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11月24日質問事項2

2.原子力防災訓練
○中国新聞:いいですか。先日あった原子力防災訓練のことでちょっとお聞きしたいんですけど、1日目の14日の初動対応訓練があった後に、広島県の湯崎知事が会見で、今後、島根県がさらに踏み込んで広島の避難所まで連携した訓練をされたいということであれば、もちろん我々は協力していきますというようなことを言ってるわけですね。ことしは実際には広島、岡山行ってないですか。
○溝口知事:聞いてます。
○中国新聞:聞かれてますか。そのことに対して受けとめは。
○溝口知事:それは、やりましょうと、これを相談しましょうと言ってあります。
○中国新聞:ことしもう終わったので、来年度、またされると思うんですけど、来年の訓練に向けては、広島にはどういうふうに声かけて連携していきたいと。
○溝口知事:そこら辺、よく相談して決めましょう。
○中国新聞:主な方向性としてはやっていきたいという。
○溝口知事:そうですね。
○中国新聞:当然、安来は岡山に行くんですか。
○溝口知事:それはありがたいことなので、広島のほうでどういう対応をしてくださるのか検証するという意味でも、いいことだと思います。
○中国新聞:岡山にも、雲南は広島ですけど、岡山に行く人もいるんで。
○溝口知事:そこら辺も知事会ベースで連絡していきます。
○中国新聞:繰り返しますけど、実際にやっぱりメニューとして取り入れていかないといけないなという意識はやっぱりあるということで。
○溝口知事:そうですね。
○中国新聞:わかりました。
○山陰中央新報:済みません、関連で。先ほどの今の質問なんですけども、やっぱり広域避難計画でそういう計画、広島でも協力してもらうということがうたってあるわけなんで、受け入れ先として実効性確保のためには必要なことだっていうふうな認識をお持ちだっていうことでよろしいんでしょうか。
○溝口知事:いいですね。
○山陰中央新報:それから、この前の訓練、湖陵の総合公園でぶら下がり、マスコミの、受けられましたけども、まだちょっと途中だったんで、あれも。実際終わって、一通り見られて、このあたりがちょっと課題として残ったとか、今後こういったことをしたいとかっていうのがもしあれば。
○溝口知事:今回の避難計画では、緊急速報を出しまして、まず県民の方々、住民の方々にこういう事態ですよというのをまず伝えるということをやったわけですね。相当程度のところには伝わりましたけども、電話機がない、ほかのところへ置いてると、開くまではわからないというふうなことがありますから、そこら辺を継続的にやるとか、実際は各市町村がスピーカーとかでやることにはなってますよ、メールでの連絡だけじゃなくて。それぞれ地域地域でありますから、そういう連絡網が。それでやっていくということもありますが、今回はそれはやってませんね。まずとりあえずメールでと。
外国人などは、機種が違ったりしますと、それから古いものをお持ちの方は通じないとかいったところはありますが、現実にはそれだけに頼るということじゃなくて、スピーカーによるあれなんかが、集落なんかに大体ありますからね、やっていくということになるでしょう。そういう検証なんかもやりますし、それからスクリーニングですね、あそこの場所は現実に使う場所でやりましたからね、ここではこういうことになるのかといったようなことがわかるわけですけども、ああいう排水をどういうふうに処理をするとか、そういう問題もあるでしょう、そんなようなことでありますね。
それから、19日の訓練の前に、14日に県の災害対策本部の機能を移転するということを、出雲へですね、やりましたけども、それにつきましても、今度行ったときの電話回線を確保しなくてはいけないとか、それはもともとわかってますけれども、そういうことをやっていくとか、いろんな課題はまだまだ残ってますから、さらにやっていきたいというふうに思います。
○山陰中央新報:来年以降のことになるんですけども、実際、再稼働がいつになるかはわかりませんけども、するまでにもうあと1回、2回ぐらいかなと個人的には思ってるんです。実際、ほかの原発なんかで、玄海とかでは地震とか、いわゆる今回、これまでの県の分というのは送電線事故という原発単体の事故を想定した分であって、要は地震とか道路がどうなるとか津波が来るとかっていう想定をしたものではないわけですよね。実際、原発事故というのは地震とかと複合する可能性が大いにあり得るわけで、来年以降、全面的に複合災害を想定するということは、多分考え出すと切りがないんですけども、ちょっと取り入れてみるとか、いろんな手段を試してみるというのが、いろんな想定をする上で必要だと思うんですが、本当に難しい宿題ではあるんですが、そのあたりはどう思いますか。
○溝口知事:それもよく考えなくてはいけないというふうに思ってますが、具体策はこれからですね。

