど切実な問題だったことから、「若い人の定住には子どもを安心して預けられる場所が不可欠」と住民が発案。この取り組みに必要なボランティアスタッフも、多くの住民の参加を得ることができました。教室内の机や冷蔵庫、おもちゃの寄贈など、地域の協力により運営されています。


「SETにこにこ教室」で宿題をする児童の写真
「SETにこにこ教室」で宿題をする児童


資源活用して思い実現へ

志学まちづくり協議会の藤井好文会長は「地域を維持するためには、みんなで考えることが大切。住民の団結があってこそです」と、課題の共有と解決に向けた意志統一ができる今の体制に手応えを実感。今後は、地域資源の温泉を活用したイベントや特産品開発など、住民の思いが詰まった計画のさらなる実現を目指しています。


「小さな拠点づくり」をサポートしています

県では、「小さな拠点づくり」に向けて、先進事例を紹介したり話し合いの進め方を助言したりするなど、市町村の職員と連携して住民の皆さまをサポートしています。


志学地区の特徴

●2018年4月時点人口559人、高齢化率52%(2048年推計人口202人、高齢化率55%)
※しまねの郷づくり応援サイトより(2013年と2018年の年代別人口変動が今後も続いた場合の推計)

●人口減少と少子高齢化で集落の活力低下

●子育て世代の移住が少ない



地区内の各種団体を組み込んだ志学まちづくり協議会が中心となり、住民の意見が反映された「まちづくり計画」を策定して実行



●問い合わせ先
しまね暮らし推進課(TEL:0852・22・5065)

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