１３ＥＭ菌
○ＮＨＫ：知事、済みません、ちょっとまたお話変わるんですけども、島根県の議会の中でも過去にちょっと話に上ったことなんですけれども、ＥＭ菌という、いろんな有用な菌が入ったものを何か農業資材とかいろんなものに活用しようという動きが結構全国であったりして、一方で、それに対して、本当にそれが効果があるのかとかっていう批判の声が最近結構見られるんですけども、そのＥＭ菌というのを利用推進している団体が近年、海の日に全国の海とか河川にそのＥＭ菌という菌が入った土の団子を投げ込んだりするという、本人たちはそれが環境にいいというふうに信じてやってるんですけども、科学的にはそのエビデンスはしっかりしたものはなくて、むしろ、そういったことはしないでほしいというふうに言ってる県もあったりするんですけれども、効果がはっきりしないし、かえって河川の汚濁とかにつながるかもしれないということで。
平成２７年にも海の日にそういった団体が河川や海に団子を投げ込むという行為をやっておりまして、それで、その団体が発表した２７年度の実績を見ますと、島根県でも相当な団体が参加して、そういったイベントをやっているんです。
ことしも呼びかけしていて、島根県内での実績はまだちょっとよくわからないんですけども、去年の実績を見ると、恐らく参加してた団体もあるのかなと。高津川とか益田のほうとかの川でそういった活動をしておられる方々もいらっしゃって、本人は恐らく善意であるんですけれども、ちょっとそういうのが全国的に広がっておられるんですけども、そのＥＭ菌とかの入った団子、土の団子みたいなものを河川に投入するということについて、例えば県として指導といいますか、その調査とか、何かされる考えはございますでしょうか。
○溝口知事：それは、状況をよく聞いて対応しなきゃいかんと思いますけれども、河川の管理は県管理のものが多分多いでしょう。あるいは国かもしれませんが、実態をよく聞きまして、どういう対応が必要なのか考えてまいります。
○ＮＨＫ：はい、わかりました。
○溝口知事：よろしいですか。