 

○山陰中央新報:知事、済みません、福祉避難所の関係で、今回こうやって鳥取で地震が起きて、避難者はそんなに今回多くなかったんですけど、仮にやっぱり要支援者の方がいっぱい来たときに、県内の自治体の方、やっぱりなかなか対応は難しいという話があって、何かやっぱり隣県のところに広域的な避難するとか、あるいは人員を投入してもらったりとかということがあるといいなということをおっしゃってたんですけど、今後、隣県ということで鳥取県とそういった何か協定を結んだりとかっていう、何かお考えとか検討というのはないんでしょうか。
○溝口知事:それはいろんな災害の状況によっても違いますし、避難の一つとして原発で何かあったときっていうようなのを想定はされていますけども、地震となると、これはどういう範囲かというのははっきりしませんし、いずれにしても、地震の災害が起こるようなときにどうするかというと、もう30キロ圏内というような話じゃなくなりますわね。そこは包括的な連携の関係をきちっとしていくということじゃないかと思いますね、事態によって対応が全然違ってまいりますから。
○山陰中央新報:そこら辺は鳥取県さんと、また新たにお話、検討するようなお考えというのは。
○溝口知事:それはもう、随時やります。

○中国新聞:知事、原子力防災訓練の話に戻るんですけども、先ほど話題になった広島県への避難であったり、あとは事故想定として複合災害を想定するということであったり、これらが今までの福島の事故から5回目ですね、今回で。その過程の中でされてこなかったというのはどういう事情があるんでしょうか。
○溝口知事:それは、まずできることからやらなきゃいかんということがあるでしょうね。それから、それは断層があって地震が起きて、そのために問題が生ずるということもあるでしょうし、あるいは機械装置の不具合によって起こるということもあるでしょうしね、いろんな課題がありますが、起きたという前提でやりましょうという考えだったわけですね。そこまでまだ行ってないということです。
○中国新聞:この5回、想定だけとってみても、基本的に送電線事故で原発の、原子炉の冷却機能がなくなるという想定をずっと繰り返してるわけですけど、その間に当然いろいろな精度も高まったと思いますし、まだまだ課題のところもあると思いますけど、そうした中でさらに進めていくために県がやらなきゃいけない負担というんですかね、人とかお金とか時間とかも含めて、そういうのに対応できる体制というのは、例えば来年度やるとしても、整ってるって言えるんでしょうか。
○溝口知事:それは前提の置き方によりますね。整ってるかどうかは別として。
○中国新聞:現状は十分できているんですね。地震とかはないということですけど。
○溝口知事:地震が起きて道路が使えないという状況は余り想定してないですね。
○中国新聞:あと、広島のほうなんですけども、これまでもなかなかやりたくてもできなかったみたいなところは、やっぱりそれは両県の調整の問題なんですかね、一番大きなのは。
○溝口知事:まあそんな深い話じゃなかったと思いますけど、湯崎知事が言われたのは。
○中国新聞:どういうところが問題で、今まで広島に実際行きますということができてなかったんでしょうか。
○溝口知事:いや、問題じゃなくて、そこまでまだ訓練が行ってなかったということだと思いますよ。そんな複雑なあれがあったわけじゃないです。
○中国新聞:じゃあ、それはクリアしようと思えば簡単に。
○溝口知事:できると思います。
○中国新聞:できるものなんですね。
○溝口知事:はい。ただ、広島県のほうでも避難先の人々も参加をするというあれがないと、うまく回っていきませんわね。そこはまだやってないと思います。
○中国新聞:それは島根県としては広島県のほうから向こうの人に訓練お願いしますということを言ってもらう……。
○溝口知事:それを湯崎知事を通じてやるということになりますわね。我々が直接やるということではない。
○中国新聞:でも、それはもう協定とかもあるんで、十分理解は得られているということですよね。
○溝口知事:そこが我々はわからないわけです。だから湯崎知事はやるとおっしゃってくださっているわけですから、そのときには避難先にも参加をしてもらうとか、そこら辺どうなるかはまだ聞いてませんけどね。
○中国新聞:でも、声かけすればやりますよということですから……。
○溝口知事:だと思いますね。
○中国新聞:それに乗っかれれば、それにこしたことはないと。


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