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9月9日質問事項8

8合区
○山陰中央新報:知事、済みません、昨日、自民党の島根県連が合区解消に向けて意見書の決議を県議会とか県内の全19市町村に働きかけることを決めたんですけども、知事はかねてからずっと合区は解消しなきゃいけないって言っていて、今回の自民党島根県連の動きというのをどう受けとめていらっしゃいますか。
○溝口知事:いいことだと思いますね。
○山陰中央新報:で、一つ狙いとして、この島根発の動きを、合区これからなっていくような懸念のあるところもありますから、そういうところも全国的に広げていきたいというような狙いもあるんですけれども。
○溝口知事:合区はもう知事会で要望していますからね。選挙法の附則に見直すという規定がありますから、知事会としてその規定に基づいてきちっとやってほしいという申し入れをしております。
それから、島根の出身の国会議員の方々も、取り組んでいくということでやっておられますから、そういう流れの中で私どももやっていきたいというふうに思います。
○山陰中央新報:今回も島根発の動きが全国に広がっていくということを期待されますか。
○溝口知事:それはいいんじゃないですか。ただ、要するに各県も、合区をされてないところなどに広がっていくというようなことになれば、それはもっといいでしょうけれどもね。
○山陰中央新報:これから人口がどんどん都市部に流出していったら、地方から、その合区に拡大していく懸念もあるので、そういう今回合区対象になった島根、徳島、鳥取、高知か、だけじゃなくて、そういうところにも広げていきたいというような考えがあるみたいなんですけども、やっぱりそういうところに広がっていく今回の動きがというのは、期待なさっているということでしょうか。
○溝口知事:そうですね。
○山陰中央新報:で、知事としては、改めて合区になった場合、その弊害というのはどういうとこにあるかというのを。
○溝口知事:弊害は、私は前から言っていますのは、合区になると参議院ですと鳥取・島根を代表する人が1人しかいませんね。ところが、地方の行政というのは、長年都道府県行政ということで来ていますから、いろんな行政のやり方も県ごとに違い得るわけです。だから違い得るような問題について、2県から選ばれた1人の議員は、一方の立場だけで働くわけにいきませんから、意見ができないという問題が起こると。つまり、そういう問題については、要するに両県を代表する者がいなくなるという不公平が新たに起こると。そういう不公平な制度はおかしいじゃないかと、直すべきだということを言っているわけです。それはもう知事会などで何度も言っていますし、知事会の検討委員会ができましたけども、その場でも申し上げたりしていますね。
それからもう一つ、いろんなことを言っていますのは、どういう切り方をしても、何というか、代表する人数が違ってくるんですね。例えば、たしか新潟ぐらいが、参議院で、2人区の一番人口の大きいところです。その上が京都ぐらいになるんです。京都と新潟はそんなに人口が違わないわけですよ。人口違わないのに、京都へ行くと代表が4人になって倍になっちゃうわけだ。何が公平なのかというのをもうちょっとよく勉強しなきゃいかんのじゃないかというようなことも私は言っていますけども。
いずれにしても、合区というのは決め方ですから、憲法改正しないとできないのかどうかという問題はありますが、いろんな論議の中で合理的だという案をつくって、もう一回いけないと、こういうことになれば憲法改正をするとかね、そういうような柔軟なやり方でいいんではないかと私は考えていまして、そういうことをいろんな機会に言っております。
○山陰中央新報:知事として、今後合区解消に向けてどう動いていかれるおつもりですか。
○溝口知事:やはり知事会としてやっていくということが一番大事ですね。それから、県内の国会議員の方々はよく承知をして、自民党内でやっておられますね。我々もそういう知事会なんかの動きをお伝えしたりしております。
○山陰中央テレビ:知事はかねて合区解消に向けて一つの案として、都市部の議員の数をふやすことも一つの策という話をされていると思うんですけども、やはりそれも一つの案として今もお考えでいらっしゃいますか。
○溝口知事:そこら辺はいろんなやり方があるでしょうから。
○山陰中央テレビ:私はそれ結構いいんじゃないかなと個人的には思うんですが、やっぱり単純に計算した場合に、やっぱり都市部で多くして、そのほうが何かいいかなと。今、憲法という話もされましたが。
○溝口知事:参議院の場合は、地域代表だけではない面がありますしね。
○朝日新聞:合区代表で青木さんが選ばれて2カ月ぐらいたちますけど、何か実害みたいなことってあるんですか、県代表がいなくなったことによる。
○溝口知事:何が実害かということは、そんなにすぐ出るわけじゃないですよ。ただ、要するに考え方が不公平だと、こういうことですね。そういう理念の問題ですね。
 


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