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深まる友好の絆〜島根県・寧夏回族自治区友好交流20周年〜

県と中国・寧夏回族(ねいかかいぞく)自治区は、平成5年に友好協定を締結して20周年を迎えました。
この20年間に県と同自治区の間では文化、教育・学術、経済の交流や草の根交流などさまざまな交流が生まれ、友好の絆はますます深まっています。

 

寧夏回族自治区で開かれた友好交流20周年の記念植樹をする小林淳一副知事=平成25年10月の画像
寧夏回族自治区で開かれた友好交流20周年の記念植樹をする小林淳一副知事=平成25年10月

 

 

中国北西部の寧夏回族自治区の画像

 

 

寧夏回族自治区と友好協定を締結した澄田信義前知事(右)=平成5年10月の画像
寧夏回族自治区と友好協定を締結した澄田信義前知事(右)=平成5年10月

 

西夏王国として繁栄


中国北西部の黄河中流域に位置する寧夏回族自治区の人口は島根県の人口の約9倍に当たる約650万人です。
総人口の約3割をイスラム教徒の「回族」が占め、中国の回族人口では最多です。
11〜13世紀にかけて西夏王国が置かれ、西夏王陵などの旧跡や長城、寺院、塔、モスク、石仏など多くの歴史遺産があります。


学術交流から友好交流へ


昭和60年に中国・中央民族学院の教授が島根大学に赴任し、昭和62年から島根大学農学部と中央民族学院、寧夏社会科学院で、
外国人としては初めて同自治区南部の地域開発に関する共同研究を行いました。
これが県と同自治区の交流のきっかけです。
その後、平成2年に県が松江市で開催した国際交流会議に、寧夏社会科学院などの研究者が参加して交流が生まれると訪問団の相互派遣に発展し、
平成5年10月に友好協定締結につながりました。


県民と同自治区人民の協同植林活動

 

手作業による苗木植林作業が進む砂漠地域=平成25年10月の画像
手作業による苗木植林作業が進む砂漠地域=平成25年10月

 

 

同自治区の砂漠化を防止するため、平成9年以降、県と同自治区政府が共同で同自治区霊武市バイジータンに友好林を造成しました。
以後、延べ1000名以上の県民が植林交流団として寧夏を訪問、植林を実施しました。
植林活動と同自治区森林管理局の管理により、現在までに砂漠地域46・5ヘクタール(東京ドーム約10個分の面積)が緑地化されました。

 

広がる交流

 

研修のため来県した同自治区の研修団の一行=平成25年10月の画像
研修のため来県した同自治区の研修団の一行=平成25年10月

 

 

交流は文化、教育・学術、経済などさまざまな分野に広がり、環境技術の協力も行われています。
昨年10月23日から10日間、同自治区水資源管理局の王景山副局長ら職員5人が来県し、河川の汚濁防止や水質浄化対策について研修しました。
中国政府の政策「西部大開発」で急速に経済発展している同自治区は環境悪化が懸念されており、
宍道湖や斐伊川などの水質浄化に取り組む県内の環境技術が役立てられています。

 


お問い合わせ先
文化国際課TEL0852・22・5019


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島根県政策企画局広聴広報課
〒690-8501
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【電話】0852-22-5771
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