１．生前退位
○山陰中央新報：知事、済みません。先般、天皇陛下が御自身のいわゆるお気持ちというのをビデオメッセージで表明されたんですけども、それを恐らくごらんになられたと思いますが、見られた率直な感想をお願いします。
○溝口知事：陛下がテレビ等を通じまして国民に向かってこうした問題についてお話をするというのは、初めてのことですね。私もテレビで見ましたけど、政府におかれまして、この陛下のお考えに対しまして、安倍総理は重く受けとめてると、こう言っておられますね。陛下の御公務のあり方については、天皇陛下の御年齢、御公務の負担の現状を考えてみるとき、天皇陛下の御心労に思いをいたし、どういうことができるのか、しっかり考えていかなければならないと言っておられますね。それから、衆議院、参議院の議長も似たようなことを言っておりますけども、皆さん同じような考えが多いんだろうと思いますよ。私もそういう考えでありますが、いずれにしましても国民の声もよくお聞きになって、適切に政府、あるいは国会において対応されることを期待をしております。
○山陰中央新報：いわゆる生前で位を退位されるというような報道もありますが、そういった形が過去にはあったわけですけども、今は皇室典範上できないということになってますが、それをしてもいいかどうかというのは、知事はどう思われますか。８２歳という年齢で、知事よりも大分上ですが。
○溝口知事：そこら辺は我々が申し上げることじゃありませんね。やはり国民、いろんな意見といいますか、大方の方はこのお気持ちを察しておられると思いますけども、大事な問題でありますから、政府、国会において適切に対応されるというふうに思いますから、それを我々としてはよく見守っていくということではないでしょうか。